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河南堂珍元斎でございます。好評展開中の企画展「ぎっちょん君参上!」。まだまだ暑いですが、朝夕は少し秋っぽくなってまいりました。鳴く虫のほうも秋の虫が出てまいりましたので、秋バージョンに少し衣がえでございます。

まずは、企画展示室内のパソコンが変身・・・。初秋のなく虫エンマコオロギさんたちの声が聞けます。そして、長い七夕まつりだった「虫に願いを」も終了。みなさんの願いは神社に奉納しました。IMG_8996.JPG

そして、ひとはくサロンのぎっちょん君ハウスでは、秋を代表する鳴く虫カンタンさんが鳴いております。 IMG_9001.JPG

真っ暗な世界で古典芸能の能「かんたんの夢」の世界を感じてみてください。

1匹だけが鳴きつづけるので、ぜひおぼえてかえってくださいね。

 

 

サロンでは、昆虫標本づくりも見られます。 IMG_9002.JPG

8月の土日月とやってます!

 

 

 

 

 

 

 

 

鳴く虫ブラザーズも待ってます。

IMG_8995.JPGみなさんもひとはくに一足はやく秋を見つけに来てくださーい!

謎の好男子、講談師 河南堂珍元斎でございます。さて、ぎっちょん君参上!展関連イベントとして、19日に怪談セミナー「八雲とお菊虫」を開催しました。今回は、葛屁句草(かづら へくそう)さんの落語「皿屋敷」と鈴木武研究員のお菊虫セミナーの2本立て。 IMG_8858.JPGのサムネール画像

まずは、珍元斎とうりふたつの謎の落語家葛 屁句草さんの怪談落語「皿屋敷」。共演は夏休み最後の出演の河南堂売斎こと立川クンと十七斎こと岡きくチャン・・・そうです、本名きくということで、お菊役でございます。

今回の展示で紹介していますとおり、小泉八雲がエッセー「日本の庭にて」の中で、お菊虫の話を書いていて、その関連で落語でございます。八雲は姫路に伝わるお菊伝説の紹介のなかで、お菊虫のことも書いていますが、このお菊さんネタの落語にも、お菊虫が出てきます。

IMG_8865.JPGこのお話は、桂米朝さんの皿屋敷をもとにアレンジしたもので、このお菊伝説を教えてもらった姫路の若い連中が、今も出るというお菊さんの幽霊を見に車屋敷にいくというもので、お菊さんがお皿を9枚まで数えるの聞いてしまうと死んでしまうが7枚あたりでにげると助かるというアドバイスで、逃げ帰ります。でも、お菊さんが大変な美人ということで、車屋敷は見物客で大にぎわいとなり・・・・ IMG_8887.JPG

 

 

お菊さん登場・・・

おお怖わ・・・ IMG_8895.JPG

 

 

結局、お菊さんファンクラブまでできそうな騒ぎで連立連夜、うらめしやーとがんばったお菊さんですが、ついに、風邪をひいてしまい、明日休むために、2日分18枚まで数えるという「考えオチ」になっています。

 

つづいては、お菊虫のセミナー。あのお菊さんの殺された井戸に大繁殖したというお菊虫は、たしかにお菊さんのしばられた姿に似ていますが、ジャコウアゲハのさなぎで、本物のそのさなぎと幼虫を見せながらの鈴木研究員の説明です。ジャコウアゲハはウマノスズクサを食べることなどの生態についてのお話。 IMG_8909.JPG

 

IMG_8930.JPG

子どもたちもさなぎを触ったり、うんこのような幼虫をつついたり、興味津々でした。

IMG_8997.JPG

 

この幼虫くんたちは、八雲の庭展示ケースの中で、順調にさなぎになりつつあります。

ぜひケースを開けて、見てみてください。

さなぎもおちろんあります。

IMG_9000.JPG

ぎっちょん君参上!展示は8月31日まで。

最終日が、珍元斎の講談も千秋楽を迎えます。

どうぞみなさま、ぜひお越しください。

すみからすみまで、御願いたてまつりますーーーーーー。

 8月18日(火)、ひとはくでやっている夏季教職員セミナーのひとつ「地層の見方・調べ方in丹波」がありました。野外での実習だったので天候が心配でしたが、暑すぎるくらいの好天に恵まれました。

 セミナーの前半は、篠山市の旧西紀町にある「黒豆の館」に集合し、丹波帯や篠山層群の地質的特性や化石についての基礎的な講義を受けました。講師は、人と自然の博物館主任研究員の古谷裕(ふるたに ひろし)先生です。講義では、地層の並び方のきまりを教わったり、現在も海にたくさんいるプランクトンの1種である放散虫の化石について、顕微鏡写真や実物標本を見ながら基礎知識を詰め込みました。

黒豆の館で基礎的な講義 顕微鏡で微化石の観察

 

 あっという間に90分ほどの講義は終わり、いよいよバスに乗って現場の露頭へ向かいました。  まずはじめは、黒豆の館の近くの垣屋に見られる露頭の現場です。ここでは、丹波帯2型地層群が見られ、泥岩中の層状チャートや砂岩のブロックを観察しました。岩石ハンマーの使い方も教えていただきながら、岩石を砕いて化石が含まれないかルーペで観察しました。

砕いた岩石をルーペで観察します 地層をさらに詳しく観察

 

