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7月12日(日)に「小泉八雲と鳴く虫」を開催しました。

さて、講談「虫売り」の一席でございます。・・・・・・・・

DSC00031.JPG

と、河南堂珍元斎一座による寸劇講談ではじまりました企画展「ぎっちょん君参上!」のスペシャルイベント「小泉八雲と鳴く虫」。DSC00036.JPG

 

スペシャルゲスト、小泉凡さんが父上、時さん(小泉八雲の孫)が亡くなったため、急きょ、出演できなくなってしまい、野球でいうと4番バッター抜きでの開催でしたが、

鈴木武研究員の応援と、川東珍元斎のアドリブ紙芝居「小泉八雲物語」に差し替えての開催となりました。

寸劇は、いつもの河南堂四十一斎(虫売りの喜六)と河南堂御免奈斎(八雲:ヘルン先生)。時は、明治31年。江戸のにおいの残る市谷富久町のヘルンさんの家に、近所に住む喜六が訪ねてくるところから、はじまります。「また、仕事やめてしまいましてん・・・」という喜六にヘルン先生は「虫売り」の仕事を紹介し始め、「虫売り」の歴史の講釈をはじめます。 P1000477.JPG

小泉八雲の「虫の音楽家」というエッセーをもとにした珍元斎オリジナルの講談で、県立美術館藤原義勝ミュージアムティチャー制作の虫売り屋台を使った「虫売り」の再現が見もので、喜六が虫売りの売り声がどうしてもきんぎょ売りになってしまい、教えていたヘルン先生までも「さお竹売り」になってしまうという、けったいなお話です・・・・

P1000486.JPG P1000469.JPG「あー聞いてみたいなあ」とこのブログを見て気になった方は、ぜひ、企画展「ぎっちょん君参上!」の小泉八雲展示コーナーへ!屋台の前の床几に座ると、鳴く虫の声のあとに、講談「虫売り」が聞こえてきますので、一度お聞き下さいませ。

続いて、川東珍元斎のアドリブ紙芝居「小泉八雲物語」。P1000490.JPG

小泉凡さんのパワーポイント約100枚をもとに、兵庫文学館担当時代のキャリア?を生かして、八雲の人生や神戸時代のエピソード、愛した鳴く虫のこと、友人の凡さんについてなど、前列に陣どった子供たちとのかけあいで、なんとか4番不在をしのいだ珍元斎でありました。

 

P1000498.JPG P1000493.JPG P1000495.JPG 

さあ、つづいての登場は4番の代打、鈴木武研究員。八雲が神戸に来たわずか5年後に神戸にあらわれた、英国人ゴードンスミスのおはなし。 

       P1000504.JPG

ゴードンスミスは、スミスネズミのタイプ標本を神戸で発見しました。 そしていろんな日本の生き物の採取し、標本を英国に送っています。そのスミスネズミが最近六甲山で、猫のタツマキ君の活躍で再発見されたエピソードやスミスさんが八雲の著作を読んで興味をもった虫売りの屋台をまるごと買い取った話などをこれまた紙芝居風に紹介しました。そして、なんと八雲とおなじように明治日本の会談の採話もしていてびっくりです。 DSC00045.JPG P1000505.JPG

つづいて、大谷剛研究員の「八雲の聞いた鳴く虫」です。昨日完成した「ぎっちょん君ハウス」のデビューと相成りました。参加者は真っ暗ななかで、八雲の愛した鳴く虫の音に耳をかたむけました。

IMG_8105.JPG   IMG_8104.JPG  

聞きわけの訓練のあとは、深田公園へ。この日はまだ時間は早くマダラズスとシバススしか鳴いていませんでしたが、バッタを捕まえたりして、虫とたわむれ虫を愛した八雲に思いをはせました。

IMG_8112.JPG

 

 

最後になりましたが、小泉八雲の偉業を広く世界に伝え、そのバ トンを見事に息子凡さんに渡された小泉時さんのご冥福を祈ります。                                       八雲愛用の虫かご P1010217.JPG

 

ここで講談が聞けます。DSCF1659.JPG

みなさんも八雲の愛した鳴く虫を体感しに、ぜひ、ひとはくへ!八雲の作品と鳴く虫と講談がみなさんをお待ちしています。

ぎっちょん君チーム  川東丈純

                                                                        

いよいよ夏休み。といっても終業式がまだの学校もあるようですね。
それでもこの3日間は3連休だったはずです。
今日も館内は家族連れなど大勢のお客様でにぎわいました。

