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今日はゆうに1000人を超えるお客さんが来館されました!
館内はもちろん、大にぎわい。館外の深田公園も大にぎわいでした!
これから暖かくなるので、博物館前の深田公園でおいしいお弁当を広げて食べるのも、なかなかイイですよ♪

今日は10団体のお越しいただきましたが、中でも神戸朝鮮初中級学校のみなさん。顕微鏡を使った実習や葉脈標本作成に熱心に取り組んでいただきました。その上、片づけまでしてくれました!来年も来てね〜

実体顕微鏡で観察  葉脈標本づくり

集合写真です
(写真は神戸朝鮮初中級学校のみなさんです)

【必見】岩槻館長がテレビ生出演します!

番組名:ガラスの地球を救えスペシャル
     「とどけ 生きものたちの声」

日時:2007年4月30日(月・祝) 午後2:00〜5:54

チャンネル:ABC (6ch →関西方面のみ)

生物多様性の危機と問題について解説されます。
見逃すと損するよ〜リアルタイムで見てね。録画もOK!

小雨のなか、4月22日にひとはくセミナー「水生昆虫を観察しよう〜猪名川編〜」を行いました。

場所は、猪名川上流の木津地区にある「町立ふるさと館」の横です。
ここは、川へのアクセスが良いことに加え、駐車場、トイレ、資料館、自販機もあり、ファミリー向けの観察会に向いています。もちろん、生物相も豊かで、上流〜中流域に生息する典型的な水生昆虫が棲んでいます(慣れた方は、やや上流の栃原地区がオススメ)。

さて、当日の天気は、小雨で良いコンディションではありませんでしたが、約20名の方に参加いただきました。
最初は、雨で濡れるから採集は手短に、と説明したのですが・・・。採集がはじまったとたんに、雨ではなくて、川の水で濡れる人、「長ぐつが水そう〜」とはしゃぐ子どもたち、そして黙々と採集する参加者の皆さんの無言のプレッシャーによって、約1時間ほど採集することになりました。おかげで、たくさんの生物が採れました。以下にリストを掲載しておきます。

ヘビトンボの尾肢カギヅメ採集した標本を屋根のあるところに移し、泳ぎ方、体の形などをじっくり観察して、生息場所の違いと種類との関係について解説しました。
今回は、大物のヘビトンボが採れたこともあり、速い流れでも岩にくっつくための工夫として、お尻についている鍵爪について説明。こどもたちの手に直接ヘビトンボを押し付けて、鍵爪の威力を体感して頂きました(右写真はヘビトンボ、ナガレトビケラやシマトビケラでも同様に)。想像以上に鍵爪による引っ掛かりは強かったようで、流水に生きる生物の暮らし方に納得して頂けたようでした。また、特に珍しい生物は発見されませんでしたが、上流から中流に生息する代表的な水生昆虫を観察する事ができました。水生昆虫の観察には、早春が一番です。深く学習したい方は、ぜひ春のうちにお出かけしてみてください。

●採集・観察した生物●:56種類(うち魚は5種類)
<カゲロウ目>オオフタオカゲロウ/アカマダラカゲロウ/オオマダラカゲロウ/シロハラコカゲロウ/コカゲロウ属の1種/フタオコカゲロウ/エルモンヒラタカゲロウ/シロタニガワカゲロウ/フタスジモンカゲロウ/モンカゲロウ/エラブタマダラカゲロウ/トビイロカゲロウ属の一種/キイロカワカゲロウ/チラカゲロウ
<カワゲラ目>オナシカワゲラ属の1種/フタツメカワゲラ属の一種/オオヤマカワゲラ
<トビケラ目>ヒゲナガカワトビケラ/チャバネヒゲナガカワトビケラ/ウルマーシマトビケラ/オオシマトビケラ/オオヤマシマトビケラ/コガタシタマトビケラ属の一種/ヒロアタマナガレトビケラ/ムナグロナガレトビケラ/ナガレトビケラ属の1種(?)/ニンギョウトビケラ/アオヒゲナガトビケラ/コエグリトビケラ属の一種/ヒゲナガトビケラ科(Ceraclea sp.)/コカクツツトビケラ
<トンボ目>ダヒドサナエ/ホンサナエ/ニシカワトンボ/ハグロトンボ/コヤマトンボ/コオニヤンマ/
<その他昆虫>ヘビトンボ/ウスバガガンボ/ヒラタドロムシ/シマアメンボ
<魚・甲殻類など>カワムツ/スジシマドジョウ/オイカワ/アカザ/カマツカ/スジエビ/カワニナ/アメリカザリガニ/サワガニ/サカマキガイ/シマイシビル/プラナリアの仲間
<その他>オオサンショウウオ?(子ども達による目撃談)

最後に、今回採集した水生昆虫の写真を掲載しておきます。
チラカゲロウヒロアタマナガレトビケラフタツメカワゲラ属の1種オオマダラカゲロウウルマーシマトビケラウスバガガンボ

⇒写真は左から、チラカゲロウ、ヒロアタマナガレトビケラ、フタツメカワゲラ、オオマダラカゲロウ、ウルマーシマトビケラ、ウスバガガンボ、画像をクリックすると大きな写真が表示されます
                                               (三橋弘宗)

布施@ひとはくです

 八木研究員が昆虫のセミナー準備ついて紹介されたので,植物のセミナー準備について紹介したいと思います.

