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前回は森の中で見かけた果実を紹介しました。次はなかなか森の中では姿を見ることができない哺乳類の紹介です。

 

ダナムバレーの森の朝はボルネオテナガザルのモーニングコールから始まります。三日目の朝は宿舎のすぐ近くでテナガザルの歌声が聞こえました。朝の観察会では、樹高60mはありそうなKoompassia excelsaの大木でボルネオテナガザルのペアを観察することができました。

 

 

gibbon2.jpg撮影:安間さん。

 

夜になると宿舎の開けた場所の草を食べにスイロク(サンバー)という大型のシカがやってきました。

 

  sambar1.jpg

撮影:安間さん。

 

朝になるとこんなお土産が残っていました。ニホンジカの糞と比べるとかなり大きいです。

 

 

sambar_feces.jpg 

川にかかるつり橋を歩いて行くと、橋の上にこんなものが落ちていました。

 

 

civet_feces.jpg 

ジャコウネコの仲間(パームシベットかな?)のウンチです。日本で見られる動物だと、ハクビシンの仲間の動物です。茶色の塊はアカテツ科の種子で、緑色は消化しきれなかった果実の残りです。

 

この写真を撮影後、何も考えずにウンチに手を伸ばし、種子がいくつ入っているのか数えようとしたところ、「ウンチさわるの!?」と子供たちから思いっきりひかれてしまいました…。君たちシベットコーヒーなる高級コーヒーを知っているかね?

 

夜の観察会では、ねぐらから出てきて、活動を開始するオオアカムササビに出会いました。しばらく待ってみましたが、滑空するところを見ることはできませんでした。

 

 

flying.jpg撮影:安間さん

 

次回は鳥類を紹介する予定です。

 

自然・環境マネジメント研究部 北村俊平

さて、謎の講談師河南堂珍元斎でございます。

 ちょっと旅に出ておりまして、この度のミニ企画展「ゾウが描いたぞう・・・・」の担当として、久々の登場でございます。

 

 「ゾウがほんまに絵を描くんかいなぁ。このでたらめ講釈師!」なんて声も聞こえてきそうでございますが、よこはま動物園ズーラシアのインドゾウの女の子、チャメリーとシュリーは”ほんまに”絵を描きます。

 

 2頭が絵を描き始めましたのは、チャメリー(1991年生まれ)は2006年から、シュリー(1994年生まれ)は2008年からでございます。

 

チャメリー  シュリー
  (写真1 チャメリー)             (写真2 シュリー)

 

 チャメリーの得意技は、点描画や水墨画。シュリーはといいますと、文字や図形が得意技でございます。この絵はなんに見えますか?

点描画

 これはチャメリー作の点描画です。近頃は鼻をばチョンチョンと小刻みに使って点で描くのにはまっています。他にチャメリーは水墨画も描けます。

水墨画

 

 

 さて、これは?

ひとはく ?

 

 これは、シュリーが2か月の猛特訓でこの展示のために習得した「ひとはく」でございます。すごいでしょう!他の作品は、「花」や動物園での結婚式に描いた「ハート」もあります。

  花  ハート

 

 

 「なんで絵を描くの?」

               はい、いい質問でございます。

 

 ハズバンダリートレーニングという動物園での健康管理のひととうで、それは、「ゾウの足の裏は大丈夫かいなぁ?」とか、「鼻はちゃんと動いとうかいなぁ?」ってなことをチェックするため、日頃から飼育員の指示でいろんなポーズや動きがとれるようにしていく訓練なのでございます。他にも見慣れないモノに柔軟に対応できるようにするためでもあります。

 

 2頭は動物園のエレファントライブでさまざまな絵を来園者の前でも描いていて、上手に描けるとお客さんや飼育員は「シャバース!」(アッサム語:よくできたね)と歓声をあげます。そうやってほめられることはゾウの創作意欲を刺激し、ゾウ自身が楽しんで描くことは動物園ライブでのゾウの生きがいになっているのでございます。

シャバース!! この展示のきっかけは、7月13日に残念ながら帰らぬ人となられた増井光子さん(当時:コウノトリの郷公園長、よこはま動物園ズーラシア園長)の昨年の2月のひとはく訪問でございました。そのエピソードはまた今度!

