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ジーンファームは,ひとはくの建物から150 mほど離れたところにあります(写真1)。
ジーンは遺伝子(いでんし)、ファームは農場(のうじょう)という意味の英語。つまり
ジーンファームとは、遺伝子という資源を守り、保存するという役割をもった施設で
す。といっても植物なら何でも保存する...というわけではありません。
ジーンファームは、主として、絶滅が心配されている野生植物、また最近急に減っ
てきている野生植物を対象としています(写真2)。
人工的な環境下で野生の植物を維持していくのはなかなか大変です。参考となる
情報も少ないため、毎日が試行錯誤の連続です。

ジーンファームでは貴重な野生植物を保存しているため普段は非公開ですが、4月,
5月,9月,10月,3月の毎月第3日曜日「はくぶつかんの日」には、午後に見学会を
開催しています。
次回は10月21日(日)の14:00〜15:00に開催します。
ジーンファームを覗いてみたいという方はぜひご参加ください。

                           黒田 有寿茂(自然・環境再生研究部)



写真1 ジーンファーム


写真2 フジバカマ

「おじいさんは山にしば刈りに、おばあさんは川に洗濯に・・・」。

この「桃太郎」の有名な一節を耳にすると、昔の里山と人々の暮らしが自然と頭
の中に浮んできます。桃太郎で語られる「しば」とは、漢字では「柴」と書き、雑木
(主に低木)の小枝のことを指します。
けれども、今の子ども達(もしかしたら、若い大人も!)は、この「しば(柴)」のこと
をほとんど知りません。私たちの今の暮らしには柴に出会う機会は皆無。彼らに
とって「しば」は、グラウンドや公園にある芝生の「芝」なのです・・・。

「しば(柴)」とはこれ↑です。企画展では、本物の柴を背負う体験のできるコーナー
を用意しています!


里山の自然とともに暮らした昔の私たちの暮らしに、親子でふれてみませんか?その
“きっかけ”を企画展「ひょうごの里山、日本の里山」はお届けします。
すてきなことに、兵庫県には「昔ながらの里山」が今も生き続けています。この里山を
残しながら、“生物多様性”・“環境”・“学習”を担う「新しい姿の里山」との関わる方法
も紹介いたします。

くわしい内容はこちら!
http://hitohaku.jp/exhibits/program_exhibition/2007/satoyama_index.html

橋本佳延(自然・環境再生研究部)

フロントスタッフ笹山です。

9月23日(日)にふかたん「トンボとりペナントレース」が開催されました。

隊長の八木先生を先頭に、46名の隊員の皆さんと深田公園へ出発!!
網をひきずりながらのチビッコ達、大きな網を持ったお父さんとお母さん、皆さん思い思いの場所でトンボとりを楽しまれていました。

秋は赤トンボの季節です。さぁ!!網を片手に野外へ出かけてみましょう!!!


(↑)いざ出陣、という感じ。とってもにぎやか。


(↑)家族みんなでトンボとりをして、楽しいひととき。



八木@自然・環境評価研究部です。

トンボとりペナントレースは、つかまえたトンボの種類数と個体数をかけ算して、ポイントを競うというゲームです。私が発明しました。

今回のペナントレースの成績はこちら(↓) 制限時間は30分、家族対抗としました。

私はオニヤンマを2匹も採って、子どもたちから尊敬され、たいへん気を良くしていましたが、徳平ファミリーに敗北を喫しました!!

6年生の徳平拓朗くんは「ひとはく博士と行く ハチ北高原サマースクール」でルリボシカミキリをつかまえた筋金入り昆虫少年ですが、彼以外の家族の方はフツーの人と思っていました。しかし、ペナントレースの結果を見ると、徳平家は、他の家族を圧倒していました。昆虫少年を擁する家族は、知らず知らずのうちに採集力が高くなっているという、驚くベき事実がありそうです。

風が強く、トンボとりのコンディションとしてはあまりよくありませんでしたが、30分の制限時間の間に、みんなで、7種、49個体のトンボが採れました。

ウスバキトンボとナツアカネが多く見られました。ナツアカネは枯れ枝の先に多く止まっていましたが、気づかない家族もあったようです。

(↑)実物と見比べて名前を調べる。


来月になると、アキアカネも山から下りてきて、深田公園はアカトンボでにぎやかになります。

深田公園の秋

2007年9月22日

9月20日、NPO法人シニア自然大学の方が60人ほど、団体で来館されました。「特注セミナー」として、私が「ビオトープ」についての話と実習をしました。

「ビオトープって、生き物のすむ空間だって。トンボ池つくることがビオトープやないですよ。ではみなさん、深田公園でビオトープを発見しましょう」なーんて言いながら、観察をしてもらいました。

今年は季節が半月くらいずれてる感じでこの日も暑かったですが、さすがにチッチゼミがよく鳴いてたりして、秋を感じました。
ふと見ると、水辺の足元にはかわいい草が。。。私なんか、ぜんぜん気づきませんでしたが、シニア自然大学の方が発見されました。


女性の方「この植物は何ですか?」

私「何でしょうかねー・・・かわいいですね。」

女性の方(こりゃダメだという感じで)「そうねえ。虫じゃないものねー」

私「動くもんにしか興味なくて、すいませんね。訊いときますわ」


<お昼休み、研究室で>

(私のとなりの席のふせっち(布施静香研究員)が部屋に戻ってきました)

私(上の写真を見せて)「これ何?」

ふせっち「イボクサ」

・・・秒殺だ!! 3秒かかってない。


ふせっち(図鑑をぺらっと見て)「外国の人ですね。あっ、史前帰化だって」

(意味:外来種ですね。でも、文書記録がある時代以前に持ち込まれた古い帰化植物のようです)

八木「ふーん、そうなんや。サンキュー」

博物館をいちばんよく利用しているのは研究員だなあ、とつくづく思いました。

県民のみなさんも、ぜひ活用してくださいね。
秒殺ですよー 秒殺!


ところで、この日の深田公園には、小学生たちの姿もあって、にぎやかでした。近所の武庫小学校の6年生と1年生のみなさんが、アミとカゴを持って、虫とりを楽しんでいました。

シニアのみなさんもこの風景にはいたく喜ばれていました。6年生と1年生という組み合わせもすてきでした。
こういう経験って、きっと子どもたちの心に残るでしょうね。私も幼稚園の頃の遠足の虫とりが楽しかったことを、いまだに覚えています。


博物館と深田公園、ぜひぜひセットでご利用くださいまし。
大人の方の観察にも、子どもたちの体験にも、もっていこいです。

八木 剛@自然環境評価研究部でした

幼虫

2007年9月21日

幼虫

 博物館の裏のノブドウに、イモムシがとまっていました.
 これはコスズメの幼虫です.
 すごい勢いで葉っぱをかじっていて、上下の葉はもうありません。
 さなぎになるまでに、食糧が足りるといいのですが・・・?

 福田知子(自然環境評価研究部)

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