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フラハチ君飼育中!

2009年9月26日

河南堂珍元斎でございます。

さて、フラハチ君捕獲大作戦!のその後のその後の一席でございます。

9月4日のフラハチ捕獲大作戦!(その1http://hitohaku.jp/blog/2009/09/post446/ 

その2 http://hitohaku.jp/blog/2009/09/post_449/ )から2週間たった9月18日、フラハチ君たち巣がどうなってるのか?と大谷研究員と巣をのぞいてみました。    

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巣を気に入ってくれたようで、ちゃんといてはりました。 DSCF0347.JPG  ハタラキバチたちが脚に花粉をつけてかえってきていました。

 

「あっ、なんかへんな人間が来たぞ・・・」

 

 

 

さあ、女王バチさんが卵をうんでくれたかどうか?

DSCF0355.JPG  

 

 

そっと巣を引き出します。

「うわっ、なにすんねん。このおっさん。」               

DSCF0352.JPG  

 

うわー!巣はハチだらけでございます。

「うわーええ巣やなあ。この巣は。住みやすいなあ。住めば都やー。」

DSCF0353.JPG ハチノスツヅリガの幼虫も発見!

この虫は巣虫とも呼ばれ、ハチの巣を食べて大きくなります。

 

 「フラハチの敵!」と大谷研究員は「えい!やー!とう!」っと戦い、ブチッとやっつけました。

 

 「うわ、みつかってしもた・・・・ああ、やられたー・・・・」

 

 

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女王バチ(真ん中の大きなハチ)はちゃんと卵を産んでいたのでございます!素晴らしい!えらい!

「さあさ、がんばって産むわよ。あんたらもせっせと世話しいや!」

巣にはちゃんとふたができ、この中に幼虫がはいっています。

 

 

 

DSCF0376.JPG  

 

大谷研究員はフラハチたちにごほうびに砂糖水をプレゼント。

「うわー、砂糖水やないか。このおっさん、なかなかええやつやないか!ああ、うまいなあ砂糖水・・・。」

さあ、これから何匹増えるか?乞うご期待でございます。

DSCF0384.JPG ところで、となりの箱にニホンミツバチが巣をつくっていました。ほかの巣箱で飼育していたのが、巣が気にいらず引っ越ししてきたようでございます。

「うわ!なんでわしらの巣開けんねん!こら、おっさん!DSCF0387.JPG

 「あんたの巣は、人間くさあて、いややねん・・。わしらこの箱が気に入ったんや。」

 

 

その点フラハチたちセイヨウミツバチは、与えられた巣で機嫌良くはたらき・・・。えらいぞ!フラハチ!がんばれフラハチ。

つづきは、またのお楽しみ・・・。

 

 

注:ななめの文字はハチたちのセリフです。 

 

 

今日でシルバーウィーク最終日。明日から仕事、学校という方も多いのでは?

みなさん、どう過ごされましたか?

ひとはくの外は昼から雨。

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博物館を出るとはキンモクセイとギンモクセイのいい香り〜☆

 館内では、今日もたくさんセミナーが実施されていました。

  P1000850.JPG     P1000851.JPG

先山主任研究員の「顕微鏡で見る鉱物と岩石」のセミナーです。

顕微鏡でいろんな岩石を観察しています。

サファイアを見たお客様もいらっしゃいました。

「青くてきれいだった!」だって?私も見たかった・・・。

先山主任研究員の石の見分け方講座は、あと2回ありますよ。

「丹波珪石で火打石セットを作ろう」→

http://hitohaku.jp/education/09syousai/A23.html

「火山はどうして噴火するか」→

http://hitohaku.jp/education/09syousai/A25.html 

 

充実のひとはくオープンセミナー!

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田原主任研究員の「収蔵資料をお見せします!名所図会の巻」です。

古くて、とても貴重な資料なので、手袋をしてそっと触っています。

江戸時代の資料なの??? 

