ゲンジボタル
Luciora cruciata Motschulsky
コウチュウ目 ホタル科 ホタル属

●体の特徴・生活の様子 

イモムシ型。
上流域から中流域の、きれいな小川などに生息しています。
体の黄色い斑紋、お腹から肢の様な突起が伸びることが特徴です。
カワニナを食べて成長します。
羽化時期:5月下旬〜6月中旬の年1回

【専門的に・・・】
比較的清冽な河川に生息し、幼虫はカワニナを捕食し溶かして食べます。終齢まで成長すると、岸や土手にもぐり、土の中で 繭室をつくり蛹になり、5月下旬〜6月中旬に羽化します。生息地では夏季にはすでに小さな幼虫を見ることができます。
ホタル科は、日本から9属40種あまり記録があるが、幼虫が水生の種類はゲンジボタル Luciora cruciata Motschylsky、 ヘイケボタル Luciora lateralis Motschulsky、クメジマボタル Luciora owadai M. Sato et Kimura の3種のみです。

よく似ている種類
ヘイケボタル
クメジマホタル
ヒメボタル (成虫)

●環境とのかかわり
環境省が定めている水質指標では、「少しきたない水」に生息する種類となっています。
その他の写真

成虫