クロヒメガガンボ属の一種
Hexatonomi
双翅目 ガガンボ科 クロヒメガガンボ属

●体の特徴・生活の様子  

歩環帯や原脚はなく,体表には微細な毛があって,網様の光沢が見られます。頭函は退化が著しく,4本の棒になっています。小顎の剣状部が長く,前端から角のようにつきでています。大顎は先がするどくとがり,なかほどに2〜3個の歯をつけています。下唇は一般にキチン化していません。 呼吸盤の肉質突起は4個で,黒色の条線があります。これら4個のうち,腹方の1対が背方の1対より長い。 肉質突起には,また,長毛を列生していていますが,最も長い毛の長さが,肉質突起の長さをわずかにこえる程度のもの(Eriocera sp. EB)と,肉質突起の長さの2〜3倍に及ぶもの(Eriocera sp. ED)とがあります。
河川の砂礫底部に生息しています。

●環境とのかかわり
環境省が定めている水質指標では、「」に生息する種類となっています。
その他の写真

 

頭部
頭函
尾端突起
尾端側面
尾端