体は平たく、石の上をすべる様に移動します。
尾は3本で、体色は薄く、胸に黒色の斑紋がたくさんあることが特徴です。
源流域の淵に生息します。
幼虫は、石の表面の藻類を食べています。
【専門的に・・・】
本種に当てられた和名は、トラタニガワカゲロウとマダラタニガワカゲロウの両方が命名されていましたが(御勢, 1979c)、 御勢(1965)によって、はじめに使用されたトラタニガワカゲロウが使用されることになりました(Ishiwata,
2001)。
本種の幼虫は頭部前縁に白色丸班紋はなく、体色が薄く胸部および腹部に黒褐色〜黒色のまだら状の斑紋が広がり、
各肢腿節に4本の帯状の斑紋(基部および先端 部の斑紋がしばしば不明瞭)があるのが特徴です(今西,1940)。
本種はこれらの特徴によって本属の他種から区別されています。
本種の幼虫は、しばしばガガンボカゲロウ Dipteromimus tipuliformis McLachlan と共存しています。
よく似ている種類
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