ヒゲナガカワトビケラ
Stenopsyche marmorata Navas
トビケラ目 ヒゲナガカワトビケラ科 ヒガナガカワトビケラ属 

●体の特徴・生活の様子 

体長4cmほどまで成長します。
頭は細長く斑紋がたくさんあります。
河川の上流から下流の瀬で見つかります。
石の隙間に巣をつくり、網をはって流れてくるデトリタス(藻類や葉っぱのクズなど)を食べます。 兵庫県では、広く分布することが知られています。


【専門的に・・・】
上流から中流部にかけて生息。中流の瀬で見られる代表的な水生昆虫です。 幼虫の体長は約4cm、成虫の前翅長は約4cm程度と大形のトビケラです。 幼虫は前胸(胸の部分の一番前)だけがキチン版で覆われています。近縁種のチャバネヒゲナガカワトビケラ Stenopsyche sauteri Ulmer とは、前胸側面の第1突起が第2突起より長いこと、頭部背面に額頭楯 正中線上に黒色斑紋があることから見分けることができる。
成虫の触角は長く、翅の長さの1.5倍に相当し、雄のほうが雌より長い。 大形で特徴の有る翅の模様を持つことより、他のトビケラと混同することは少ない。


よく似ている種類
チャバネヒゲナガカワトビケラ

●環境とのかかわり
ややきれいな水の指標となります。
その他の写真

幼虫
頭部

成虫
前肢