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もうすぐ七夕ですね。
ひとはくでは毎年 植物博士の服部研究部長にご協力いただき、

竹を準備して「七夕飾り」を行っています。
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今年は題して

『きらきらぼしにねがいを』 です。

 

みなさんも短冊に願い事を書いてみませんか?

(スタッフの手作り感満載の天の川も流れています。)

 

 

余談ですが、みなさんは竹を青々しく保つ方法をご存じですか?
竹の節目節目に錐(きり)で穴を開け、水を入れておくと日持ちするそうですよ。
この方法も服部先生に伝授いただきました。

七夕は、梅雨の季節で雨がふることが多いですね。
七夕に降る雨には名前が付いています。
催涙雨または酒涙雨(どちらも さいるいう と読む)といいます。
織姫と彦星が流す涙だと伝えられています。
雨は憂鬱ですがそんなことを思うとちょっとロマンティックな気がして気持ちが上がります。

ひとはくでは、雨降りでも楽しめる1日体験型ワークショップ
うきうきワークショップがあります。

☆7月のラインナップ☆

♪ 7/14(土) 簡単化石のレプリカづくり 参加費 1回 100円

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カラフルなアンモナイト化石のレプリカをつくってみよう !

 

♪7/16(月・祝) ひとはくサンバイザー 参加費 無料
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 ツキノワグマやナガスクジラのデザインだよ!

    この夏はこのサンバイザーで乗り切ろう!

 

♪7/21(土) プラバンづくり 参加費 1回 50円

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昆虫や恐竜でかっこいいプラバンをつくってみよう! 

 

 

スタッフ一同、みなさまのご参加をお待ちしております。

                      フロアスタッフ せら ゆうこ


 

ユニバーサル・ミュージアムをめざして9

 

失語症者に助けてもらう−2

 

 

Picture3K_enlarge.JPGのサムネール画像 デイジー,つまりDAISYというのは,Digital Accessible Information Systemの事です.デジタル情報を得るために、年齢や障がいがあってもなくても、誰でも使えるシステムを作ろうという、デジタル録音図書製作の国際規格です。本が好きな視覚障がい者や高齢者,さらに,難読症とか識字障がいとも呼ばれるディスレクシアやADHDの人でも,本が読めます.本や文章を声で記録したり,機械に読ませたりして,自由に再生して聞けるように工夫なのです。字が画面に映り,読んでいるところは背景の色が変わります.

 

 マルチメディア・デイジーというのもあって,これだと絵や写真が入れられます.絵や写真なんて,あっても,なくても,視覚障がい者には関係がないかもしれません.でも高齢者やデスレクシアの人がデイジーを使う時には,なくてはならないのです.絵や写真があるかないかでイメージは大きく変わります.イメージが豊かに脹(ふく)らむのです.これを読んでいるあなたは健常であっても,絵や写真でイメージが脹(ふく)らむことは同じでしょう.そうではないですか?

 

 このひとはくブログで「失語症者に助けてもらう−1」を書いた後,しばらくして,「『デイジー』とか"DAISY"とか言ったって,いったい何の事かわからない」と,何人かの人から文句を言われました.もっともです.

 

 特定非営利活動法人 支援技術開発機構のホームページ「DAISYについて」を見て下さい.わたしが言っている事の意味が,よくわかると思います.

 

 さらに詳(くわ)しく知りたい方は,障害保健福祉研究情報システムの数多くの文献を参考にして下さい.

 

 もともとデイジーは視覚障がい者が読書をするために開発された技術です.わたしは,それを,博物館や美術館の展示解説に利用できないかと考えたのです.利用できるかどうかを確かめてみるには,何か展示解説の文章をデイジーで作ってみて,コミュニケーション障がい者に試しに読んでもらうのが早道です.でも,本物の展示なしに解説だけを読んでほしいと言ったって,それは無理でしょう.

 

 そこで,デイジー版の『くんくんくん おいしそう』を作って,見てもらう事にしました.作ったのが次のものです.

 

Picture1_original.JPG

もともとの『くんくんくん おいしそう』のはじまり

 

 

 実際には,この絵本を機械が読んで,読んでいるところの文章が,順番に一行,黄色い色がつきます.でも,これだと字が小さいですね.字は大きい方が見やすいかもしれません.

