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藤本研究員「スウィーツカフェ 山陰海岸ジオパーク風景物語」の会場

香美町村岡の「森ちゃんの隠れ家」や周辺のおすすめ施設を紹介するジオ

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オーナーの森脇真理子さんと甥御さんの太田弘樹さん いい雰囲気の店内だジオ

セミナーが会場負けしそうだジオ。

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インドの夢を叶える神様 ガネーシャと記念撮影。これは地元の方の作品、ギャラリーでは

地元の方々による作品展や音楽会、同窓会…いろいろ活用されているジオ。私設おしゃれな公民館だジオ

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すぐ近くには地元自慢の村岡温泉だジオ

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長楽寺但馬大仏 身の丈15m以上の大仏さま3体 でででっかい!

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五重の塔に登ってみた…早く撮れ!怖いジオ

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猿尾滝のガイドのみなさん。滝のマイナスイオンと青いジャンパーの西村さんの

軽快なトークで元気100倍だジオ 西村さんはお客さんとすぐに仲良しになってしまうジオ 

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但馬高原植物園 ベンチもたくさんあって憩えるジオ

セミナーがある12月はやってないけどおすすめだジオ

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植物園のレストランの但馬牛世界ジオバーグだジオ

うまかった!

藤本は山陰海岸ジオパークでスウィーツを食べまくっているらしいジオ

いろんな意味でもういいかげんにして風景物語を考えろとアドバイスしてやったジオ

ジオパークって何?と思われているみなさん、気軽にスウィーツ食べにいってやってジオ

 

   先日9月24日(土)に、ふかだ公園探検隊「バッタとり」が、隊長 八木主任研究員の指導のもとおこなわれました。

たくさんのお客さまが、参加して下さりました。

 

場所は・・・ひとはくにある「ひとはく恐竜ラボ」横の空き地!!

 

「バッタとり」は、30分の時間制限付き&チーム制でおこなわれました。

だれが一番たくさんバッタを捕まえるかな?

 

まずは・・・s-P1090642.jpgのサムネール画像   (草むらをみんなで登って!)

 

     めざした先には・・・  s-P1090658.jpg   (秋の草原が、広がっていました♪)

 

さあ!バッタとるぞ〜!!

START!

(バッタたちは、びっくりして飛び回っていました(^^;))

 

 s-P1090652.jpg  s-P1090647.jpg          s-P1090660.jpg     s-P1090653.jpg 

 

みなさん、それぞれ思い思いに、30分間バッタとりをしておられました。(^^)♪ 

バッタとり終了後は、ひとはくサロンに帰って、八木主任研究員のお話と、とったバッタの同定・数チェック!!

              

               s-P1090663.jpg

 

さて、結果は・・・みんなで、100ぴき以上は、とれましたヨ♪  すっごい!!

ひとはくサロンに、結果発表を掲示していますので、ぜひ、見に来て下さい!!

 

最後になりましたが・・・

隊長 八木主任研究員に、教えていただいた、「即席むしかご」をご紹介します!

 

「即席むしかご」は、水切りネットとクリップでできます!

 

1)水切りネットの入り口を 2〜3センチほど クルクル巻きます。

(これで、虫がにげないようにします!)

 2)あとは、水切りネットと服を クリップではさんで・・・・完成!

 

両手が自由につかえるので、思うぞんぶん 虫とりができますよ(^^)

 

                s-P1090654.jpg

↑こちらが、完成写真です。いっぱい入りそうです(^^)V

 

 

次のふかたんは・・・

10月23日(日)「深田公園のいきものたち」

深田公園には、どんないきものがいるかな?

隊長 太田主任研究員!