普段は見られない資料を見せてもらいました♪

 

そして、フロントスタッフの「FSとあそぼう バルーンアート」です。

まず最初にトンボの標本をみてみましょう。

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P1000878.JPG      P1000868.JPG 

さぁ、親子でバルーンアートに挑戦!

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ちなみに「ぶどう」も作れちゃいます。

ちょっと難しくて出来ない箇所は、「すいません。助けてください。」

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バルーンアートのプロの西口スタッフがお手伝い。

 

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上手に出来ました〜。おうちに飾ってね!

P1000064.JPG     P1000061.JPGのサムネール画像

このように申込不要のオープンセミナーは毎週土・日・祝日実施しています。

10月のイベントカレンダーはこちらから→

http://hitohaku.jp/top/09ukiukicalen/ukiuki0910.pdf

気軽に参加してみてね!

 

三田市中学校理科自由研究作品展はあさってまでの展示です。

明日、ひとはくは休館日なので、25日(金)が最終日<15時まで>となります。

P1000865.JPG

展示初日のようすはこちら→

http://hitohaku.jp/blog/2009/09/post_460/

お見逃しなく!! 

                                    小林美樹(生涯学習課)

 

 

バッタの秋

2009年9月22日
 バッタの季節というと何となく夏のようなイメージですが,秋は大型種の繁殖期にもあたり,派手なバッタが飛び交うのがこの季節です.

 先週,近くの学校のバタリンピックを手伝いました.「バタリンピック」とは,バッタを採って,飛ぶ時間を競う競技のことです.数年前から国内各地で行われており,三田では有馬富士公園で毎年行われています.
 今回のはその校内版として深田公園で実施されたものです.2学級が12チームに分かれて各チーム5回ずつ計測のチャンスがあります,合計60回の計測は責任重大です.見失った時点で着地とみなしますので,長く飛んだ場合には追いかけて計る必要があります.担任の先生のほか教頭先生も計測を担当してくださいました.で,私はバッタの居そうな場所の案内係兼バッタの種類の区別係,ついでに見つかる他の虫のQ&A担当です.
 結果は最高記録がクルマバッタモドキの9秒06でした.深田公園にはトノサマバッタやクルマバッタがいないので,上位はモドキ勢が独占でした.ほかにはショウリョウバッタやオンブバッタがノミネートしていました(今回はイナゴも特別参加).
 バタリンピックは競技の形をとっていますが,じつはバッタの種類の違いや,その生息環境の違い,飛び方の違いを感じとる行事です.
 有馬富士公園での競技を見学させてもらったところ,種類ごとの飛び方の特性として,「平均」だけではなく「分散」も重要なようです.例年,上位にはアベレージヒッターのトノサマが並ぶ中,平均的には非力に思えるモドキの中になぜか一発長打でトノサマを上回る個体が出現,最長記録にはモドキが奪い取るの事が多いのだそうです,
 3フライトの合計ならトノサマ3匹が定石,最高記録で競うならモドキも加えておくべし.飛形点ならクルマも有力か? 単にどの種類が飛ぶという問題ではなく,構成に戦略が必要なのです.ん〜 バタリンピック道 奥深いっす.

