ナガミズムシ
Hesperocorixa mandshurica (Jaczewski)
半翅目 ミズムシ科 ミズムシ亜科 ツヤミズムシ族

●体の特徴・生活の様子 

体は細長く、大きい目をしています。
へら状の長い後ろ足で、上手に泳ぎます。
植物が生えている場所に多く生息しています。


【専門的に・・・】
体長は2〜10mmです。体型はやや偏平で、前脚の先端はへら状になりますが、種の同定は困難です。 一般に池沼・水田などの止水に生息し、河川では水際などの流れのない部分に見られます。 特に、挺水植物の多い池や沼にすみます。春から夏にかけて幼虫が出現します。 産地は局所的であり、地方によっては産地数が激減しています。環境省RDBの順絶滅危惧種類に指定されています。 ミズムシ科の仲間は、日本では22種が確認されています。 オス・メスともに発音する種が多いのが特徴です。 兵庫県ではホッケミズムシ・オオミズムシ・ナガミズムシ・ミヤケミズムシの4種の生息が確認されています(市川、2000)。

よく似ている種類
その他のミズムシの仲間
マツモムシ

●環境とのかかわり
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その他の写真
幼虫