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トピックス展

 「古絵図とボーリングデータから探る大阪湾」 3階トピックス展示コーナー  終了しました

期間 平成25年11月9日(土)~平成26年1月5日(日)
内容

近年、篠山市教育委員会所蔵の篠山藩青山家文書から、17世紀後半の大阪湾岸や淀川河口部を描いた絵図群が発見されました。これらは、青山家初代宗俊が1662~1678年まで大阪城代を担っていた時期に収集されたと考えられ、近世前期の大阪湾周辺の環境をうかがい知る貴重な資料として注目されています。今回のトピックス展では、絵図から読み取れる新田開発や浅海域の状況に加えて、施設建設時等に得られるボーリングコアの含有物から推定した当時の地形断面などをご紹介します。

おもな展示物:
ボーリングコア見本一式
古絵図の部分拡大パネル

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大坂川口絵図 (1670年)

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大坂伏見屋七郎右衛門 ・永野屋
  久右衛門新田絵図 (1675年)

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ボーリングコア

兵庫県立人と自然の博物館  
〒669-1546  三田市弥生が丘6丁目
TEL(079)559-2001(代表)

自然・環境マネジメント研究部 
研究員 上田萌子

 

「兵庫のヘビ」 3階トピックス展示コーナー  終了しました

期間 平成25年9月7日(土)~11月4日(月・祝)

snake.jpg希少種シロマダラが、野外でニホントカゲを捕食している極めて貴重な写真

(鳥海結子氏 提供)

内容

  現在、世界には23科630属3400種あまりのヘビが知られています。

 わが国には6科20属39種5亜種が在来分布しており、うち兵庫県からはジムグリ、アオダイショウ、シマヘビ、シロマダラ、ヒバカリ、ヤマカガシ、タカチホヘビ、 ニホンマムシの3科7属8種が報告されています。

 今回、これら兵庫県のヘビの全種について液浸標本を展示するとともに、その珍しい暮らしぶりなどに関する知見についても紹介します。

おもな展示物:
兵庫県のヘビの液浸標本計22点
それぞれの種を識別するための特徴を記した検索表(配布)

兵庫県立人と自然の博物館  
〒669-1546  三田市弥生が丘6丁目
TEL(079)559-2001(代表)

自然・環境評価研究も部   
主任研究員  太田英利


  「武庫川上流の魚たち」 3階トピックスコーナにて展示     終了しました

期間 平成25年6月9日(日)~9月1日(日) photo1_0608.JPGphoto2_0608.JPG
内容

三田市から上流の武庫川は傾斜が緩やかで標高も200m程度と低い。ここには日本のほとんどの河川が開発により失ってしまった下流域の河川環境がミニチュア版として奇跡的に残されている。この環境にあわせ、カタハガイ・トンガリササノハガイなどの二枚貝が砂泥底から抽水植物マコモの根元の礫にかけて住み、これら二枚貝を産卵場所とする、淡水魚アブラボテ・シロヒレタビラ・カネヒラなど兵庫県で絶滅が心配されるタナゴ類が数多く住んでいる。 さらに本来下流域の流れの緩やかなやや深い場所に住むイトモロコ・ズナガニゴイ・コイ・フナ類や、やや浅い場所を好むカマツカ・ムギツク・シマドジョウもメンバーに加わる。小さな礫の瀬も局所的に出現し、ここではトウヨシノボリやカワヨシノボリの雄がナワバリを構える。オイカワ属は、そのフルメンバーであるオイカワ・ヌマムツ・カワムツが揃っている。私たちが水路やため池の住人と思っているタモロコ・モツゴ・メダカ・ナマズ・ドジョウも確認されている。これまでに博物館が収集した上流武庫川の淡水魚32種の標本をご覧ください。

おもな展示物:
武庫川上流の淡水魚液浸実物標本32点 

兵庫県立人と自然の博物館  
〒669-1546  三田市弥生が丘6丁目
TEL(079)559-2001(代表)

自然・環境マネジメント研究部
主任研究員  田中哲夫


 

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        終了しました

2007年に篠山市宮田の篠山層群から恐竜やトカゲの化石とともに、真獣類(哺乳類)の化石が発見されました。このたび、新属・新種 Sasayamamylos kawaii Kusuhashi et Saegusa (ササヤマミロス・カワイイ)と命名され、2013年3月27日発行の英国王立協会紀要第280巻(通産1759号)に公表されました。今回のトピックス展では、この研究成果を実物標本とともに一般公開し、哺乳類の進化上の意義を考えます。期間限定ですので「カワイイ」化石をお見逃しなく!

