今年もボルネオジャングル体験スクールの募集が始まりました!!
詳しくはこのURLをクリックしてください http://hitohaku.jp/bjs/2012bjs.html
期間は、平成24年7月25日(水)から8月1日(水)までの7泊8日間!! 日本からは、小学6年生〜高校3年生まで28名の友だち。そして、マレーシアの同年代の友だちもジャングル体験スクールに現地で合流します。ダナンバレー自然保護区とタビン野生生物保存区、それぞれを訪れます。
このスクールが人生のターニングポイントとなり、現在ボルネオ島で熱帯の動物や植物の研究を続けている先輩もいます。とても中身の濃い、専門性の高い体験スクールです。
興味のある方は是非、ひとはくにお問い合わせください。お申し込みの資料等をお送りいたします。
また、facebookでは昨年度のスクールの写真をアップロードしていますので、是非写真も楽しんでください。 https://www.facebook.com/BorneoJungleSchool
生涯学習課:八尾
先月の4月26日(木) 兵庫県立大学附属中学校のプロジェクト学習が始まりました。これは附属中学校とひとはくとの間で交わされる「総合的な自然・環境学習プログラムの研究開発・実践研究に関する協定」に基づいて実施される学習で、第1学年時は春先にガイダンスキャンプでひとはくを訪れます。
第2・第3学年では、ひとはくの研究員が附属中学校に出向いていき、少人数によるグループごとの課題探求型学習を展開します。
開会式では、自然・環境系研究所の田原所長から、「わからない」を大切にすること。科学とは、その合理的な答え。等の話を聞きました。
その後、3人の研究員の「研究と私」のセミナー受講。ジュラシックパークやインディージョーンズ。野うさぎとヘビとイヌワシ。大阪のおばちゃんの話など、それぞれの研究員からのとても楽しい話をとおして、科学することについて教えてもらいました。
午後は、顕微鏡を使った花の観察実習と収蔵庫の見学。
今回は、生物系収蔵庫に加え、環境系・地学系の収蔵庫も見学したため、時間が足りなくなりましたが、博物館の心臓部をしっかり見ることができました。
1年次のプロジェクト学習はほぼ今回の学習で終わりますが、2年次3年次についてはまもなく連休明けから始まりますが、課題別の学習になります。
県立大学附属中学校のみなさん、よろしくお願いいたします。
生涯学習課:八尾
現在開催中の「六甲山のきのこ展2012」に、たくさんの方に見て頂きありがとうございます。
じっくりとケースに張り付いて見ていただいた方、ニオイを体験された方、イラストを書いてくれた方など、みなさん色んな形で楽しんで頂けたようでなによりです。
さて、このゴールデンウィークの最終日となる5月6日(日)が「六甲山のキノコ展2012」の最終日となっています。グランドフィーナーレを飾るべく、最終日には特別イベントを開催します。
題しまして、「キノコでサイエンス・カフェ」で、高校生をはじめキノコ業界で活躍されている方にお越しいただき、お話していただきます。お茶をすすりながら、気楽にキノコの話を聞いて頂ければと思います。
日時は、2012年5月6日(日) 15時〜16時30分 です。
場所は、兵庫県立人と自然の博物館 4Fひとはくサロン となります。
参加は無料ですが、入館料は必要です。どなたでも自由に参加いただけます(小さい子もOK)。
もちろん、申し込み不要で、出入りも自由でのんびり過ごして下さればと思います。
話題提供は、展示を製作した県立御影高校の生徒さん、兵庫きのこ研究会の奥田さん、神戸在住のきのこ少年和田君です。キノコ展や六甲山のきのこについて、スライドや標本を交えながらのお話となります。
さらに、今回は特別ゲストとして、作家で芸術家でキノコライターの堀博美さんにもお話頂きます。堀さんは、注目の本「きのこる」の作者で、キノコと文化、歴史、映画、芸能、音楽、神秘、信仰と文系キノコ研究家としても有名です。
キャラのたつ方々が、きのこをたっぷり解説してくれます。
繰り返しになりますが、
5月6日でもって「六甲山のキノコ展2012」が終了です。
お見逃しのないようによろしくお願いします。
(みつはしひろむね)
4月30日,「被災自然史標本の修復技法と博物館救援体制を考える研究集会」が,大阪市立自然史博物館で開催されました(→プログラムなど詳細はこちら)。
自然史系博物館・大学博物館を中心に,日本各地からいろいろな立場の方が集まり,三陸の自然史文化及び博物館の復興と,今後の災害に備えて確立しておくべき体制・技術的手法などについて,議論されました。
午前中は実際に標本修復に関与した博物館関係者によるポスターセッション。
各館から,昆虫,植物,貝類,化石,地質系標本などの作業方法や課題などが紹介されました(→ポスタータイトル一覧はこちら)。
午後はセッションと総合討論。「自然史系の専門学芸員集団としてこれまでの救援活動を総括し,今後の活動の方向性を見出すこと」を目的として,参加者とディスカッションしながら進められました。
セッション1は「津波被害標本処理の技術的な課題とその記録」,セッション2は「自然史系博物館のレスキュー体制を巡る課題」がテーマです。そして,最後に総合討論が行われました。
自然史系の専門学芸員のみならず,いろいろな立場におられる方からの情報提供と議論が行われれ,とても有意義な会であったと思います。
ひとはくからは八木主任研究員と布施が出席し,八木主任研究員が総合討論の指名討論者,布施がセッション1の指名討論者として,参加させていただきました。 また,ポスターを出展し,ポスターセッションに参加させていただきました。
研究会の内容はもちろん,陸前高田市立博物館の学芸員さん達らにお会いできたこと,いろいろな立場・環境で自然史標本修復に携わってこられた自然史系博物館関係者のみなさんと情報交換ができたことなど,この研究会に参加できて良かったです。この研究会の企画者および西日本自然史系博物館ネットワークの事務局のみなさまらに御礼申し上げます。
下に,関連する情報のリンク先を記しておきます。興味のある方はぜひクリックしてみてください。
◆当館で行われた被災植物標本の修復手順などについて
→兵庫県立人と自然の博物館研究紀要No.22の記事へ
◆徳島県立博物館で行われた被災植物標本の修復手順などについて
→徳島県立博物館研究報告No.22の記事へ
◆「津波被害にあった標本を救おう」展で展示されたパネルの内容について
→こちら
◆植物標本の修復作業の様子
→ブログ記事「津波被害にあった標本を救おう」へ
(自然・環境評価研究部 主任研究員 布施)