 

ひとはくに、ぜひ遊びに来て下さいネ♪

フロアスタッフ うえやま

 

 

      

 

先日、川の観察会に参加していた高校生から、博物館ではどんな仕事があるのか、話が聞きたいと尋ねられました。ひきつづき、その観察会が終わったあとも、某大学の4年生にも同じような質問を受けました。どちらも、標本収集や展示製作、観察やセミナーの実施といったこととは別に、環境問題に関する国際協力について関心があるが、HPを見ているだけでは分からないということでした。
そんなわけで、博物館の取り組みを少し紹介したいと思います。

国際的な協力という点では、ボルネオジャングルスクールをはじめとするマレーシアサバ州のボルネオプロジェクトや、地球規模生物多様性情報機構GBIF)への参画などがあります。こうした生物多様性に関するプロジェクトとは別には、JICA(国際協力機構)からの依頼の受けて、海外の方々に専門的なセミナーを実施しています。
先週の金曜(9月16日)に、JICAと名古屋大学が事務局となったプログラム「土地利用と自然資源分析の情報管理技術」に関する実習を開催しました。参加されたのは、世界各国の環境や資源管理に関わる行政職員8名、スタッフ2名です。出身国もバラバラで、アルゼンチン、ブルキナファソ、カンボジア、インド、ケニア、マラウイ、ミャンマーです。各国の天然資源管理を司る重要なポストで働く方々で、なかなかこちらも気合いが要ります(各国を代表して来られているので、入館者として各国の人口に換算して加算したいぐらいです・・・)。

IMG_0032a.jpg博物館が受け持つパートは、丸1日の講義と実習です。収蔵庫を案内して、標本管理やデータベースのシステムについて解説。そして、生物多様性情報を活用した生態系保全計画や自然再生の立案に関するケーススタディーを通じて、自然史系博物館の社会的な役割について解説することです。こうした解説のあと、実際にパソコンでGIS(地理情報システム:パソコンで地図になった情報を扱う小難しいソフト)を用いた資源情報の入力とマッピング作業を行います。

ここでは、市販の高価なGIS(数十万円する)を使ったスキルや、ややこしい統計解析や処理・加工を教える訳ではありません。なぜなら、今回の参加者が使えるようになっても、ソフトが数台しかなくて(高価なんで)、各国で数名しか扱えないようなスキルを身につけて帰国しても、資源管理やデータベースの構築の役に立たないからです。各国で関心のある若い人が自分の力で自由にデータを整備したり、解析できるような「ツール」と「スキル」がセットで提供されることが必要となります。
さらに、国全体の膨大な天然資源管理を対象とする訳ですから、データ入力を彼ら一人で対応するわけには行きません。アルバイトの方や職場の同僚などに協力を求める必要があります。そうなると、「ややこしい」ソフトで「高価」だと無理なんです。誰もが自由に、コツコツとデータ入力して、地図づくりが面白いと思ってもらえる技法を提供することが重要な訳です。

そんなことで、無料のGISソフト、無料で使えるデータを駆使して、短時間に、僕のいいかげんな英語でも視覚的に理解できるようなツールを紹介しないといけません。 これがミッションです。 IMG_0034.jpg実習では、すでにフリーのGISソフトである Q-GISを利用した専門的な講義がなされています。昨年度は、当館の講義で担当しましたが、今年は名古屋大学のほうで担当されました。Q-GISはとても分かりやすい操作画面でデータ編集や空間処理、表示などで優れた機能を持っていますが、解析やメッシュ状のデータ(ラスターデータといいます)の処理には課題があります。

この部分を補うために、DIVA-GISというフリーのGISソフトを利用します。このソフトは、カリフォルニア大学バークレー校のR.Hijimansを中心に開発されたもので、ペルーの国立ポテト研究所やMuseum of Vertebrate Zoologyなどが、途上国の天然資源管理の一助になるように支援して製作されたソフトです。テーマ的にもぴったりなうえ、各種解析機能も豊富で、研究論文の解析にも活用できるレベルの充実ぶりです。ただし、データ生成や編集の機能は貧弱なんで、Q-GISと組み合わせて使うのがベスト・ミックスなんでしょう。
それと、このDIVA-GISのページには、各国のデータをダウンロードできるページがあります。南米では絶大な人気を誇るので、知ってる研修生もいるかと思いきや、DIVA-GISもデータダウンロードのページも初体験とのことでした。これが大変便利で、今回参加された方々からは、「こういう技術が知りたかったのよ! by ケニアのお姉さん」とのことで、ほっとしました。ページは英語ですが、関心のあるかたは、ぜひ体験してみてください。

