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kinoko2012_1.JPG毎年恒例の県立御影高等学校による「六甲山のきのこ展2012」を、3/13〜5/6まで開催いたします。当館および兵庫きのこ研究会との共同開催となります。

六甲山には、たくさんのキノコが生育していることをご存じでしょうか。今回の展示では、これまで4年間かけて御影高等学校が総合学習や環境科学部の活動の一貫として調査研究で得たキノコ標本を一堂にならべて展示します。この4年間にわたり調査した結果、四季を通じて採取した標本約340種500点余りを得ることが出来ました。これだけの種類のキノコが一堂に展示される機会は、国内でもほとんどありません。また、希少なキノコも一挙公開です。ぜひ、お越しくださればと思います。また、キノコの出現と気温、降水量との関係性を検討した研究結果のパネルや写真なども展示しています。
kinoko2012_3.JPGこのような感じで、とにかく標本をできるだけたくさん陳列して、生物多様性を肌で感じとっていただければと思っています。標本は、凍結乾燥によって処理したのちに、熱処理とウレタン系の樹脂によって含浸させることで組織を硬化させて展示用の標本として製作しています。

kinoko2012_5.JPG 一昨日の日曜日と月曜日に御影高校の生徒たちが頑張って標本を陳列し、きれいに仕上げてくれました。上の写真は日曜のはじめた頃の様子です。ほぼ2日間でのべ14名での対応で、手早く、的確に分担作業できています。博物館実習の単位をあげたいぐらいです。


     kinoko2012_4.jpg    kinoko2012_2.jpg

ごらんのとおり、学会発表風の展示ポスターもずらり。アカデミックな内容に関心のある方にも満足いただけると思います。これまでの活動を新聞記事から振り返って紹介しています。キノコのイラストも即興で部員のみなさんがスケッチしてくれました。


     
kinoko_poster_ol.jpg
展示の案内ポスターは上のとおりです。ちょっとサイケな感じで環境科学部の河野さんがデザインしてくれました。文字をいれるところをきっちりと事前に計算して空けておき、キノコのもつ妖しい雰囲気が描かれています。


      mikage_poster2012_hitohaku.png こちらは、さらに妖しいバージョンです。

キノコに関心のある方だけでなく、生物多様性と気候変動のこと、学校教育のこと、展示や博物館学に関心のある人もぜひお越しいただければと思います。
最後に、いつもこの展示会の開催にあたり、兵庫きのこ研究会のみなさんには、キノコの鑑定や現地調査をはじめ、多大なる協力やアドバイスをいただきありがとうございます。この場をかりてお礼させていただきます。

(みつはしひろむね)


 

aqatic_ins_card0.jpg

昨日、3月10日は「水生昆虫を顕微鏡で観察してみよう」のオープンセミナーを開催しました。
やることは、水生昆虫ブロマイドを自力でつくること。たくさんの封入標本を用意して、参加者に好みのものを選んでもらい、顕微鏡で観察。気に入れば顕微鏡に接続したデジカメで、「ぱしゃり」と撮影する。
撮影したものをそのまま小さなプリンターで出力して、ラミネートしてできあがり。顕微鏡下で撮影するだけでなく、水生昆虫(ベントス)とのシンクロ、一体化をはかり方には、封入標本が透明であることを活かした「封入標本プリクラ」も撮影してプレゼント。標本の後ろ側に顔をおいて撮影するだけ。
これで生き物への親近感が湧きます(きっと!)。

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aqatic_card5.jpg aqatic_card3.jpg

こんな感じで子どもたちは大変喜んでくれているようです。以前には、顔いりのカードを持って、野外観察会に来てくれた人もいました(ありがとう〜!)。
来年も博物館のオープンセミナーでは、こうしたイベントを開催しておりますので、ぜひお越し下さい。

