カエルツボカビ症をご存知ですか?
ツボカビは、カエルやサンショウウオ、イモリなどの両生類にうつるカビです。海外からやってきたツボカビが日本に生息する野生のカエルに与える影響については、まだわかっていません。でも、いったん野外に広がってしまえば手おくれになるかもしれないのです。ペットとして売られている外国のカエルにはツボカビがついている可能性があります。飼っているカエルを野外にはなしたり、死んだカエルやカエルのついた水などを外にすてないようご協力ください。
ツボカビの全国調査が、国が中心となって今年の春からおこなわれています。兵庫県ではひとはくがリーダーとなり、県内の調査員にお願いして、100個以上のサンプルの収集を行いました。サンプルは専門の機関に送られ、現在検査がすすめられています。ひとはくでは、このような調査活動と平行して、ツボカビ防止のために「ペットのカエルをはなさないで」PR活動をはじめました。その一環として、ツボカビ情報を簡単にまとめたホームページをつくりました。ぜひ、一度みてください。
また、ひとはくのミュージアムショップにご協力いただき、ツボカビエコバックの作製・販売を行ってもらっています。バッグには、ペットのカエルを放さないで欲しいという簡単でわかりやすいメッセージがプリントしてあります。ツボカビの説明がシンプルに書かれたチラシをバックにつけていますので、ツボカビについて知っていただき、さらにバッグを使っていただくことにより「カエルを放さないで」という普及にお買い求めになった方々にもご協力いただければと考えています。ミュージアムショップの営業に関しては、ホームページをご覧ください。11月4日(日)のひとはくフェスティバルでは、時間を拡大し10時〜17時まで、通常店舗のほかに3階入り口前でも営業します。
ひとはくミニキャラバン隊は10月20日から21日の2日間、兵庫県立有馬富士公園にお
邪魔してきました。気持ちいいくらいの、とってもいい天気でした。
この2日間は、ありまふじ公園の中でひとはくの研究員が博物館から普段展示していない
模型や生きているカエルやサンショウウオをみせながらお話したり、公園内を歩き回って
鳥や植物についてのお話をしました。
最近、話題になっている「カエルツボカビ病」についてもパネルを使って解説。
少しでも、みなさんに分かってもらえたら、と思います。
ひとはくのテント前 自然観察ツアー
ミニキャラバンで、またいろんなところへ、お邪魔したいと思っています。
みなさん、また遊びに来てくださいね〜
みなさま、こんにちは!
今回は私たちフロントスタッフについて少しご紹介したいと思います。
「フロントスタッフ」の名前どおり博物館のフロント(最前線)でお客様と接し、ひとはくとお客様を
「つなぐ」お手伝いをするのが私たちの仕事です。
具体的な仕事内容は、観覧券(チケット)の受付、お客様のご案内、展示の解説、館内で行わ
れるイベントの企画・運営などなど多岐にわたります。ひとはくに来られた方ならきっとどこかで
お会いしていますね(^^)!
このひとはくには昆虫、植物、動物、岩石、化石、まちづくりなど地球の不思議や環境のことを
追究している超個性的な研究員の先生方とその研究成果という宝物がぎっしり詰まっています。
どの宝物も私たちが今、そして未来を生きていくのに大事なものばかり。少々難しい宝物も楽し
んで発見してもらえるよう、私たちスタッフは日々勉強し、知恵を絞っています。この試行錯誤の
中でスタッフ自身もだんだんと虫好き、石好き、恐竜好きetc…へと変身していくのです!
次回以降ではイベントができるまでのウラ話などをお伝えする予定です。乞うご期待!
(フロントスタッフ 高瀬優子)