4階サロンにて

▲ぎっちょん君の変身コーナーも終日にぎわっていました

今日は「海の日」。ということで、午後に来館された子ども会向けに、
小林文夫主任研究員の特注セミナー「海の一生」があったのでのぞいてみました。

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▲地球儀を片手に熱く語る小林文夫主任研究員

「海は広いな♪大きいな♪〜」
その海にも「紅海」のような生まれたばかりの海、
青年期の海「大西洋」、壮年期を過ぎた海「太平洋」
そして、「地中海」は晩年期の海なんですね。

ひとはくでは団体向けに特注セミナーをやっています。
メニューも豊富。詳しくはホームページで「ひとはく手帖2009」p.24〜p.29をご覧ください。

http://hitohaku.jp/education/09techou/09techou_all_page.pdf


今日は祝日。ということで土・日・祝日いつも15時からやってる「フロアスタッフと遊ぼう」をのぞいてみました。この3連休は「川で魚つり」です。

 

魚つり0 魚つり1

▲みんなうまく釣れたかな?

今日は特にたくさんの子どもたちが魚釣りにチャレンジ!
スタッフの笹山さん、美濃さんも大忙しでしたね。

魚の説明 紙芝居

▲つりの後は「魚のお話」と「外来魚についての紙芝居」

一番たくさん釣った子どもには「表彰状」までプレゼント!

ほかの子どもたちも、「ぎっちょんくんポイントカード」にスタンプをゲットしていました。
今度の週末25,26日は「星座万華鏡」です。こちらも、ぜひご参加ください!


さて、ひとはくでは夏休み期間中、8月31日まで無休です。
毎日いろいろなイベントがあります。

丹波で発見されたティラノサウルス類の歯や「丹波竜」の化石などの展示、「ひとはく恐竜ラボ」でのクリーニング作業も毎日やっています。
さらに、企画展「初夏の鳴く虫と巡回展 ぎっちょん君参上!」も8月末まで開催しています。
今度の週末には、
■25日(土)11:00〜「ミニ逆さビデオカメラをつくろう」
■26日(日)14:00〜鳴く虫講談「のこぎり名人 ぎっちょん君誕生!」
などもあります。いずれも申し込みは不要。

ぜひ、この夏、ひとはくに何度もお越しください。

(生涯学習課長 平松紳一)

今日のひとはく

2009年7月18日

連休、初日。みなさん、いかがお過ごしですか?

今日のひとはくをご案内します〜。(。・ω・)ノ゙

今日ご来館してくださった方も、ひとはくへ行くことを検討されてる方もどうぞ〜。

 今日からティラノサウルス類の歯をみなさんに見ていただけるようになりました。

今日の朝刊に掲載されたこともあって、朝から大勢のお客様がお越しくださいました。

3F.JPG   texirano.JPG

    3階丹波の恐竜化石展示コーナー      早速、篠山からお越しくださったお客様                    

 

実際に肉食恐竜の歯を見てどうでしたか?「ちっちゃい?」「大きい?」

 

館内はティラノサウルス類の歯の展示以外にも、魅力満載。

今、開催中の「初夏の鳴く虫と巡回展 ぎっちょん君参上!」が展示してある2階へ降りてみましょう。

ん〜、誰かが喋ってますね。

声は2F企画展示室前虫売り屋台から聞こえてきます。そして、その前に人だかりが。

ひとはくが誇る、謎の講談師「河南堂珍元斎」の虫売りの講談でした。

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ゆっくり座って、講談を聞くことができますよ。

 

あっ、イベントをやってますね。なんのイベントでしょうか。

DSCF5943.JPG フロントスタッフのイベント「川で魚つり」でした。

 どんな魚が釣れたかな?このイベントは明日・明後日も実施します。

 この他、フロントスタッフのイベントは毎日あります。是非参加してみてね。

DSCF5887.JPG  DSCF5927.JPGのサムネール画像 

      展示室ツアー                デジタル紙芝居

 

 さて、4階に上がってみましょう。セミナー何かやってるかな?

 

 三枝主任研究員と池田研究員のセミナー「カエル骨格作成教室」が実験セミナー室でやっています。少し覗いてみましょう。

カエルの内臓の話を聞いた後、トノサマガエルを解剖しています。

今日のセミナーが終わったら、「ポリデント」につけて明日もっと肉を剥がしやすくするんだって。

kareru.JPGのサムネール画像    kenngaku.JPG 

セミナーの様子。                       外からも見学出来ます〜。

                                  明日も見学できるよ。 

 

4階サロンには、「初夏の鳴く虫と巡回展 ぎっちょん君参上!」に合わせて虫の着ぐるみも置いてあります。

P1000422.JPG    musigurumi.JPG 

     いろんな衣装があるよ               着替え完了〜

                                  はい、チーズ。かわいい〜☆

 