 

Picture1_original+enlarge.JPGひらがなのまま、少し字を大きくした『くんくんくん おいしそう』

 

 

 大分,見やすくなったのではありませんか? でも,文章が,「ひらがな」と「カタカナ」ばかりです.皆さんは不思議に思われるかもしれませんが,コミュニケーション障がい者には,「ひらがな」と「カタカナ」ばかりだと,かえって読みにくい人がいるのです.失語症者は,特にそうです.

 

 そこで,わざと子ども用に書いた『くんくんくん おいしそう』の原文を,いったん漢字に直す事にしました.分かち書きはそのままです.

 

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字を大きくして、漢字に直した『くんくんくん おいしそう』

 

 

 デイジーですから,漢字に直しても機械が読んでくれます.いかがでしょうか?

 

 『くんくんくん おいしそう』の本の紹介も,しておきましょう.それは,こんなお話です.

  Lefini_961101_Masisa_eats_fruits.jpgのサムネール画像

 アフリカのンドキの森にいるゴリラと,チンパンジーと,アフリカゾウが,果物(くだもの)の甘い匂いに誘われて,1本の木にやって来ます.みんなは,おいしい果物(くだもの)を食べて,満足して帰っていきます.その帰り道,ゴリラも,チンパンジーも,アフリカゾウも,お腹がいっぱいになったので,ウンチをしながら帰ります.そして,何日も何日も雨が降ります.ゴリラが気がつくと,ゴリラのウンチからは,あの果物(くだもの)の芽が出ていました.チンパンジーやアフリカゾウのウンチからも,芽が出ている事でしょう.その芽が,やがて若木に育ちました.ゴリラはそれを見て,それが果物(くだもの)を実らせる木だと気がつき,うれしくなりました.

 

 

 このお話は,基本的に事実です.ゴリラも,チンパンジーも,アフリカゾウも,だいたい同じ種類の果物(くだもの)を食べます.そして,ゴリラも,チンパンジーも,アフリカゾウも,ウンチには,生きた種が入っています.やがてその種(たね)は,ウンチからいっせいに芽を出し,その内の1本が生き残って,次の世代の森を作るのです.

 

 果物(くだもの)の木はゴリラや,チンパンジーや,アフリカゾウに種(たね)を運んでもらい,ゴリラや,チンパンジーや,アフリカゾウは,果物(くだもの)を食べる事で次の世代の森を作ります.持ちつ持たれつの関係です.

 

 ゴリラのウンチを見つけると,わたしは大喜びで拾い,水で洗って,ゴリラが食べているものを確かめたものですが,ある日,わざとゴリラのウンチを,そのまま放っておいた事があります.どうなったかというと,ウンチからは,ゴリラの食べた果物(くだもの)の種(たね)が,本当に,いっせいに芽吹いたのです(写真).

 

Sprouting_GorillaDung.jpg 

 字を大きくし,漢字に直したデイジー版『くんくんくん おいしそう』は,協力して下さった多くの失語症者には,理解できたようです.ただ,どうしても理解できない人もいました.どうしたのでしょう? 何か,まだ足りない事があるのでしょうか?

 

 つづきは次に書きます.

 

三谷 雅純(みたに まさずみ)

 

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 障害保健福祉研究情報システムの数多くの文献から,ここではDAISYEPUBは読書のユニバーサルデザインをどう実現するのかという,河村 宏さんというデイジーの開発に深く関わってこられた方の講演内容を,ごく簡単に紹介しておきます.

 

 DAISY(デイジー)というのは,さまざまな社会的に弱い立場の人が本を読めるようにしようというデジタル録音図書製作の国際規格です.それとは別に,EPUB(イーパブ:EpubePubと書く事もあります)と呼ばれる規格があります.今,はやりの電子出版のひとつで,将来的には標準形式になるかもしれません.河村さんによると,DAISY(デイジー)とEPUB(イーパブ)は兄弟や姉妹のような関係にあり,近い内に,互いに互いの形式に代われるようになるそうです.

 

 つまり,電子出版で出ている本をEPUB(イーパブ)で取っておけば,簡単にDAISY(デイジー)に変換できるし,反対も簡単になりそうだと言うのです.

