ひとはくのエントランスでは、ミュージアムショップを営業しています。
いちおし商品は、プロ仕様の虫とり・魚とり網です。丈夫で壊れにくい、専門店から取り寄せた網ですので、調査に適しています。また、新展示『丹波の恐竜化石』にちなみ、恐竜グッズを扱っています。なかでもおすすめなのが恐竜のフィギュアです。おもちゃ屋さんにはない本格モデル(フェバリット社製)・自然派モデル(カロラータ社製)のフィギュアなど多種取り揃えております。昆虫好きの方のためには、昆虫のフィギュアを新入荷しました。腹部の微毛まで忠実に再現されています。自然環境の面から粘土質で作られていますので、お子さん、お孫さんへのお土産にどうぞ。
その他、兵庫県の地方名産品も取り扱っています。7月31日に43年ぶりに自然条件下でヒナが巣立ったコウノトリですが、エサであるたくさんの生き物たちが生息している田んぼから収穫された但馬産こしひかり米を、持ち帰りに手ごろな500グラム入りで販売しています。8月3日からは、丹波の名品・立杭焼の陶器を置いております。ご来館の際には、ぜひ足をお運びください。
営業時間・問合せは、こちら(http://hitohaku.jp/top/visitor_info.html)をご確認ください。
尼崎市の公園でササゴイの巣立ちビナを見つけました。
ササゴイは、サギ類の1種ですが、単独または数羽程度の小さなコロニーで繁殖します。写真左のヒナが口にくわえているのは、羽毛のようです。くちばしでくわえたり、放したり。この行動は、巣立ちを迎えたサギ類のヒナによくみられます。おそらくエサを捕まえる練習なのでしょう。水の中にあるものは、空中から見ると本当の位置から少しずれて見えます。これは、光の屈折率(くっせつりつ)というものが空気と水とで異なることからおこる現象です。サギ類の仲間は、水の中を歩きながら、もしくは水ぎわにじっと立ってエサを探します。そして、エサを見つけるとくちばしをさっと水中に突き入れて、エサを捕まえます。この時、サギたちは一瞬のうちに水中のもののずれを計算し、くちばしを入れる位置を調整しています。彼らが上手にエサをとれるようになるまでには、たくさんの訓練が必要なのでしょう。
写真左は、巣の下で拾ったササゴイの落し物です。ヒナの羽毛、卵の殻、フン、それと食べ残しのザリガニと小魚、昆虫の羽根。このような、鳥の落し物から彼らの生活を垣間見ることができます。ですが、巣の下を長い時間うろつくのはよくありません。親鳥に攻撃されてしまいました。
遠藤菜緒子(自然・環境マネンジメント研究部)
丹波の恐竜化石の第一発見者、村上茂さん。現在は、今年の4月から丹波市山南町にある
「丹波市立上久下地域づくりセンター」で木、土、日曜以外は活動推進員として地域振興の
ために働いておられます。
先日、ひとはく新聞編集委員2人が、取材のために、その村上さんに会いに行きました。
化石を発見されるまでの村上さんは、畑仕事や地域の仕事、また趣味のゴルフに勤しんで
おられたそうで、人生が化石発見によって変えられてしまったそうです。
上記センターで働く村上さんは、電話や来客対応に追われ、とてもお忙しそうで、こちらがお
話を伺う時間をとるのも申し訳ない感じでした。「私の人生は恐竜化石によって変えられまし
た。これからは恐竜化石と一緒に地域を変えていきたい。これからは、たくさんの人と交流し
て自然の素晴らしさを伝えたい。」と笑顔で話されていました。
みなさんも、村上さんに会いに行けば、楽しいお話を聞かせてもらえますよ〜。
村上さんも「気軽に来てください」とおっしゃっていました。
なお、この取材の様子は次回のひとはく新聞第2号(9月末発行予定)で詳しくお知らせいた
しますので、お楽しみに〜 o(*^▽^*)o~♪