ガガンボカゲロウ
Dipteromimus tipuliformis McLachlan
カゲロウ目 ガガンボカゲロウ科 ガガンボカゲロウ属

●体の特徴・生活の様子 

源流域の泥の溜まった水溜まりや、淵の石上で見つかります。
カゲロウ類の中では大きく、体長2cmまで成長します。
近づいても逃げないため、簡単に捕まえれます。
兵庫県では比較的標高のある渓流で見られます。
羽化時期:5月下旬〜10月


【専門的に・・・】
日本特産で1科1属1種よりなります。
本種の幼虫は、カゲロウ類の中では大きく、体長2cmまで成長します。 本流では採集されることは少なく、源流域の崖下の流れのある泥の溜まった水溜まりや、淵の岩面や石上に生息しています。 静止していることが多く、近づいても逃げないため簡単に捕まえられます。 個体数の増減はありますが、幼虫はほとんど1年中見られ、初夏には終令幼虫が多くなります。 石綿(2001)は,本科幼虫の科の検索において鰓の側縁がキチン化しないという特徴を記していますが、本科幼虫の鰓の側縁はキチン化する ことが判明しました。
 成虫は、渓流に沿った低草木の葉の表面に点々と見つかります。

よく似た種類
なし

●環境とのかかわり

 

その他の写真

幼虫
背側面

幼虫
頭部背面

幼虫
えら

成虫