 さあ、今回の絵画展では、絵だけでなく、映像で描いているところもご覧いただけますので、百聞は一見にしかず。ひとはくでぜひご覧くださいませ!

 

 

ゾウが描いたぞう

 

 

 

ひとはく地域研究員 川東 丈純

 

今年も夏季教職員セミナーが始まりました。
初日の今日は、
G01「外来種の現状と対策」太田英利主任研究員
G02「身近な植物の観察の仕方」小舘誓治研究員
G03「里山についての講義と観察」服部保研究部長
G04「体験しよう!川の水生昆虫の学習と調査」三橋弘宗主任研究員

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▲それぞれちょっと部屋をのぞいてみました。講義はエアコンの効いた部屋でいいのですが、館外での観察・実習はきっと暑かったでしょうね

そして、博物館実習生も講座の運営補助や館内でのイベントを担当しました。
今日から教職員セミナーの期間中、4階ひとはくサロンにおいて「とっても簡単!化石のレプリカづくり」で来館者対応業務を実習していただきます。

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▲初めのうちは慣れない手つきでレプリカづくりを演示していましたが、時間がたつと慣れた手つきに変わってきました(^^)上西さん、金古さん、お疲れ様

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▲小さなお子様でもかんたんにできますよ。来館記念にぜひ、どうぞお楽しみください

お盆休みが近づいて、今日も四国など遠方からのお客様や祖父母とお孫さんといった組み合わせのお客様など大勢のお客様にお越しいただきました。

ひとはくでは今、常設展だけではなく、
■展示特別企画「ひょうごの生物多様性 瀬戸内海VS日本海」
■特別企画「丹波と恐竜を知ろう2010−第4次発掘報告」
■神戸市で発見された新種の貝類化石10種
■丹波の恐竜化石発掘調査における無尾類(カエル)の全身骨格化石
■いきもの多様"製"絵画展「ゾウが描いたぞう・・・」
などなど
とにかく盛りだくさんです。
「タヨウ星人ポイントカード」のポイントも集めてください。

さあ、この夏休み、ぜひ、ひとはくにお越しください。
スタッフ一同、心よりお待ち申し上げます。
(生涯学習課長 平松紳一)

みなさん、「トイレの神様」という歌を聞いたことがありますか?

「トイレには女神さまがいるから、毎日キレイにしたらべっぴんさんになれるんやで。」と教えてくれた祖母との思い出、家族への反発、祖母との別れなどを歌にした「トイレの神様」。また、植村花菜さんの歌声が、とっても優しくて▼*v*▼あたたかいんです。おばあちゃん子だった、私もこの曲をきくと、じーんと。゜゚(>ヘ<)゚ ゜。きちゃいます。

(聞いたことのない方は是非聞いてみてくださ〜い。)

 

さて、ひとはくのトイレには、「トイレの女神」と「タヨウ星人」がいます。

どこにいるのでしょうか?是非、会いにきてください。

 

 

tayouseijin.jpg 

「みなさん、ひとはくのトイレをキレイに使ってくれて、おおきに。べっぴんさんになれるで。」

 

                       小林美樹(生涯学習課)

先日、小さなお客様が「ママ ポニョ〜!ポニョ〜!!」 とかわいらしい声でさけんでいました。

小さなお客様が指をさしながら見ていたものは・・・

P1040033.JPG

これはエチゼンクラゲです。(実物大模型)
(2階、特別展示企画「ひょうごの生物多様性 瀬戸内海VS日本海」と4階ひとはくサロンに展示されています)

ポニョはクラゲに乗って家出をしたさかなの子・・・ちなみに、ひとはくにポニョはいません(*^_^*)

小さなお客様は次に“ひとはく”でどんな発見をされるのでしょう(^−^)

                                        
                                                               フロアスタッフ ありむらむつこ

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