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いよいよ”ひとはくフェスティバル”の季節です。

フェスティバルマネージャーの藤本です。
約40のグループに達人技、地元名産等々こだわりの心をもって参画し
ていただきます。

(写真:館内のようす)

日頃の活動場所は博物館、公園、学校‥、立場は市民グループ、高
校生、大学生、公務員‥と何もかもさまざまで、いろいろな体験を楽し
んでいただけるはずです。


(写真:採れ採れビンゴ)

ひとはくからは、昨年に続き「採れ取れビンゴ」(植物編)で植物のビン
ゴシートをつくり深田公園で捜すというゲームです。探し出す力だけで
なく、この季節に深田公園にどんな植物があるかという予測も必要な
ゲームになっています。
また、2007年は化石に明け、話題沸騰の年でした。
そこで、化石が専門というわけではない研究部(自然・環境マネジメン
ト研究部コミュニティデザイングループ)が担当して、公園で恐竜の巨
大!?立体クラフトをみんなとつくります。現在、見本として展示用の
ものを試作中です。
体長3mほどのものでも意外に大変で苦戦しています。
「そんなん得意!!」というみんな、ぜひ作りにきてください。


(写真:深田公園)

11月4日入場無料、みなさんのお越しをお待ちしています。

 藤本真里(自然・環境マネジメント研究部コミュニティデザイングループ)

昨日の雨で、一気に秋が深まってきましたね。
雨上がりの深田公園芝生広場には、水たまりができていて、待ちわびたかのように、アキアカネが産卵にやってきました。この水たまり、公園利用者には不評ですが、アキアカネのための「ビオトープ」になっています。

(↑)お天気がよければ、ぜひ深田公園でお弁当を食べましょう。美しい博物館の建物、風の彫刻家、新宮 晋さんの作品を背景に、アキアカネの産卵を観察できますよ!!
 アキアカネは、すぐ干上がってしまうような水たまりが好きで、稲刈りの後の田んぼにも、たくさん産卵に来ます。


(↑)産卵はたいてい連結して行なわれます。メスをしっかりつかまえておかないと、ほかのオスに取られてしまうからだって。たしかに、まわりには、メスを横取りしようとするオスもいます。キビシイ世界だ。。。

 今年は秋の進行が遅めなので、11月4日のひとはくフェスティバルのときも、お天気がよければ、産卵を観察できるかもしれません。


 ところで、私は、日本でいちばん美しい赤とんぼ、ミヤマアカネがどのくらいの範囲で生活しているかを調べるために、マーキング調査をしています。「あかねちゃんクラブ」のみなさんによるマーキング個体は、6800個体を超えました。はねに番号のついたミヤマアカネを見つけた方は、ぜひご一報ください!! 特に、宝塚、西宮、芦屋、東灘区にお住まいの方、要注目です。

 兵庫県には18種のアカトンボが記録されています。くわしくは、「プチ図鑑 兵庫の赤とんぼ」をぜひご覧ください。こちらからダウンロードできます。

自然・環境評価研究部 八木 剛

 ハチ北高原キャラバンでの研修会は,これで四回目.
昨日(10月18日)は地元で民宿を営んでおられるハチ北観光協会の13名が参加されました.
 第一回の「春の植物観察会」からはじまり,第二回「ハチ北ホタル探険隊」,第三回「ハチ北の地質調査・観察会」と続き,「秋の植物観察会」は今年最後の勉強会です.

 秋もずいぶん深まってきたので,あまり植物が見られないのではないかと心配していたのですが,実際には,美しく色づいた木の実やいろいろな秋の花を見ることができました.

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 ←木漏れ日に輝くユキザサの実

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 ←スキー場の草原にはリンドウの花

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 ←植物の利用の仕方を説明する参加者の1人(右から2人目).ミヤマイボタは柴を束ねるのに使っていたそうです.

 観察会といっても,ただ植物を見て名前を調べる,というものではありません.地元での呼び名や利用の仕方も話題にしながら,和気あいあいと高原の秋を満喫しました.午後は,室内でワークショップを行い,知識を深めました.

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 ←力作!


 来年もハチ北の自然や魅力について情報を発信をしてゆく予定です.お楽しみに!

(自然環境評価研究部 高橋晃・布施静香・福田知子)

ナガボノワレモコウ

 ジーンファームではバラ科のナガボノワレモコウ(白花)が咲いています.
ナガボは「長穂」でしょう.
ワレモコウよりもずいぶん長い花序をつけています.
先の方から花が順々に咲いていくんですね.
花序の中ほどの黒いところはアリです.
この花にはアリがわんさかと集まってきます.
蜜でもなめにきたのでしょうか.
それにしても,アリはなぜアリにとってこんな高そうな位置にある花を見つけることができるのか不思議な感じがします.
今度聞いてみるべし...


 10月21日(日)のはくぶつかんの日にはジーンファーム見学会を行います.
このナガボノワレモコウももちろん見ることができます.
興味のある方はぜひお越しくださいね.

黒田有寿茂(自然・環境再生研究部)

丹波市から恐竜化石が発見されたことを私が知ったのは、昨年8月なかばのこと
でした。篠山層群でもとりわけ化石に乏しい赤色泥岩から出たという事で、とても
驚きました。
発見を受けて9月に行われた試掘においても、大きな血道弓、保存のよい尾椎、
さらには獣脚類の歯まで、予想を超えて出てきてしまいました。


 今年の1月から3月に行われた一次発掘の時には、試掘時の成果から、かなり
のものが出てくる可能性は十分にあると思っていました。しかし1月の発表後、丹
波市での盛り上がりや、博物館で行われた展示の人気ぶりをみるにつけ、本当に
出てくるのだろうかと不安な気持ちも一方では持っていました。

しかし、2月15日に手彫りによる発掘が始まって最初の頃は小さな骨片ばかりで、
悪い方の予想が的中したのかと思っていたら、一次発掘開始前に三枝さんが冗
談で言っていた、「尾椎がずらっと並んで出たらどうする?」というのが現実になっ
てしまったのです。
6月になると頭骨の一部まで見つかってしまいました。

 このように丹波の恐竜化石については、これまで“期待”が裏切られ続けている
わけですが、次回の発掘ではまた期待を裏切ってくれるのでしょうか、今から楽し
みでなりません。

   古谷 裕(自然・環境評価研究部)

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