(みつはしひろむね)

toujyou20120306_all.jpgいつもこの時期になると、加東市立東条東小学校で年間の総決算となる授業に出向きます。10年前からのお付き合いで、最初は博物館の川の観察会に当時の小学校の先生が参加されたのがきっかけで、川の学習プログラムづくりと実施を一緒にすすめて来ました。学校のすぐ横を東条川が流れており、環境学習にはこれ以上ない立地にあります。この土地の利を活かして、毎年4年生が1年を通じて川について学びます。
川で何度も観察や採集をおこない、季節ごとの違いや、多かった生物、台風のあとに減った生物、増えた生物などを観察します。気軽に川へと行けるので、おさらいが簡単です。このあと、採集した生物を封入標本や液浸標本として理科室に蓄積されています。

   toujyouhigash_kawa.jpg   toujyouhigashi_origuti.jpg  
 
左が川の景観です。峡谷状になっているので、川には降りにくくなっています。そこで、川にアクセスしやすいように県の土木事務所で階段をつけて下さりました(旧・社土木事務所の皆さん有難うございます!)。社会資本整備の投資分はもとをとっていると思います。


  toujyouhigashi_saisyuu.jpg toujyouhigashi_kenbikyou.jpg

川で色んな生物をとります(これは10月の様子です)。この頃には、すでにかなり慣れたもので、細かい生物まで逃さずにみつけて、バットに入れて学校に持ち帰ります。学校へは徒歩3分程度です。
持ち帰ったら、そのまま顕微鏡と液晶プロジェクターをつないで大きく写します。生きたまま観察できるので、水生昆虫らしい動きや身体の特徴を鮮明に観察することができます。

  IMG_1960.jpg  toujyouhigashi20120306_2.jpg 

川での採集結果などは、校内のかべにたくさん掲示されていて、いつも目にすることが出来るように配慮が行き届いています。しかもレイアウトや展示も美しく仕上がっています。


  toujyouhigashi_tenji2.jpg  toujyouhigashi_funyu.jpg  
一昨年の学習では、学んだことをもとに、川の模型などが製作されています。
また、5年前より、授業のなかで封入標本づくりを行っています。各班ごとに採れた水生昆虫を一目でわかるように、写真にあるような感じで標本をつくります。これらは川の学習を支える教材となります。

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一昨年から、加東市と博物館が連携して実施する移動展示会「まちまるごとミュージアム」を開催しており、この展示会に東条東小学校のこどもたちが、以前に製作した封入標本や模型などを展示しました。ほんものを手にとって観察できることはとても有意義です。2月には、近畿子どもの水辺交流会でも発表していただきました。



  toujyouhigashi20120306_4.jpg toujyouhigashi20120306_1.jpg
 今年の最後の授業は、あいにく雨で川には入れませんでした。しかし、学校のすぐ横が川なんで、別の対応方法があります。雨の日ようのプログラムとして、増水したときの様子を眺めて、水生生物がどのように避難しているのか、洪水でも大丈夫そうな避難場所さがしを行います。
上から観察するだけなんですが、こども達は、これまでの野外活動経験から、実に的確に答えてくれています。きちんと場合分けして、「魚は●●で、水生昆虫は●●で、貝は●●で・・・」といった具合で生き物ごとに個性があることが身体で理解されています。しかも、たずねてもいないのに、水際の草や大きな石がないと隠れられずに流されるから、新しくつくれば良いという意見も。きちんとこれまで体験してきた事に基づいて問題解決的にも思考できています。僕が講義するときの到達点としてのチェックポイントがすべてクリアーされていて驚きました。

 年間を通じて、川での様々な体験学習だけでなく、事後の部屋でのかっちりとした学習、展示の製作や大勢のなかでの発表といった一連の体系立ったプログラムづくりを行われている東条東小学校の諸先生方の努力にあらため敬意を表したいです。授業に行くようになってから10年が経ち、卒業生の中から、そろそろ大学で川のことを研究する生徒が表れるかも知れません。それが楽しみです。

(みつはし ひろむね)

 

2月21日の火曜日、佐用マリア幼稚園へ行ってきました〜
  
2月に入ると 心配なのは
インフルエンザと 大雪です。
 
年末から調整していましたので
期待ワクワク((o(゜▽゜○)(○゜▽゜)o))ドキドキなのですが
インフルエンザや大雪は
どうしようにもないので・・
 
でも そんな心配はご無用!でした〜
 
前日からしっかりキャラバン号準備OK!
約1時間半で 目的地「佐用マリア幼稚園」へ到着。
 
晴れていましたが園庭は凍ってました(^_^;)
でも 園児さんたちが ちょこっと元気なお顔を
見せてくれてます^^
 
準備にかかり あっという間に
スタンバイOK!
 
