自動車のフロントガラスをよく見ると、ツブツブがついてました。
よーく見ると砂のような泥のような。ただの雨の汚れではなさそうです。
ワイパーで拭いてみると・・・・
こんなに溜まってました。自動車を屋根のあるところに停めておけばそうでもないでしょうが、屋外に停めておくとこんなになっちゃいます。
これは、どうも「黄砂」のようです。気象庁などのページで確認すると、案の定この日(1月12日)は近畿地方では「やや多い」と観測記録が出ていました。私が子どもの頃の記憶では、黄砂は春になってからだったように思いますが、年末からでも飛んできているようですね。早くなってきているのでしょうか?
この砂は、中国大陸から3,000kmも4,000kmも風(偏西風)に乗って飛んできています。こんな日に洗濯物を干していたら、とんでもないことになりそうですね。気をつけたいものです。そういえば、今日もなんだか空が霞んでいるように思いますが、あなたのお住まいのところではいかがですか?
情報管理課:八尾
御影高校の皆さん、兵庫きのこ研究会の皆さん、お疲れさまでした。
そして、御影公会堂の皆さん、お世話になりました。
1月9日〜11日の3日間で、合計352名の方が来場されました。
たったの3日間でしたが、いろんな方が来られました。
キノコ愛好家が圧倒的に多かったようですが、他の学校の先生方、キノコ好き一家、近所のひと、山登りが好きな人、勉強熱心な子どもたち、キノコ持参で鑑定を依頼された方々など。なかには、全種類の写真を一つづ撮影して、ホームページでキノコ図鑑をつくる、といった方もおられました。Wikipediaに投稿するとか、言っていた人も。御影高校、ついに世界デビューか?
昨年度、きのこの学習で活躍した3年生も応援に。彼女らは、昨年の共生のひろばで発表して受賞したメンバーです。きのこの説明はお手のもの。
来館されたのは、割と年配のかたが多かったのですが、こどもたちもなにやら熱心に。
こんなに間近で観察できる機会はそうそうありませんよ。
かと思えば、「キノコに詳しすぎる小学生 和田君」が登場です。
キノコに精通している度合いは、もはやきのこ研究会の幹部クラス?、高校生も動揺しています。
展示しているキノコの眺め方が違います。「なかなか、揃ってる」って感じでご納得です。
よかった、ほっ。おさかな君ならず、未来のきのこ君でしょうか。
来館された多くの方は、こんなにたくさんのキノコを一度に眺めるのは初めてのこととの感想を頂いております。野外との違いは、単位時間あたりに、大量のきのこを見れることではないでしょうか。
年配のおじさん(元特攻隊員のかた)からは、「この年になって生まれて初めてこんなのを見ました(生きててよかった・・・というつぶやきが聞こえたとか)」という感想がありました。展示会をして、感謝されることは、そうそうないので嬉しい限りです。
きのこの標本も好評でしたが、やはり臭いの展示は大人気。
子ども達は、「くさっ〜〜」を連発です。間近でスッポンタケの臭いを嗅ぐからでしょ!
そんなこんなで、無事展示会は終わりました。来られた方の多くが口にしたのは、こんなセリフ、「これで終わりですか」「ひとはくで展示するんでしょう」「この標本はどこに行くんですか」。
はい、そのお言葉をお待ちしておりました。
開催中はアナウンスを控えておりましたが、2月(予定)から来年度の4月まで人と自然の博物館にて、グレードアップしたミニ企画展として、六甲山のきのこ展を開催する予定です。詳細が決まりましたら、またアナウンスしたいと思います。実はまだひとはくの冷凍庫には、きのこの標本がたくさん凍っています(シカの死体の上に置いてある)。大勢の高校生が、キノコ狩りに専念すると、大量にきのこが採れてしまうのです。
これらを樹脂処理して、展示に活用したいと思います。
それと、最近になって(ちょっとヒントを得て)封入標本作製の技術が飛躍的に向上したので、新作のキノコ封入標本も飾りたいと思います。
今日は朝から兵庫県の広報課の取材で、ひとはくセミナーの一つ「ユース昆虫研究室」のみなさんに協力していただきました。
▲2階の展示室内で、八木剛主任研究員を囲んで・・・
▲楽しそうですね(^^)でも、あくまでも取材用のポーズです!?
▲なんか八木さん、やらせっぽくない!??(^^)
▲取材の途中で見つけた切り株でさっそく虫を探すメンバーたち。こちらは演出なし!?
「ユース昆虫研究室」は年間に13回も開催するセミナーです。
現役受講者だけでなく、卒業生も講師の八木 剛主任研究員をサポートします。
さらにOBの会「テネラル」は、ひとはくで展示をしたり、ひとはくのイベントに協力してくれたり、とてもとても熱心なグループです。
そして、13:00の「ちんげんさいのこくせんや合戦〜トラ君大活躍!〜」に出演した古川愛子さんと米田由実さんが、神戸新聞社の取材に対応してくれました。
▲近松門左衛門作の人形浄瑠璃で有名な「国性爺合戦(こくせんやかっせん)」を
ひとはく謎の講談師?河南堂珍元斎オリジナルバージョンで上演しました。
▲トラが登場!!
▲古川さんと米田さんは寸劇の中では死んでしまいました・・・(倒れている二人です)
▲いやいや、すぐに生き返ってトラにまたがっていましたけどね(^^)
▲今回初めて出演した二人。きっかけは近くの小学校なので、よく博物館に来ていたのでスカウトされたとか? 次回は主演がほしいと、なかなか積極的な二人でした
ひとはくは明日まで!!ぜひ、お越しください。
(明日を逃すと次は2月6日から通常通り開館いたします)
(生涯学習課長 平松紳一)