一方で、すでにGISデータになっている電子ファイルを読み込むには、Q-GISは便利ですが、一から位置情報が入ったデータをつくるには、ちょっと面倒な作業が伴います。できれば、「エクセルを使って、位置情報を手軽に登録して行きたい」、「GoogleMapsを使って登録したい」というのは、万国共通の感想のようです。そこで、GoogleMapsとエクセルを使ったデータ取得ツールであるオリジナルソフト「getlocation」を用います。毎年、このJICA用にカスタマイズしています(画面はtokyo datumになってますがWGS84にもなる)。簡単に位置情報が取得できるので、みなさん持って帰って各国で使って頂けそうです。
getlocation_buruki.jpg  burukina.jpg
(左:GoogleMapsとエクセルを使って位置取得します。右:Diva-GISでブルキナファソの基盤地図をつくり、ポイントデータをプロット。)

こうして、午後からの約2時間ちょっとをかけて、自分の国の基盤データをDLしてGISデータとして整備し、天然資源のGISデータをつくり、なんとかマッピングできました。
どの国であっても、簡単な資源情報を入力し、色んな地図上に重ねあわせて、各資源が位置する場所の標高や土地利用、気候情報との関係を自動取得する方法を習得していただきました。

博物館では、研究、展示やセミナーだけでなく、こうした仕事もあります。
最先端の研究や技術を使って全力投球する局面も必要ですが、国際協力や色んな世代や職業の人々に技術提供や担い手育成するためには、ダウンサイジングとカスタマイズが必要となります。このあたりの工夫が博物館の仕事に要求されています。

博物館では、特注セミナーというかたちで、幼児から社会人、高齢者の方まで、あらゆる世代の方々を対象とした生涯学習を提供していますので、ぜひ体験して頂ければと思います。

(みつはし ひろむね)

香住港にやってきたジォ!

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今日は、香住カニ祭りが開催されているジォ。

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焼きガニの無料試食や

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豪華賞品のあたる〇×クイズもやっているジォ!

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ジオバクも、いつもお世話になっている今井さんご夫婦だジォ。

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近くの三七十寿司の焼鯖寿司は最高だジォ!

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養父市の「やっぷー」とお友達になったジォ。

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山崎研究員はジオ散歩の前の腹ごしらえ中だジォ。

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ジオパーク号を見つけたジォ。でも僕は運転できないジォ。

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なんだかお友達らしきものがいっぱいだジォ。さて、僕はどこだかわかるかな?そして、あの黄色い頭は・・・!

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香住は梨もおいしいんだジォ!

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アレー!!美味しすぎで落っこちてしまったジォーー。

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とっても、楽しかったジォ。今度は彼女ときたいジォー。

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(ジオバク)

9月2〜3日にかけて降り続けた雨で、紀伊半島の南部では大変な水害が起こりました。
この洪水で被災された皆様に、心よりお見舞い申し上げます。

さて、兵庫県の川でも、この雨で水位があがり、川はとても危ない状況になりました。
川の観察会や川遊びをされる方は、雨の状況に十分に注意して頂ければと思います。

とは言っても、雨がたくさん降ると川がどんな感じになるのか、実際に眼でたしかめた方は少ないと思います。普通のひとは、雨だと屋内にいて、川の近くに様子を見に行くことがないからです。
今回は、武庫川の上流で観察会が予定されていたのですが、中止となったので、各地の写真を撮ったり、集めてみました。実際の様子をご覧ください。

yagigawa_2011flood.jpgまず最初は、円山川水系の八木川です。9月3日の夜には満水近くまでになりました。
普段は、きれいな川なんですが、雨が降るとこんな感じになります。

