キハダヒラタカゲロウ
Heptagenia kihada Matsubara
カゲロウ目 ヒラタカゲロウ科 キハダカゲロウ属

●体の特徴・生活の様子

平たい体で、石の表面をすべるように動きます。
尾は3本で、糸のようなエラを持ちます。
湧水や細流に生息し、落ち葉のすきまや石底で見つかります。
羽化時期:5月上旬〜6月上旬の年1回


【専門的に・・・】
本種の幼虫は、糸状鰓が第1〜6腹節にあるという特徴があり、これによって同属の他種から区別できます(今西, 1940)。また、第1腹節上の葉状鰓は糸状鰓より大きく、第1〜6腹節上の葉状鰓はほぼ同形で先端が鋭く尖り、 第7腹節上の葉状鰓は先端が尖らず細長いという特徴があることが判明しました。 これらの特徴によって同属の他種から区別できます。
 成虫は、陰茎が左右に大きく広がらず膨らむ程度であり、その先端には1対の肉質突起,中央部には1対の刺があるという特徴から、 同属の他種から区別できます(御勢, 1979)。

よく似ている種類
ムナグロキハダヒラタカゲロウ

●環境とのかかわり
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