中学2年生4人がトライやるの感想を書きます。今日で4日目が終わります。
さてさて、彼らはどんな体験をしたのでしょうか? お楽しみに!
中学2年生4人がトライやるの感想を書きます。今日で4日目が終わります。
さてさて、彼らはどんな体験をしたのでしょうか? お楽しみに!
朝晩はすっかり寒くなりましたが,昼間は穏やかで良い天気.
気分を良くしてうっかり普段着で草むらに入ると・・・ひっつきむしの餌食になります.餌食といっても「種子の運び屋さん」にされるだけなんですけどね.
野外調査などをしていて(私が)よく餌食になるのは,「チヂミザサ」「アレチヌスビトハギ」「アメリカセンダングサ」です.この3種類は服や靴に付くと取るのが大変!
「チヂミザサ」はベタベタした液を出してひっつくので,種子の入った果実を取り去った後でも服に付いたべたべたがしばらく取れません.
「アレチヌスビトハギ」は柔らかい曲がった毛でひっついているのですが,取ろうとすると果実がばらばらに分かれて難儀します(注1).
「アメリカセンダングサ」はトゲがちくちくして痛いです.下の写真はアメリカセンダングサ.
アメリカセンダングサの果実を実体顕微鏡で見てみると,2本に大きなトゲの他に逆さ向きの小さいトゲがたくさん見えます.どうりで取れにくいはずです.
ひっつきむしに餌食になってしまったら,取り去るついでに観察してみるのも良いですよ.ちなみに「アレチヌスビトハギ」と「アメリカセンダングサ」は外来種です.
(自然・環境評価研究部 研究員 布施静香)
(注1)ばらばらに分かれる1つ1つを小節果(せつか)と言います.アレチヌスビトハギはエンドウ豆のさやのような果実をつけますが,種子が入っている部屋が一つ一つ分かれるのです.
さて、「その時、イボが動いた・・・。」の一席でございます。
少し前になりますが、時は10月29日。ひとはくにとあるおじいさんが訪ねてきました。
「足の付け根にイボができて、だんだん大きくなってきて・・・。」
あれ?うちは病院ではございせんが・・・。
「それが、ある日ポロッととれて・・・。」
よかったですね。
「気持ち悪いから、病院へイボをもっていったら。なんと・・・」
はー、病院へもっていきはったら、なんと???
「なんと、医者がいうには、イボが動いとると・・・。」
えー!イボが動いたんでっか?こわー・・・・。
「そんなアホな。と思て、わしもイボ見てみたら、なんと足が生えて、動いとる!」
えーそれは妖怪イボ太郎かなんかじゃありませんか?ここは妖怪研究所では・・・。
「まーここは人と自然の博物館やし、そんなこといわんと見てくんなはれ。」
はい、たしかに人と自然ですが・・・。わーでかい・・・。これは直径3センチはありますがな・・・。
立派なイボでんなあ・・・ ということで、けったいな未確認イボ物体を小館研究員、北村研究員に
見せると・・・。
えー!こんな巨大なダニがいるんですか?新種ですか???
「いえ、普通のダニが血をおなかいっぱいに吸って、満腹になったので落ちてはなれたんですね。」
まるで巨大なマーブルチョコ・・・いや白いカビがはえた梅干し・・・。
それにしても恐ろしい・・・。
「うまくとれてよかったですね。その方は。無理してとるとキバが残って化膿します。」
そうですか・・・。それでこのダニ君はこのあとどうなりますか?
「おなかいっぱいなので、あとは子供を産んでオダブツです。」
・・・・・・・
そこに鈴木研究員が現れ
「これは大きい。標本にしよう!」とアルコール漬け・・・。
そしてダニ君は標本となり、大谷研究員へ。
「これはマダニですね。3ミリくらいのが血をすったら10倍くらいになります。山には普通にいて、クマや鹿、それに犬によくついてますよ。」と大谷研究員。
「あーぼくも、かまれたことあるわ。顕微鏡でキバとったけど、釣り針みたいに肉に深くくいこんどったわ。」と八木研究員。
へえー。顕微鏡で手術ですか・・・。ぼくら素人にはそんなことはできません・・・。自然系の研究員って大変なんですねえ。こんなヘンなもんともおつきあいがあるんですねえ。
みなさんも犬をかわいがるときは、このマダニ君に気をつけてくださいね。
気持ちわるいがとっても驚いた「その時、イボが動いた・・・」の一席でございました。
河南堂珍元斎
河南堂珍元斎でございます。
さて、似顔絵300人!の一席でございます。 時は11月1日。ひとはくフェスティバル‘09でございいます。
あいにくの天候にもかかわらず多くの方が来場。
一方、ちんげんさいの似顔絵コーナーは雨バージョンで、ホロンピアホールの1Fに店舗を構えてのスタートと相成りました。マジックで顔を描いて水彩えのぐで色をつけていきます。
今年のお客様は家族連れが多く、たくさんの赤ちゃん、こどもたちを描くちんげんさい。寝ている赤ちゃんや恥ずかしくて顔をかくしてしまう子など・・・いろいろです。 「去年もきました。今年も扇子にうちの子2人の似顔絵お願いします!」という常連のおとうさんや「ファーブル展で2万人目にうちの子が選ばれて、記念にもらったちんげんさい特製フン虫扇子に息子の名前を入れてください。」とかひっぱりダコで、ちんげんさいは上機嫌!
中には「家族全員で!」という注文もあり、1枚の色紙に1人、2人、3人・・・最後のひとりは失敗できません。
人それぞれ、いろんな顔があり、「みんな違ってみんないい !」ってな感じで1人あたり3分くらいで描きまくり・・・いよいよ、「その時」が来たのでございます。
「その時、歴史が動いた!」ではなくて、「その時、似顔絵300人を達成した!」のでございます。
ひとはくフェスティバルの片隅で、コツコツ似顔絵をかいて3年目。なんと、ついに!300人を達成しました。パチパチパチ・・・・
記念すべき300人目は、神戸市垂水区の中学3年生中野里佳ちゃん。(写真右)
将来の夢はなんと博物館の学芸員!という里佳ちゃんのひとはくの感想は「学校の校外学習できましたが、個人でははじめてひとはくに来ました。とっても楽しいところなので、友だちとまた来たいです。」
「ありがとうございます!」と記念にちんげんさい特製「人と自然扇子」をプレゼント。
また、来年ということで、似顔絵300人!の一席でございました。