 一昨日はバッタを解剖する講座「虫の体を調べよう」を行いました,受講申し込みのあった各組(親子三人とか)に二匹,消化管などの内臓を観察用と口器の外部形態観察用の分が必要です.毎年,その材料の調達に苦心しています.
 解剖にはなるべく大きなバッタを使いたいので,トノサマやクルマがいる公園に目星をつけておいて,講座の直前に行って必要な分のバッタを捕まえます.ところがやはり相手は自然,年によって採れ具合がちがいます.なるべく直前に新鮮なのを調達と思っていたら,台風が来たりします,
 今年は前々日(金曜日)に採集,気温は十分でしたが曇りがちで,なぜか不漁でした.例年ならそこここに大きな♀が鎮座し,その周りを数匹の♂が互いに牽制しつつ飛翔したり,徘徊しているような状況なのですが,今年はバッタがぜんぜん目立ちません.なぜかカエルが多い(?).しかたなくクルマ,トノサマ,モドキ♀,ショウリョウ♀など大型のものを内臓観察用に必要な分だけ確保,頭部観察用は(なぜか今年は多い)マダラバッタとモドキ♂を使う事にしました.
 講座では各組で顕微鏡を使って解剖し,昆虫の体の構造を学びました.頑丈な箱のような中後胸をハサミで切り,中の筋肉のかたまりをピンセットで切っていき,体全体を背側と腹側に切り分け,内臓を観察します,その過程でキラキラ輝く気管やマルピギー管なども見られます.
 細かい作業なのですべて予定通りに行くわけではありませんが,うまく背中側の板に張り付いた心臓(背脈管)が動くところが見られた組もありました.卵巣に並ぶ卵の大きさに驚いていた子もいました,今から埋めたら孵るかな?などと想像したり … 解剖は虫の命を奪う事ですが,虫の命を奪うからこそ,単に理科の学習としてだけではなく,それぞれに生命の存在を実感してくれたのではないかと思います.

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クルマバッタモドキの♂

昆虫共生・沢田佳久

博物館周辺も秋の色・・・
先週、ヤマボウシ、ハナミズキをご紹介しましたが、
今日は博物館入口前のコブシ、キンモクセイを撮ってみました。

コブシ

▲赤い実をぶら下げていました

 

キンモクセイ

▲いいにおいが感じられる季節になってきました

 

連休第3日。みなさん今日の予定はもうお決まりですか?
ひとはくは今日、「敬老の日」ということで、県内在住65歳以上の方、無料です。

今日は、

11:00〜デジタル紙芝居「コウちゃんの60日間」

11:30〜展示室ツアー「氷上回廊」

14:30〜デジタル紙芝居「コウちゃんの60日間」

15:00〜フロアスタッフと遊ぼう「バルーンアート」

があります。

企画展「コウノトリのいる風景」、三田市中学校理科自由作品展も開催中です。

ぜひ、本日”ひとはく”にお越しください。

(生涯学習課長 平松紳一)

連休第2日。大阪方面から博物館に来られたお客様は中国自動車道の渋滞に巻き込まれたようです。
ひとはくは、中国自動車道 神戸三田インターから「5分!」の近さです。
お車でお越しのお客様も多いですが、くれぐれも安全運転でお越しください。

さて、今日もひとはくは館内で様々な催しが行われました。

コウノトリの巣の中に

▲人と自然の会によるドリームスタジオ「コウノトリを知ろう!」ではコウノトリになって巣の中に!?

卵を抱いて

▲卵を抱いて「ハイ!ポーズ??」

石で遊ぼう

▲フロアスタッフと遊ぼう!「石で遊ぼう」では、好きな石を選んで・・・

石で遊ぼう

▲親子で楽しそうですね(^^)ひとはくでは、フロアスタッフによるこのような催しがいっぱい!

花工房

▲人と自然の会の「花工房」ではこんなすてきなしおりがつくれます。

理科作品展

▲三田市中学校理科自由研究作品展には、今日もたくさんのお客様が来られて熱心に見ておられました。この展示、25日(金)(最終日は15時)までです!お早めに!

だまし絵

▲いま兵庫県立美術館で開催中の「だまし絵」展との連携ミニ企画展「だまし絵といろんなだまし」のコーナーも、また少し展示が増えましたよ。

明日、東京方面からお越しになるというお客様から、電話でお問い合わせがありました。とっても嬉しいことですね。
このシルバーウィークは、きっと遠くまで足を伸ばしてお出かけになると思います。
明日、月曜日も祝日「敬老の日」ですから開館しております。

さらに明日は県内在住の65歳以上の方は無料です。

ぜひ、”ひとはく”にお越しください。

(生涯学習課長 平松紳一)
 

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