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11月29日(土)神戸市立西脇小学校体育館でPTA主催の「ひとはくin西脇小学校」が開催されました。ティラノサウルスやトリケラトプスの頭骨レプリカや昆虫標本、古生代から新生代の化石標本、パネル展示など体育館の半分を占めるキャラバン展示を背景に、計15ものPTAや地域の方の趣向を凝らした工作ブース。ひとはくからは、化石のレプリカ作りと、人と自然の会による「まが玉ペンダント」が出展。体育館は一日、こどもたちの驚きの声につつまれました。

ひとはく学校キャラバンは、今年度神戸市立櫨谷中学校を皮切りに4校目。全部で5校が予定されています。


 写真1:好奇心の熱気に包まれる体育館


 写真2:化石のレプリカづくり


 写真3:人と自然の会「まが玉ペンダント」

生涯学習課 春名潤一

本館3階展示室の一角に、密やかに響く虫の声。小泉八雲展示の正面にある「虫売りの屋台」。その片隅に仕込まれた来館者プレゼント「ちんげんさい直筆虫売り扇子」を幸運にも発見したのは、神戸市灘区からご来館の4歳と5歳の親子連れでした。

はじめての来館でのプレゼント発見に大喜びでした。
「ちんげんさい直筆虫売り扇子」はあと1本仕込んであります。明日が最終日。よく探して、ぜひとも
ゲットしてください。

生涯学習課 春名潤一

11月24日(月)に<ちんげんさいのファーブル講談>を開催しました。
NHK出演の効果もあって、会場アースシアターは大盛況でした。
そのときの模様を少し紹介します。

この日は2本立てで、まずは「ファーブルふん虫記」。


謎の講談師河南堂珍元斎熱演中。

河南堂一門もふん虫役で友情出演。

怪しいふん中たち登場!


ふん虫奮闘中!スカラ兵衛が大暴れ。会場中にふん玉が飛んだり、転がったり・・・、空飛ぶふん玉
に子どもたちは大喜び!

クイズに答えて正解すると、スカラ兵衛扇子をその場で描いてプレゼント。

日本のふん虫、生きたセンチコガネくんをさわってみる子どもたち。さすがにセンチコガネくんは
ちんげんさいよりも大人気でした。

主演男優賞のセンチコガネくん


2本目は「講談 虫売り」。「ギースどうどすー、松虫どうどすー・・・」と虫売りが登場すると
場内は静まりかえり、江戸時代へとタイムスリップ。


虫売り登場

寸劇、お絵描きありの講談で、ふん虫の気持ちになったり、江戸の虫売りを体験したり、
五感で楽しむ!イベントでした。
ひとはくファーブル大作戦!もあとわずか。、<ちんげんさいのファーブル講談>は11月30日
(日)(11時〜12時)で千秋楽を迎えます。お見逃しなく。

でも、再び、ちんげんさいは、新年、1月10日(土)、ひとはくのミニ企画展「ウシさんようこそ」(1月3日〜12日)の中で、柳田国男の蝸牛考(かぎゅこう)をもとにした新春講談「でんでんむしのめでたい話」で登場します。乞うご期待!

ファーブルTF 川東丈純

みなさま、こんにちは!
「ひとはくフェスティバル」におきましては、今年も大勢のお客様にご参加いただき
ありがとうございました。
特別プログラムのファーブルクイズ王大会では激戦の末、全問正解のクイズ王が3名
も誕生し、大変盛り上がりました。

写真:ファーブルクイズ王大会の表彰式のようす

また深田公園では、演奏会や屋台など皆様も楽しい一日をお過ごしいただいたことで
しょう。


写真2:虫顔おめん研究室


さて、「ひとはくファーブル大作戦!」の開催期間も残すところわずかになってしま
いましたが、もうご観覧いただきましたでしょうか?
皆様のおかげで、楽しくイベントを行うことが出来ました。
開催期間、最後の土日はクイズ大会などを予定しております。
最後まで全力で頑張りますので、ぜひご参加くださいますようスタッフ一同心よりお
待ちしております。

なお、12月のクリスマスに向けてのイベント準備もおこなっていますので、こうご期
待ください。

                    (フロントスタッフ 寺尾由美子)

皆さんは、インドネシアというと、どんなとことをイメージされるでしょうか?
「暑くて、いともかんたんに伝染病が広がる、貧しい国」でしょうか?

 インドネシアは、大小の島々がつらなった島国です。マレー諸島とセレベス島
やニューギニア島の一部まではいってしまう、とても大きな国なのです。
面積は日本列島の5倍もあります。ですから、「インドネシア人」と一口に言っ
ても、いろいろな人がいます。民族や話すことば、さらには食べ物までもが、も
ともとは、地方によってことなったのです。

 そういえば、人と自然の博物館から毎年行っている島はボルネオ島ですが、ボ
ルネオ島というのはマレーシアからの呼び名で、インドネシアではおなじ島をカ
リマンタン島と呼んでいるのですよ。

 わたしはむかし、毎年のように、アフリカのコンゴ共和国とインドネシアに行
っていました。ところが日本での仕事が忙しくなり、忙しくなりすぎて、とうと
う6年前に脳梗塞になってしまいました。右半身が動かなくなったのです。そし
て闘病の後、2年前からやっとインドネシアには行けるようになりました。今で
はかなり動けるようになりましたが、それでもやはり、山に登ったり、坂をかけ
下ったりといったフィールド・ワークはムリなのです。

 今、行っているのは、スマトラ島という西の端の大きな島と、ジャワ島という
首都ジャカルタのある島です。

 スマトラ島のパダンという都市にあるアンダラス大学の先生といっしょに、車
に乗せてもらっていなかを回り、どんなところにどんな動物がいるかを調べます。
また病気になる前から通っていたジャワ島のパンガンダランでは、シルバールト
ンというサルの食べ物を調べたりしています。
  
   写真;パダンの街なか

 スマトラ島では、伝統的な〈我が家の畑〉がだんだん見られなくなっています。
それでもパダンの近くにはまだよく見られますが、パダンから山脈を越えた北東
へと続く広大な地域には、すでに伝統的な〈我が家の畑〉は見られず、かわりに、
どこまで行っても油ヤシのプランテーションが広がるようになりました。おなじ
地域には、国際的な石油会社もパイプ・ラインを伸ばしています。
  
   写真2:若い油ヤシの畑

 野生動物の生息は、プランテーションを広げたり、パイプ・ラインを引いたり
する妨げになります。ここにはアジアゾウやスマトラトラがいます。でも、生息
地を追われたゾウやトラは、畑に入りこんだり、家畜や人をおそったりするので、
人びとから恐れられています。

 スマトラ島では、経済的な開発と、伝統の生活と、野生の自然が、互いにせめ
ぎ合っているのです。
(この連載は、不定期に続きます。)

  三谷 雅純(兵庫県立大学/人と自然の博物館)

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