キブネタニガワカゲロウ
Ecdyonurus kibunensis Imanishi
カゲロウ目 ヒラタカゲロウ科 タニガワカゲロウ属

●体の特徴・生活の様子

頭部の前側に、白色の丸い斑紋を2つもつことが特徴です。
体は平たく、石の上をすべるように移動します。
上流域の石の下に生息しています。
幼虫は、石の表面などに着いた藻類を食べています。
羽化時期:初夏で年1回


【専門的に・・・】
本種は小型(体長は8mm以下)のタニガワカゲロウで、幼虫の頭部前縁に2個の白色丸班紋をもちます(今西,1940)。 しかし、頭部前縁やほかの 各部位の斑紋に類似した特徴をもつ未記載種や記載されており、区別がつかない種が多いことから、 幼虫における種の同定は難しい。
 成虫の同定は比較的容易で、陰茎の刺は背面に一対,腹面に二対あることが特徴です。 また、第1〜7腹節背面後縁中央部および雄の腿節先端から中央部、第1付節にアシグロヒメタニガワカゲロウのような 明瞭な黒褐色の斑紋はありません。

よく似ている種類
その他、未記載種

●環境とのかかわり
その他の写真

幼虫
頭部

幼虫
腹端