青い服を着てカメラを持ってウロウロしている職員がいたら、それは私です。写真撮りますよ〜。

逃げないでね。('-'*)ヨロシク♪

 

ひとはくは8月末まで、休まず開館してます。ご来館お待ちしています☆

                                      小林美樹(生涯学習課)

 

 

2009年7月18日(土)連続セミナー「芦屋で学ぶ森・川・海の自然」第4回を行いました。今回のテーマは森の昆虫。担当は、大谷研究員です。ひとはく連携グループNPO法人さんぴぃすの方もスタッフとして参加してくださいました。受講者は10名と少人数でしたが、遠く福井県から来てくださったご家族もいました。

一向は、芦有ゲートを出発し、旧あしや村(芦屋市青少年野外活動センター)へと続く山道をゆっくりと登りながら、昆虫採集をしました。あちこちで「あ!」「つかまえた」「先生これなに?」など声が上がります。そのたびに大谷研究員が「どれ」と言って解説をしてくれました。少人数ならではの特典です。キマワリやアカハナカミキリといった甲虫が多くとれました。時には、虫かごに入れている間に、ウスバカゲロウの成虫がオサムシに食べられてしまう場面も。食物連鎖を目の当たりに。

昆虫採集の様子 解説する大谷研究員
(写真左)外は暑くても森の中はひんやり、(写真右)昆虫少年からの質問

あしや村は海抜400m〜500m。車が通れる道路はありません。かつては子供たちのレクリエーション施設として、キャンプ場やアスレチック施設が整備されていたそうです。しかし、阪神淡路大震災で施設が利用できなくなり、昨年完全に撤去されました。今は森が広がるのみです。阪神芦屋駅からわずか4kmの場所にこんな環境が、と驚きです。

池の様子 アカハライモリ
(写真左)森の中に池が出現、(写真右)イモリがたくさんいました

最後はみんなでつかまえた虫を確認。見たり声を聞いただけの種類を含めて22種類の昆虫を確認しました。下の写真の昆虫は、尻があがったように見えるのでシリアゲムシの仲間なんだそうです。

昆虫を同定 シリアゲムシ

★★★★★★彡

来月の芦屋セミナーは、8月13日(木)「真夏の鳴く虫を聞く」(担当:大谷研究員)です。真夏の夜、虫の声を聞きながら涼んでみませんか?夏休みの思い出にも。

詳しい情報、申し込みはこちら→ http://hitohaku.jp/education/main.html

(自然環境マネジメント研究部 遠藤菜緒子)

丹波の恐竜化石の発掘では、国内初となる恐竜の全身骨格発掘に期待がかかっています。これは恐竜の中でも竜脚類・ティタノサウルス形類に属する大型植物食の恐竜、いわゆる「丹波竜」です。

実は発掘中に、この「丹波竜」を食べに来たと思われる肉食の恐竜の歯がたくさん見つかっています。肉食恐竜たちは歯を折りながら、かぶりついていたんですね。
そんな恐竜たちの中でも、今回、獣脚類・ティラノサウルス類の歯が見つかったのです。

   展示ケース

▲第3次発掘で見つかった「丹波竜」の歯と獣脚類の歯が同じ展示ケース内に。

ティラノサウルスの復元模型の前に、見つかった2本の歯を展示しています。

 

長さ2cmにも満たない前顎歯ですが、ティラノサウルス類の特徴である「D型」の歯です。予想される体長は5メートル?
すでに新聞やインターネットでは報道されていますが、ティラノサウルスといえば後期白亜紀に13mにも達したティラノサウルス・レックスを思い浮かべられる方は多いでしょう。
このティラノサウルス、いつ頃から大型化したのか詳しいことはわかっていません。というより1億年以上前の原始的なティラノサウルス類は、小型のものの化石しか見つかっていないのです。

最近、中国で1億年前よりもやや古い前期白亜紀の地層から大型化に向かう中間型のティラノサウルス類の化石が発見されました。
そして今回、その地層よりも古い「篠山層群下部層」(1億4千万年〜1億2千万年前)から発見されたのです。
このことはティラノサルス類の進化を考える上で、世界的に見ても重要な発見となるわけです。

 

歯1のサムネール画像 歯2のサムネール画像

▲1本は折れていますが上から見てD型がわかります。もう1本は前顎歯を舌側から見えるように展示しています

いよいよ、この歯を明日18日(土)から一般公開します。
8月31日(月)までの夏休み期間中、3階「丹波の恐竜化石」展示室にて見ることができます。

この機会に、じっくりとご覧ください。

(恐竜タスクフォース・生涯学習課長 平松紳一)

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