9月20日(土)からの、ひとはくファーブル大作戦!で、みなさんからの発見、観察を展示するコーナー「ひょうごのファーブル、未来のファーブル」の準備が進行中です。
この企画は、昆虫や自然をじっくり観察したファーブルにならい、みなさんの発見や観察、それに、みなさんそのものをご紹介するというものです。
現在までで、応募は107件です。毎日増え続けています。
9月20日(土)の開幕以後も、受け付けますので、展示をご覧になって、これならボクも、ワタシも、という方は、ぜひご出展ください。スペースを空けてお待ちしています。
募集要項と応募用紙はこちらにあります。
http://hitohaku.jp/daisakusen/mirai_no_fabre/bosyu.html
募集要項の説明がわかりにくい、と悪評ですので、サンプルをご覧にいれます。
展示は、標本などの実物資料と、写真や絵画(いわゆるポスター展示)の二つのパターンがあります。
こちらは、実物資料の展示例です。
15cm角のアクリルケースに収納して展示します。
格調高いケースです。どんな標本もすばらしく見えます。いわゆる「フレーム効果」というやつです。本番では、テーブルクロスをかけますので、さらに格調高くなります。
この中に何点か入れてもらってもいいですが、1点で十分です。
こちらは、ポスター展示の例です。
黒いボードを背景に、30cm×30cmのパネルで展示します。
(注:これはパソコン上で作成したもので、パネルを撮影したものではありません)
デジタルデータは、なるべく大きな画素数のものをご用意ください。こちらでプリントします。絵画やイラストは、現物をそのままパネルに貼るか、こちらでスキャンしてプリントするか、ご相談です。
どちらにも、出展者自身の写真の入った説明パネルをつけます。
観察するのも、発見するのも、人です。みなさんのご協力により、いきいきとした展示になりそうです。
たくさんのファーブルたちがせいぞろい、ですね。
みなさま、ぜひご覧になり、また、ご出展ください。
八木 剛(自然・環境評価研究部)
「ひとはくファーブル大作戦!」は、9月20日(土)から、いよいよ開幕です。
9月20日(土)朝10時から10時30分の「オープニング記念式典」では、楽しいイベントをご用意しています。みなさま、ぜひぜひお越し下さい。はばタンも来ますよ。
楽しいイベントのひとつは、虫放天(むしほうてん)。
ときどき、慶事にちなんで、鳩(ハト)をいっせいに飛ばしますね。これは「鳩放天」というそうです。ファーブルだから、それを「虫」でやってみようということで、名づけて「虫放天」。本邦初、史上初かも。
こんな小箱を50個用意しちゃいました。
中からどんな虫が飛び出すか、まさに、ふたを開けてみないとわかりません。
ちゃんと虫が飛ぶかどうかも、ふたを開けてみないとわかりません! なんてったって、はじめてだもん。
「オープニング記念式典」にご来場のみなさんの中から、ご希望の方を、「虫放天」にご招待します。小さなお子さまを優先しますので、ご了承ください。
なお、虫は、ひとはくの研究員が、前日または当日の朝に、博物館のまわりの深田公園でつかまえたものだけを用います。じょうぶで、しかも、よく飛びそうな種類を集めるつもりです。
虫好きのみなさんなら、何を飛ばしてみたいですか?
ダンゴムシってか?
そら飛べへんがな!
ポトッと落ちて縁起悪いがな!
スズメバチって?
刺したらどないしまんねんな!
保険入ってまへんで!
ギンヤンマ?
そんな簡単にとれまっかいな!
それでのうても準備で忙しいんやで!
さて、みなさん、考えてみましょう。
が、問題はお天気です。今週は台風が来るみたいですね。
お天気が悪いと、百戦錬磨の研究員でも、なかなか虫は採れません。努力はしますが、虫が集まらなければ、多くの人にご参加いただけないかもしれませんので、こればっかりは、おゆるしくださいネ。
そうだ。それなら飛ばしたい虫を持ってくるのもアリにしよう! 「参画と協働」だぜ!
飛ばしたい虫を持って来た人は、受付に申し出てください。
みんな、待ってるよー!
※ うまくいかなかったら、11月3日(祝)のひとはくフェスティバルで、リベンジします。
※ 注意事項を忘れておりました。昆虫は一般に、飛翔を妨げられると、高いところへ、明るいところへと向かう性質が強いです。その性質を利用して「放天」を行おうとするものです。しかし、実際にどの方向へ飛ぶのかは、ふたを開けてみないとわかりません。偶然にも顔面直撃、という事態もありえますので、ご来賓の方々も含め、虫嫌いの方は、どうぞご注意くださいませ。(人体に害を及ぼす虫は用いませんのでご安心ください)
八木 剛(自然・環境評価研究部)
「ひとはくファーブル大作戦!」開始まであと8日。
着々と準備が進んでいます。
昆虫担当のY氏が楽しそうに古文書?を見ていました。
よく見ると、トンボがたくさん....
播磨の偉大な博物学者、篠首村(現在のたつの市新宮町)出身の大上宇市(おおうえ・ういち、1865〜1941)が手書きで整理したノートです。昆虫のみならず、植物、陸貝など多くの分野で業績を残しています。ファーブルの時代、日本にも立派な博物学者がいたのです。
この貴重な資料はたつの市教育委員会が保管しています。今回お借りすることができました。
実際のトンボと並べると、シンプルながら特徴をよくとらえていることがわかります。
ホタルの絵もすばらしいですね。
特に魅力的なトンボの頁は9/20からの「ひとはくファーブル大作戦!」で公開します。
ぜひともひとはくにおいで下さい。
鈴木武(生涯学習推進室)