企画展「ぎっちょん君参上!」展も終わり、撤収でございます。ひとはくの企画展示室は、ぎっちょん君からコウノトリへのバトンタッチ!でございます。
31日夜。きんひばりの応援を受け、さあ、おかたづけです。
展示を作るのも撤去するのもどちらも大変です。
展示準備は希望に満ちて楽しいですが、撤収はほっとしますが、ちとさびしい・・・。
パネルをはずして、展示ケースや虫売り屋台を運んで、きんひばりのみなさんのおかげで、なんとか完了しました。
生きた鳴く虫たちもなんとか生き延び、元の飼い主三木さんたちのもとにもどりました。3匹ほどの死者?ですみ、生き延びれたのは、ひとはく総務課の「ぎっちょん君餌えさやり隊」のみなさんのおかげ。ジージー、ギチョン、ルルルルーと別れを惜しみながら?帰っていきました。
虫売り屋台と八雲パネルは、大型屋台は、伊丹のかきもり文庫にしばらくお貸しします。9月4日からの「鳴く虫と郷町」で岡田家住宅の蔵に2週間ほど展示されます。珍元斎も5日の12時と13時半に出演予定です。
もうひとつの小型虫売り屋台は、滋賀県の多賀町にある多賀の自然と文化の館へ珍元斎の講談CDとともに貸し出すことになり4日に出発します。
さて、超巨大キリギリスぎっちょん君はというと、先日のブログでも紹介しましたが、巨大なアリにバラバラにされ、アリの巣へ・・・・。アリとキリギリスのお話はかくも無残な展開になるとは・・・・
てなことはございません!いったんばらしてみんなで運びます。階段をのぼり、橋をわたり・・・
頭。やはりおおきいです。
胴体・・・でかい・・・
足。立派です。
ひとはくアリの行列はつづきます。
商品の森を怪しいアリたちはズンズン進んでいきます。
しかし、ぎっちょん君はなんと、ひとはくのすぐそばの商業施設フローラ88での展示が続きます。
ぎっちょん君も組み立てられ、修理も終わり大満足。
秋。これから鳴く虫の季節も本番です。ぎっちょん君はここフローラ88から、深田公園の鳴く虫たちを見守ることになりました。
ひとはくやフローラ88にお立ち寄りの際、ぜひ、ぎっちょん君にも会いにきてくださいね。
川東丈純
時は、8月31日。おかげさまで盛況のうちに「ぎっちょん君参上!」展終了いたしました。
この日は、最終日スペシャル!ということで、河南堂珍元斎の「のこぎり名人 ぎっちょん君誕生!」講談を2回行いました。
最初は、「大騒ぎぎっちょん君」。
団体で訪れた小学生のたくさんの子どもたちに出演してもらい大騒ぎの公演でした。出演希望続出で、ハチはたくさん飛び回り、コントロール不能・・・・。
女の子たちが演じた「ぎっちょん君とカマオの戦い」に男の子たちが参戦するなど、ハプニング続出の楽しいイベントとなりました。
2回目は、「ゆっくりほのぼの ぎっちょん君」でございます。数組のご家族連れがお客さま。時間ありますか?と聞くと「時間あるー!」との御答。おかげで、ゆっくりのんびり語りました。
のこぎり音楽体験も・・・。みんな音がなり満足そうでございました。
最後にぎっちょん君お絵かきもして、お孫さんを連れてきておられたおじいちゃんに、珍元斎の似顔絵を描いてもらいました。
似顔絵屋もする珍元斎ですが、自分の似顔絵ははじめて・・・。
すごい、似ている。
素晴らしい!タダものではない・・・・。
謎の講談師もびっくりの謎のおじいちゃんでした。
最後は、子どもたちは珍元斎になぜかサインぜめ・・・・。「また、来るねー!」とうれしい言葉とともに、ぎっちょん君と珍元斎の熱い夏は終わったのでございます。
また、お会いできます日を楽しみに!
謎の講談師 河南堂珍元斎
今日行われた、もう一つの理科推進員養成講座(実践編)「やさしい化石のレプリカづくり」をご紹介します。
実習室にほぼ満員の54名の方々・・・暑かったですねえ。なにせビーカー75個にお湯を沸かしていたんですから。
▲「おゆまる」をお湯でやわらかくして化石に押し当てて、型を取ります
▲アンモナイトや三葉虫からうまく型が取れました
▲できあがった型にせっこうを溶かして流し込みます。トントンとたたかないと泡が残るんですよね
▲今日は色塗りもしました。白いレプリカじゃ本物らしくないですから
▲仕上がるとこんな感じです!本物らしくできたかな?
▲みなさん大満足ですよね(^^)今日の講座を学校でも活かしてくださいね
ひとはくでは、学校向けに授業で活用していただく「やさしい化石のレプリカづくり」セットの貸し出しを始めています。すでに2学期には、ご予約をいただいております。
ぜひ、学校で児童生徒に”ほんもの”からつくるレプリカを体験させてあげてください。
詳しいお問い合わせは生涯学習課(079−559−2002)まで。
(生涯学習課長 平松紳一)
本日、ひとはくで「理科推進員」の方々の研修がありました。「理科推進員」とは、小学校での観察・実験の実施の支援や準備・後片付け、計画立案や教材開発の支援をされている方々です。
2班編成で実施しましたが、ここでは、当館の開発した自然環境総合学習プログラムを活用した、「私のまちの環境マップをつくろう〜景色の温度を測る〜」の様子をお伝えします。
まず最初に自然環境総合プログラムの説明を、情報管理課八尾滋樹指導主事から聞いています。
これを使えば、学校のまわりのことや兵庫県全体についても、様々な分布図を簡単に作ることができます。
次に温度を測定する「放射温度計」の原理と使い方を聞いて、いざ「景色の温度」を測定に行きました。
博物館周辺の駐車場、深田公園、川など様々な場所で測定しました。また、測定した場所を写真に収め、分布図に添えることもできます。
データを持ち寄り、博物館周辺の環境マップを完成させました。
このソフトは以下の場所から自由にダウンロードできますので、ご活用ください。また、環境に関する学習についてもご相談ください。
http://hitohaku.jp/education/envmap/envmap_index.html
情報管理課 指導主事 八尾 滋樹 / 生涯学習課 西岡 敬三