キブネヒメアミカ
Philorus kibunensis Kitakami
双翅目 アミカ科 ヒメアミカ属

●体の特徴・生活の様子 

背棘の長さは基部直径の4〜5倍またはそれ以上。体長10〜13mm。触角の長さは第1体節の1/5。第1〜6腹節には6個,第7腹節には4個,第8腹節には2個の長大な背棘があります。触毛肢は分岐し,背方の分岐は大きく,主分枝より長く,上方へ曲がっています。体の後端は半円形で,退化した尾肢が腹面にあります。
蛹の体長7.5〜9.5mm。幅4.2〜5.8mm。中胸前半部と,後半部のX字状部分に顆粒がある。本種はトゲヤマトアミカやトクナガヤマトアミカとよく似ており,ともにハリネズミの様な形をしていますが,背紋,成熟幼虫の体長,触毛肢の形等で区別できます。


注)分布図:
ヒメアミカ属
●環境とのかかわり
環境省が定めている水質指標では、「きれいな水」に生息する種類となっています。
その他の写真

頭部背面

側面
尾端腹面
触毛肢