体は平たく、石の上をすべる様に移動します。
幼虫は、石の表面の藻類を食べます。
尾は3本で、体は黒っぽく、斑紋はありません。
山地渓流の上流域に生息し、流れが緩く、水深の浅い場所で見つかります。
【専門的に・・・】
本種の幼虫は本属のうちでも比較的大型であり、体長15mmに達する個体もあること、頭部背面に斑紋がないことなどが知られています。
御勢(1979c)の検索においても、頭部背面に斑紋がないという特徴が幼虫の種の検索キーとして使用されていました。
しかし、未記載の大型種で頭部背面に斑紋もたないタニガワカゲロウが存在し、この特徴が種を区別する有効な特徴ではないということから、
石綿(2001) は、本種幼虫の第7腹節上に細長い葉状鰓をもつという本種特有な形態的特徴を指摘しました。
よく似ている種類
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