館外シンポジウム「Where Culture Meets Nature ~日本文化を育んだ自然をいかに魅せるか~」
「Where Culture Meets Nature ~日本文化を育んだ自然をいかに魅せるか~」の開催
*当シンポジウムは予定どおり開催する予定です。文末の留意点をご覧の上、ご参加ください。
1 主旨
自然史レガシー継承・発信実行委員会は、平成28年度より4年間にわたり実施してきた館外企画展示「Where Culture Meets Nature ~日本文化を育んだ自然」の成果を振り返り、今後の自然史資料の保全と活用に関する議論を深めるためのシンポジウムを以下のとおり開催します。
日本の文化は、人と自然の間に伝統技術が介在することで豊かな発展を遂げてきました。豊かな自然を礎に育まれた文化の結晶ともいえる歴史的建造物・ユニークベニューを活用することで、科学の細分化によって分離してしまった自然史や歴史・人文・民俗を再び融合させることで先人たちが培ってきた文化を再発見出来るだけでなく、これまでにない価値を見い出し、新しい文化を育める可能性があります。本シンポジウムでは、平成28年度より4年間にわたり実施してきた歴史的建造物を活かした自然史標本のこれまでにない価値を表現する展示実験や先進的な取り組みを振り返るとともに、これからの日本に求められる文理融合型の価値創造の在り方を探ります。
招待講演者として、博物館の分野とは違った視点から、文化と自然の共生について、伝統工芸と新しい現代技術や発想のもと、各所で活躍されているお二人の匠をお招きして、新しいスタイルでの発信や活用について話題提供していただきます。また、1部では、令和元年度に京都市で開催された国際博物館会議(ICOM)での自然史系博物館の取り組みについて報告していただき、今後の自然史系博物館の在り方について議論します。
2 開催情報
(1) 主 催:自然史レガシー継承・発信実行委員会
(2) 共 催:特定非営利活動法人西日本自然史系博物館ネットワーク、小規模ミュージアムネットワーク
(3) 場 所:京都国立博物館 平成知新館ホール
(4) 開催日:令和2年2月24日(祝・月)
1部 10時30分~12時00分
2部 13時00分~17時00分
(5) 参加費:無料(参加者は京都国立博物館への入館料が必要)
(6) 申込み方法:兵庫県立人と自然の博物館までメール、ファックスでお申込みください。(下記参照)
3 内容
【1部】<レガシー事業とICOM報告会>
・開会あいさつ
・報告1 10:30~10:50
「小規模ミュージアムネットワークとICOM京都大会」
坂本昇 (伊丹市昆虫館 学芸員)
・報告2 10:50~11:10
「地域の博物館との連携協働から見えた成果と課題」
濱村伸治(国立科学博物館 連携推進・学習センター)
・報告3 11:10~11:30
「ICOM京都大会をふまえた自然史博物館がめざすべき未来」
佐久間大輔(大阪市立自然史博物館)
・意見交換 11:30~12:00
司会:亀田佳代子(琵琶湖博物館)
【2部】
・開会あいさつ 13:00~
中瀬勲(自然史レガシー継承・発信実行委員会)
・講演1 13:10~13:50
「Where Culture Meets Nature ~日本文化を育んだ自然展」成果と課題
三橋弘宗(兵庫県立人と自然の博物館 主任研究員)
・講演2 13:50~14:30
「センス・オブ・ワンダーと対話が鍵となる、大学や市民との協働」
稲庭彩和子(都美術館)
<休憩> ~14:50
・講演3 14:50~15:30
「茅が生み出す新しい伝統」
相良育弥(茅葺き職人、淡河茅葺き屋根保存会「くさかんむり」代表)
・講演4 15:30~16:10
「植物から生まれる日本の色」
吉岡更紗(よしおか工房)
・総合討論 16:10~16:55
司会:林光武(栃木県立博物館)
4 受付
・締 切:令和2年2月20日(木)
・申込先:兵庫県立人と自然の博物館 レガシー事業係
※名前、住所、連絡先、所属をご記入の上、
メール(legacy@hitohaku.jp)、ファックス(079-559-2033)でお申込みください。
5 担当
兵庫県立人と自然の博物館 自然環境マネジメント研究部 主任研究員 三橋弘宗
【お申込み・参加予定の皆様へ】 コロナウイルス対策を含む対応について
このたびは、2月24日(月・休)に開催の「Where Culture Meets Nature ~日本文化を育んだ自然をいかに魅せるか~」にお申し込み下さり誠にありがとうございます。
ご来場にあたっての注意事項のご案内です。新型コロナウイルス感染症が懸念されておりますが、現時点では厚生労働省の感染対策に従い、感染予防に留意しながらシンポジウムをおこなう予定です。
ただし、演者が所属する職場の判断、あるいは個人の判断で参加できない場合がございますので、予めご了承ください。
【新型コロナウイルスの感染対策について】
シンポジウム開催にあたっては参加者の皆さまの安全面を考慮し、下記の対応を行います。
・京都国立博物館入り口、シンポジウム会場入口では消毒用アルコールを用意しております。入場の際にこまめな手指の消毒をお願い致します。
・国内感染状況の変化により、当局や会場管理者によりシンポジウム中止が要請された場合、また感染拡大が顕著であると判断された場合は中止する可能性があります。その場合はメール、HP等で中止のご連絡を行いますのでご了承下さい。
〇重要: 聴講者の皆さまには下記の対応をお願いいたします。
・咳・発熱などの症状がある方、体調に不安のある方、シンポジウム開催前2週間以内に中国渡航歴のある方、同様に新型コロナウイルス感染者や感染の疑いが高い方々に濃厚接触のあった方はご参加をご遠慮ください。
・会場では手洗い、咳エチケット(マスクを着用する)などの一般的な感染症対策に努めてください。会場ではマスクの着用を推奨します。
・スタッフがマスク着用で応対することがあることをご了承ください。
【参考リンク先】
厚生労働省
https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/0000164708_00001.html
一般社団法人日本感染症学会
http://www.kansensho.or.jp/modules/topics/index.php?content_id=31
【会場についてのご案内】
・入場には京都国立博物館の観覧料が必要ですのでご用意ください(シンポジウム参加は無料)。
観覧料の詳細は下記を参照ください。
https://www.kyohaku.go.jp/jp/riyou/guide/index.html
・シンポジウム会場入口に受付を設けておりますので、来場の際にはお立ち寄りください。配布資料をお渡しします。
・博物館内のレストランとカフェは収容人数に限りがございます。京都国立博物館付近の飲食店やコンビニ等のご利用もご検討ください。なお、平成新知館内では飲食禁止となっておりますので、ご注意ください。
・ゴミはお持ち帰りください。