こんにちは!と ちいさなお友だちが
かわいいおイスをもって集まってきてくれました〜
 
布施研究員が
「人と自然の博物館 知ってる人ぉ〜〜」
ハーイ (*^▽^*)ノハーイ はい!!
3歳児クラスのお友達が一斉に手を挙げてくれました^^
 
園長先生がたは 苦笑い(;´▽`A``
 
元気いっぱいに始まりました。
 
今日は 布施研究員の「どうぶつ」のお話。
「くいしんぼうのうりぼう」のデジタル紙芝居を
聞いてもらってから スタートです。
 
まずは イノシシの毛皮をさわってみよう!!
 
「わぁ〜〜〜」 「え! かたいな^^」
 
タヌキはどうかな?
「こっちは やわらかい〜〜〜」
 
でも ちょっとさわるのは ヤダなぁ・・・というお友だちも。
 
そして この動物たちが こんなことをするんですよ〜と、オナモミのタネを 毛皮へ!

uribounosetumei.JPG
 

 

 

 

 

 

 

「わぁ!!」「くっついてる!!」
 
サイエンスコープで拡大して見てみましょう〜
 
拡大された「とがった」先を園児さんたちも 「おぉ〜」と。
 
さて 次は
ちいさなちいさな化石のお話へ。
 
古谷研究員のちょこっとむずかしいお話もみんな真剣です^^
hajimari.JPG 


 

 

 

 

 

「古生代」や「中生代」なんていってもわからないので
「ずっとずっとむかし!」「恐竜がいたころ」など
工夫してお話されましたが
本物の「化石」だよ^^と 大きな化石や
小さな化石を渡してみると
子どもたちは 大興奮!!

kasekimitene.JPG


 

 

 

 

 

 

 

そして 小さい子どもたちにとってむずかしい!

けど ぜひ使ってみてほしいルーペでどれどれ^^

 

顕微鏡でも 見ることができました!
nozoitemiru.JPG

 

 

 

 

 

 

 

2つのグループに分かれて
化石とひっつきむしダーツを後半は
みんなで楽しみました〜
darts.JPG 

 

 

 

 

 

 

あっという間の90分。
 
「も一回 ひっつきむしダーツしたいな・・・・」と
いってくれたお友だちもいました^^
 
名残おしいけど また
今度は ぜひ ひとはくで
お会いしましょうね^^

                                キッズひとはく推進室 清水

 

昨年度ジオキャラバンでお世話になった京丹後市の琴引浜鳴き砂文化館さんから、4月15日に開催される魅力的なセミナー「イソスミレ観察&撮影会(案内チラシはこちらisosumire.pdf)」のご案内が届きました!

琴引浜で、砂浜に生えるスミレの仲間、イソスミレを撮影しませんか?というお誘いです。地元写真家やガイドさんが案内してくださるそうです。鳴き砂で有名な琴引浜を散策しながらイソスミレを楽しみ、写真撮影のアドバイスもあり、お昼には郷土料理の丹後ばらずし付きという、盛りだくさんな内容になっています。

イソスミレは北海道西南部から本州北部〜鳥取県までの日本海側の砂浜に分布するスミレで、国の絶滅危惧?類、京都府や鳥取県でも準絶滅危惧種に指定されている希少植物です。 兵庫県の日本海側には、残念ながらこれまでイソスミレは見つかっていません。私も恥ずかしながらイソスミレを自生の状態で見たことがありません。イソスミレは見たいし、ばらずしも美味しそうだし、本当は自分が参加したいのですが、出勤日です。。ということで、興味のある方は、私の代わりに是非参加してきてください。

 

高野 温子(自然・環境評価研究部)

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