 

 DAISY(デイジー)とEPUB(イーパブ)を調べてみると,どちらもXHTMLという言葉で表した形式で,もともと近いものだったようです.そう言えば,このひとはくブログもHTMLという言葉で表したものですね.HTMLで表しておくと,どんなコンピュータでも再生できて,便利なのだそうです.

毎月 第3土日の
  フロアスタッフとあそぼうは『画はくの日』です。


6月のテーマは、移動博物館車の 『トラックをデザインしてみよう!』 でした。

ひとはくは今年20周年を迎えます。
そこで20周年を記念して、今年の秋からトラックをミニ博物館にして、みなさんの町に出かけて行こうと考えている最中です。

今、このトラックがどんな絵がよいのかを全国の人たちに考えてもらっています。
秋にはこのトラックの絵柄が決まると思います。
とても楽しみですね。

その企画に関連し、子どもたちにもどんな絵が良いかを考えてもらいました。

 

                   デザイン制作風景の一部です
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  すてきなデザインがたくさんできました。

この企画をした山崎先生にひとはく博士賞を決めていただきました。  

hitohaku.gif描いていただいた作品は、4階ひとはくサロン休憩コーナーで掲示中です。

ひとはくへお越しの際は、”小さなデザイナーさん”の作品を是非ご覧ください。

                                   フロアスタッフ    せら ゆうこ

先日(H24.6.22)、ひとはくのフロアスタッフが、ホタルを見つけました。

どこで、見つけたかと言いますと・・・

自宅マンション(三田市内)のベランダです!

11時頃 涼みにベランダに出たら、足元で何やら 青光りしていました。

 

「ホタルや〜!」

 

「なんで、こんなところに おんねんやろ? 

      7階まで飛んできたんかな〜 

種類は何やろ?」

一家の悩みは、つきません・・・

 

「よ〜し 明日、ひとはくに行って聞いてみよう!」

 

携帯のカメラで写真をとって ? ? ? あれ ?

光を当てたら、ホタルが光らなくなりました(--;)

残念、じゃあ・・・そのままで・・・

 

ゲンジボタルの男の子

\カシャ //

 

次の日、ひとはくの八木研究員にさっそく、写真を見ていただきました。

 

ス タッフ :このホタルが、マンション7Fのベランダにいたのですが…

       なんの種類のホタルでしょうか?

八木研究員:ゲンジボタルの男の子やね。

 

さっすが!即答!(男の子って・・・どこで、わかるんやろ?)

 

ホタル君は、明るいのが嫌いなようで…街灯などがあるマンションの7Fまで飛んでくるというのは珍しいというお話しでした。

 

   やけくそで、飛んできたのか・・・ 

 

はたまた、何か惹きつけるものが、あったのか・・・

 

 

きっと!幸運を運ぶために現れたに、違いない!

 

 

そう願ってやまない、スタッフでした(^^)v

 

マンションの7Fまで・・・ 

はるばる・・・ 

御苦労様ですホタル君。

ゆっくりベランダで休んでください。

 

 

・・・・次の日、ベランダを見たら。

もう、どこかへ旅立ったようで、いませんでした。

 

 

 

ゲンジボタル君 また 来てね♪

 

フロアスタッフ 植山




メルヘンな植山ちゃんに対し、「居場所のなくなった男が、ヤブレカブレになって、やけくそで飛んでったんでしょうね。」とコメントしてしまいました。

(夜行性ホタルの男の子は、女の子に比べて、お目目が大きいです。)


夢のない研究員 八木


ひとはくでは、丹波・篠山市両市におけるこれまでの恐竜化石発掘調査の成果、意義を検証し、今後の調査研究・地域貢献および教育への活用に関する提言を得ることを目的に、篠山層群恐竜化石調査検証委員会が開かれました。

検証委員会の様子
その中で、岩屑をクリーニングした結果、竜脚類の下顎の化石が産出したことが報告されました。
歯槽の残る竜脚類の下顎の化石の発見は日本初です!
この日は報道各社もたくさんこられました。明日の新聞が楽しみです!

竜脚類下顎の化石
詳しくは、ひとはくのホームページ「丹波の恐竜化石発掘〜6年間の軌跡〜」の中にあるこちらをご覧ください。

                                           情報管理課 さかうえ
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