セスジミヤマタニガワカゲロウ
Cinygmula dorsalis (Imanishi)
カゲロウ目 ヒラタカゲロウ科 ミヤマタニガワカゲロウ属

●体の特徴・生活の様子

体は平らで、石の上をすべるように移動します。
詳しい生活様式はあまり分っていません。
羽化時期:4月下旬〜6月上旬の年1回


【専門的に・・・】
本種は千葉県で初記録されました。本種については以下の特徴が知られています (Imanishi, 1935)。
幼虫では、1) 一般に頭部から腹部の中はどにかけて白色の帯が走る、2) 鰓は腹節に葉状鰓のみ存在し、糸状鰓はない。 成虫では、 1) 雄の左右の複眼が大きく離れる、 2) 前翅前縁部の横脈が緑色に縁取られる、 3) 交尾器が左右に分離するが不完全で中央の大部分が接し、左右のtitilatorは1〜2対ある、 4) 成虫の胸部において、BS1には縦方向の狭い稜線はない。

よく似ている種類
その他、ミヤマタニガワカゲロウ属数種

●環境とのかかわり
環境省が定めている水質指標では、「きれいな水」に生息する種類となっています。
その他の写真

幼虫
えら

成虫