期間:2013年3月30日(土)~6月30日(日)
場所:人と自然の博物館3階 「丹波の恐竜化石」コーナー

関連セミナー:「篠山層群恐竜化石含有層調査結果報告会」 
日時:2013年5月18日(土) 13:30~14:30 <セミナーは終了しました>
講師:三枝春生
受講料:500円(中学生以下400円)
申込締切:5月17日(金) 


「神戸のハナダカダンゴムシ」   4階ひとはくサロンにて展示  終了しました
期間 平成25年5月3日(祝・金)~平成25年6月2日(日) photo1_0503.jpgphoto2_0503.jpg01.gif  のみ ハナダカダンゴムシ 
内容

外来のダンゴムシであるハナダカダンゴムシArmadillidium nasatumが神戸市周辺で広範囲に分布していることが明らかになりました。本種の広範囲における分布は、国内初の事例です。

 ハナダカダンゴムシは、よく見るオカダンゴムシとほぼ同じく全長約2cmで、触角の間に明瞭な突起があり、鼻が高いように見えるため『ハナダカ』と呼ばれています。オカダンゴムシに比べ体高が低く扁平で、白い模様が入ることが多く、黒い部分も艶がなく、動きは速い。
 オカダンゴムシも欧州原産の外来種であるが、明治以降に全国に広がったと考えられています。一方、ハナダカダンゴムシは同じく欧州原産で北米大陸には広がっているが、日本国内ではこれまでに6例の報告(横浜、神戸、富山、滋賀、群馬、栃木)があるのみです。
 兵庫県では、1998年神戸市北区での発見の報告のみでしたが、2012年10月に神戸市西区で1,000匹以上のハナダカダンゴムシが発見されました。その後、2012年11月から2013年4月にかけて神戸市とその周辺の1,063の調査地点のうち265地点でハナダカダンゴムシを発見しました。その範囲は東西約25km、南北約15kmにおよび、北は三木市、西は明石市でも見つかっており、さらに広がっている可能性が高い。

神戸市周辺でのハナダカダンゴムシの分布図、ハナダカダンゴムシ実物など展示予定。 
                 ⇒ 詳しくはこちら 

☆5月5日(祝・日)14:00~14:30 
 4Fひとはくサロンにて関連オープンセミナーを開催します。
                 <終了しました>   

兵庫県立人と自然の博物館  
〒669-1546  三田市弥生が丘6丁目
TEL(079)559-2001(代表)
E-mail:suzuki(アット)hitohaku.jp  

自然・環境再生研究部
鈴木 武


 「神戸・阪神のモエジマシダ」 3階トピックスコーナにて展示 終了しました
期間 平成25年4月13日(土)~平成25年6月2日(日) moejimasida1.jpgmoejimasida2.jpgmoejimasida3.jpg
内容

モエジマシダ(イノモトソウ科)は世界の熱帯・亜熱帯の石垣などに生えるシダ植物です。長さ50cmほどで、葉の根元は毛むくじゃらです。 
日本では九州南部~琉球に分布して、本来は兵庫県には自生しません。1970年代には神戸市中央区、宝塚市で、さらにここ10年のうちに、神戸市長田区、北区、芦屋市でも発見され、分布が拡大している「国内外来種」です。 
今回は、モエジマシダおよび神戸・阪神間の石垣に見られるシダ植物を標本などで紹介します。合わせて、市民からの情報の提供も呼びかけます。 

  ⇒ 詳しくはこちら 

おもな展示物:
モエジマシダの標本・生植物 
同じ環境に生育するイノモトソウ、ホウライシダの標本 
神戸・阪神間のモエジマシダの分布図

※これまでに確認した神戸・阪神間のモエジマシダの生育地(5地点)
①中央区:古い石垣の間。
       1970年代から生育。分布域が広がりつつある。 
②長田区:古い石垣の間。
       1990年代後半から生えていたという。50株程度 
③北  区:道路のコンクリ壁のすき間。
       2005年に確認。50株程度。 
④芦屋市:排水路わきの古い石垣のすき間。
       2010年に確認。10株程度。 
⑤宝塚市:ガーデンフィールドの温室周辺。
       1970年代から生育。 

モエジマシダらしいものを見かけたら写真を郵送あるいはメールでお送りください。 


兵庫県立人と自然の博物館  
〒669-1546  三田市弥生が丘6丁目
TEL(079)559-2001(代表)
E-mail:suzuki(アット)hitohaku.jp  

自然・環境再生研究部
鈴木 武

 


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