 1週間後の4月28日−29日に鉢北高原でセミナーを行います(植物リサーチクラブ�@ハチ北高原の早春植物).このセミナーではできるだけ多くの花を観察してもらいたいと思っています.私は以前ハチ北高原で同様のセミナーをしたことがあるのですが,雪解け時期などによって年ごとに咲く時期が異なるため,下見を省略することはできません.当日ちゃんと観察できるようにするためには「今年用」のルートを組み立てなければならないのです.

 そこで,高橋研究員・高野研究員らとともに,昨日,鉢北高原へ行ってきました.

 これは(↓),ミヤマカタバミです.少し曇っていたので花びらが開ききっていませんが,林床に咲き乱れていてとてもきれいでした.写真に写っているぎざぎざのある葉はニリンソウです.実はこの場所はニリンソウの群生地でもあります.ニリンソウはまだ咲いていませんでしたが,1週間後には咲き始めているだろうと思います.

ミヤマカタバミ花ミヤマカタバミ群落

ヤマエンゴサク
 これは(←)ヤマエンゴサクです.何とも言えない可憐な青紫の花を咲かせます.山際の畑の縁などにも群生していて,何度見てもその美しさには感動させられます.
 ヤマエンゴサクはいわゆる「春植物」です.「春植物」とは単に春に咲く植物,という意味ではなく,春だけしか地上に姿を見せない植物を言います.だから,夏に同じ場所へ行っても,葉っぱひとつ見つけることができないでしょう.

 他にもたくさんの春を彩る植物を確認することができ,無事,観察ルートも決定することができました.
 当日,良いお天気になれば良いなあと思っています.

八木@ひとはくです

 みなさんこんにちわ

 今年は、小学校低学年のみなさんが楽しみながら学習できるセミナーとして「チョウの幼虫を飼ってみよう」を企画しました。
 モンシロチョウやアゲハチョウの幼虫は教科書にも出てきますが、身近なところに、もっといろんなチョウがいますよ。みんなの知らないちょうちょを飼って、お友だちに自慢しちゃおう。というものです。

 今日は、その準備のお話です。

 生きもの相手のセミナーはたいへんですよ。
 セミナー当日にちゃんと見られるように、あらかじめ調べておかないといけません。しっかり調べたつもりでも、暖冬で季節の進行が早まって、予定通りに見られないこともあります。昆虫の場合は、雨が降ったら隠れてしまったり、前日までいたのに当日になるといなくなってたりすることも無きにしもあらず。。。
 もちろん、こういう不測の事態がおこってもちゃんと観察できるよう周到に計画するのが、私たちプロの仕事です。

 というとカッコいいですが、かくいう私は、飼育が苦手でして、「チョウの幼虫を飼ってみた」ことはありますが、成功した経験はほとんどありません(> <)。
 企画したのはいいけれど、そもそも、幼虫が見つかるのかなあ?
 主担当の中西先生やテネラルのAくんにお願いすれば安心ですが、何も知らないとはずかしいので、私もネタさがしをすることにしました。

 今日の深田公園は、お天気がよくて、ちょうちょがたくさん飛んでいました。
 ちょうちょが飛んでいるのをよく見ていると、「いかにも卵を産みそうな飛び方」というのがわかります。今日は、2回も、卵を産んでいるところを見つけました! 私の実力(運?)もなかなかのものです。

これは(↓)、ベニシジミの卵です。右が、卵を産んだお母さん。地表に近いスイバの葉の根元(葉柄というのかな?)です。こんなところに産むんですね。みなさんも探してみてください。

こちらは(↓)、キチョウの卵です。ハギのなかまの若葉です。

卵はおもしろい形をしていますね。ベニシジミは、サッカーボールみたいです。キチョウの卵はモンシロチョウに似てるけれど、白くてツンツンしてますね。

卵のある場所がわかれば、しばらく後にそこに行けば幼虫に会えるでしょう。
5月12日(土)のセミナー当日が楽しみです。

卵を産んでた場所を忘れないかって? だいじょうぶです。ちゃんと印をつけてありますから。あとは、幼虫が逃げたり、食べられていなくならないことを祈るばかりです。

セミナー「チョウの幼虫を飼ってみよう!」(C05:中西明徳・八木 剛)は、明日、4月22日(日)が申込〆切です。が、まだ少し余裕がありますので、お申し込みOKですよ。対象は小学校低学年とそのご家族です。
 第1回 5月12日(土)/第2回 6月9日(土)/第3回 7月14日(土) いずれも午後、博物館

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