次は、六甲山系の芦屋川です。
ashiyagawa_flood2011.jpg  ashiya_norm2.jpg

増水すると、流速がとてもはやく、恐ろしい状態になります。
この川の洪水の様子は、NPO法人さんぴぃすさん が撮影してくれました。
こちらのホームページには、動画もあります。 【こちらをクリック
さんぴぃすの大脇さん、河口さんありがとうございます。
ashiya_norm.jpg  普段は水がちょっと少ないぐらいで、堰堤の下で川遊びする子ども達が良く見られます。
 (堰堤の下から堤防の上に逃げようと思うと、登り口まで結構距離があります)
 大雨が降ると、一気に水かさが増えるので、川で遊ぶ方は逃げる場所もよく考えて、おりてください。

次は矢田川です。川の瀬と淵がきれいにできあがった場所が多く、セミナーでもよく使う写真です。
川の流路幅が十分あって蛇行部分の岩が残されている自然度の高いところです。
yatagawa_norm.jpg  yatagawa2011_flood.jpg
一面が川になってしまいますが、よく見ると、所々に流れが緩いところもあります。こういった場所に大きな礫が溜まったりします。ちょっと戸惑うかも知れませんが、こうした洪水があるおかげで、瀬や淵が維持されています。上流側にダムができて、洪水が弱くなると、瀬や淵は形成されにくくなります。


最後に三田市で博物館から最も近い川、池尻川です。
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普段は、ほとんど水が流れておらず、水よりもアオミドロの方が良く流れているぐらいの川です。
ですが、洪水になると川の勾配がきついために、水の勢いは強くなります。

ikejiri_norm2.jpg  ikejiri_flood.jpg
これも池尻川の写真です。こうした洪水のときには、水生昆虫は川底や周りの植物の根元などにもぐりこんで逃げるのですが、川底が3面張りで逃げ場がないので、多くの水生動物は流されていまいます。特に、泳ぐことができない、カワニナなどは、ひとたまりもありません。
 この状況を軽減するために、『水辺のフィールドミュージアム研究会』のみなさんと一緒に、写真にあるような『障害物』を設置しています。おかげで、写真にもあるように、水の流れが左右に振れて、ブロックの裏側には流れが緩いところが出来上がっています。
 *詳しくは、久加ら(2010)をご覧下さい。

川の生物のことを考えるときに、水の汚れだけに関心が行きがちですが、川の生物の観点からも、川で遊び人々の観点からも、洪水のときに、速やかに逃げる場所があるか、ということも重要な点になります。

一方で、こんな増水でも、全然、水が穏やかで、まるで池のような川面のところもあります。そこはどこでしょうか?
matuyamagawa_kaya1.jpg円山川水系出石川の加陽地区です。本流との合流点に近いうえ、勾配が極めて緩く、潮位の影響をうけるために、流れが全然ありません。通常で潮位が低いときのほうが流れがあるぐらいです。

ここは、12匹のコウノトリとおばさんと牛が映っているポスターの写真が撮られた場所としても有名で、コウノトリもよく餌を食べにきます。周りは大洪水にも関わらず、カモが悠々と泳いでいます。サギたちも、逃げてきた魚を狙って大集合しています。
このように合流点近くでは、水の流れが複雑になって、ところどころで沼のような場所や逆に流れが速い場所ができあがり、すんでいる生物の多様性が局所的に高くなります。こうした川の仕組みを良く理解して、自然再生事業に取り組むことがとても重要なります。
 *詳しくは、Osawa. Mitsuhashi,Niwa,Ushimaru(2011)をご覧ください。

これからも台風がいくつかやってくると思いますが、安全なところから洪水のときの川の様子をみると、その川の特長が良く分かります。
最後に、しつこいようですが、雨が降り始めたり、山のほうに雨雲がかかっていたら、川遊びや観察はやめて、安全なところに避難してください。川の洪水は、とっても危険です。

【参考】
兵庫県地域の風水害対策情報のページ 
防災学習(洪水編) 

(みつはしひろむね)

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