 次に訪れたのは、丹波の恐竜化石発掘現場です。今の時期は発掘が行われておらず、発掘の跡は化石を保護するためのコンクリートで覆われていますが、付近では篠山層群下部層の赤味を帯びた泥岩や砂岩、礫岩が見られます。また、篠山層群の堆積後に貫入したマグマによって作られた石英斑岩の岩脈を観察しました。

丹波市山南町化石発見現場へ 丹波竜についてレクチャー 

そして、さんなん住民センターにある「丹波竜化石工房」を見学しました。

 

さんなん住民センターへ この中は撮影禁止

昼食の後、篠山市藤岡奥で丹波帯2型地層群の中の、砂岩ブロックを含んだ泥岩を露頭で観察しました。 泥岩と砂岩を観察  あそこが泥岩で ここが砂岩で・・・・・

そこから民家の横を通り抜け、どんどん山を登ります(といっても、10分程度)。健脚の古谷先生に追いつくのがしんどかったです。

いのしい飼育小屋を越えて山の中へ  どんどん先へ進む古谷先生

 そして、この山の中の露頭では、丹波帯2型地層群藤岡コンプレックスの中の、古生代ペルム紀と中生代三畳紀の境界部分の地層を観察しました。と言葉で書けばそれだけなんですが、中生代三畳紀といえば、恐竜が活躍していたジュラ紀より古く、2億年から2億5千万年くらい前のこと。そしてその前が古生代ペルム紀(おおよそ3億年ほど前)ですから、それはもう驚きです。

古生代と中生代の境界をさまよう?  岩石を砕いて放散虫を探す はいつくばって探す   これはたくさん放散虫が入ってますねぇ!!

 (ハンマーで砕いた岩石は断面がとても鋭利ですから、ケガにはくれぐれもご注意を)

 

 最後に訪れたのは、王地山公園ささやま荘のある王地山の南東部の露頭です。ここには篠山層群上部層の凝灰岩や凝灰質砂岩が見られ、頭の上に見えている地層の底面(地層の底面が観察できるなんて!!)には、多数の生痕化石が残っていました。

こんなにはっきり地層が見えるんですね  頭上に地層の底面がっ!! 

 あっという間の1日のセミナーでしたが、私たちの身近なところに、こんな素晴らしいフィールドがあることに感激するとともに、是非多くの方々にもセミナーに参加していただいて、地層や化石に興味をもってほしいと思いました。

(情報管理課:八尾) すごいすごい

21日(木)の読売新聞朝刊、「くらし■家庭」のページにも掲載していただきました「実演!化石のレプリカづくり」と「親子でつくる化石のレプリカ」は、いよいよ明日22日(土)までです!

実習生01

▲今回、博物館実習生にも来館者対応研修として手伝っていただきました

実習生02

▲博物館実習も22日までです。みなさんお疲れ様!!

初任研01

▲また、初任者研修の先生方にも手伝っていただきました

初任研02

▲さすが先生!色塗りもセンスがありますね(^^)

 

そんな今日、私はと言うと、ひとはくではなく大阪市立芸術創造館の大演習室という、博物館とは全く異なる雰囲気の中で「チョコレートでつくる化石のレプリカ」を催してきました。

平松

▲レプリカって何かを解説。もちろん「丹波竜」の紹介も

おゆまる リエリセラス

▲カラフルな「おゆまる」で楽しみながらつくりました

子どもたち

これは関西広域機構が主催する「関西文化体験days」のなかでの催しです。参加した22名の子どもたちは、チョコレート製の化石のレプリカを手にしながら元気よく帰って行きました。明日の朝まで、ちゃんと冷蔵庫で冷やしてくださいね。

さて、企画展「初夏の鳴く虫巡回展 ぎっちょん君、参上!」も、いよいよ31日まで!

この間、ひとはくは無休。24日、31日の月曜日も開館しています。

残り少ない夏休み、ぜひ、ひとはくにお越しください!

(生涯学習課長 平松紳一)

8月10日から始まった夏季教職員セミナーも、いよいよ終盤!!
今年は新型インフルエンザの影響で、多くの学校で来週から2学期が始まります。
先生達の夏ももうすぐ終わろうとしています・・・

化石を見る

▲半田久美子研究員の「珪化木を観察しよう」

みなさん真剣に見ておられます。さて、何の木でしょうか?

石割り

▲池田忠広研究員の「恐竜とは何か?丹波の恐竜化石の発見と発掘」

ほんとうに丹波の恐竜化石発掘の石割り体験です。何が見つかるかな?

池田

▲「これ化石でしょうか?」何か見つかると池田忠広研究員に鑑定してもらって・・・

小動物の化石

▲見つかりました!!これはトカゲかなにか小動物の骨の化石です

火山

▲火山噴火!? 早々に定員いっぱいになった人気のセミナー

先山徹研究員の「チョコとココアでおいしい火山実験をしよう」

マグマ

▲地下のマグマが・・・いやいや、どうみてもケーキでしょ(^^)

最後は、ココアとケーキを堪能されていました

 

今年から始まった教員免許状更新講習も含めて6日間の夏季教職員セミナーも、いよいよ明日20日が最終日です。

2学期以降、教職員研修などで特注セミナーとして実施できるものもあります。

ぜひ、生涯学習課までお問い合わせください。

(生涯学習課長 平松紳一)

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