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名古屋からです。

今日は小雨が降って、あまり出足はよくありませんでした。
それでも、朝から夕方まで、511人の方がひとはくブースを訪問されました。ちらっと見た人はもっと多かったと思います。
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外国の方も日増しに増えている感じです。会議は疲れる〜と言ってました。
ブラジル政府の方(↓)が、虫の標本をじっくり見ています。
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今日は、そのほかにも、フランス、ドイツ、パキスタン、スリランカ、韓国など、いろんな国の方がブースにいらっしゃいました。もちろん、日本の政府関係者、NPO関係者も多くいらっしゃいます。
生物多様性の保全にとって、博物館の存在が重要な役割を果たしていることを、がんばって主張したいと思います。

(八木@COP10タスクフォース)

 「学校連携セミナー」とは、スクールパートナープログラムの一環として、高等学校と人と自然の博物館が連携し、高校生と一般市民の方々が交流しながら学ぶ地域生涯学習のモデルプログラムとして実施されています。
 今回は去10月19日(火)クラーク記念国際高等学校芦屋キャンパスで実施された授業の様子を紹介します。授業のテーマは「植物観察入門」で、講師は植物生態学、保全生態学が専門の藤井俊夫主任研究員です。
 今回の授業では、植物の観察をするときの留意点について、実際にフィールドで使う道具を見ながらその使い方等について学ぶとともに、葉の形や枝のつき方、匂い、手触り、味など五感を使った植物観察の基本を学びました。
 実物の葉っぱの標本に、触ったり匂いを嗅いだりしながらの講義でしたが、残念ながら時間の関係で実際に植物を観察することはできませんでしたが、この講義を聞いた人ならば、野外で本格的な観察ができるなと感じました。
 そのようなこともあって、何と一般参加者が6名をいらっしゃいました。遠くは豊岡市からお越しでした!!

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▲ 本日の講師は、学校連携セミナー初登場の藤井俊夫先生です。
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▲ 植物は五感で観察するそうです。におい、味、手触り、花や果実の色、葉が風でこすれる音や果実のはじける音を観察するそうです。藤井先生はトリカブト(有毒)も味見するそうです!毒は大丈夫でしょうか?
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▲ 今日の標本はにおいのする植物です。標本はゲッケイジュ(月桂樹)とサンショウ(山椒)です。月桂樹はリナロール、山椒はサンショオールとうい物質の臭いだそうです。
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▲ ヒイラギは、若い個体の葉はとげとげがあるが、成熟した個体の葉はとげとげがありません不思議です。藤井先生によれば、植物も年をとれば丸くなるそうです。というのは冗談で、とげとげはシカよけだそうです。本当かな? 花は葉が変化したもの?勉強になります。

 

 この学校連携セミナーの今後の予定は以下のとおりです。興味のある方は、三田市まで行かなくても受講できるひとはくのセミナーを是非ご活用ください。
  セミナー問合せ:生涯学習課 079−559−2002

11/ 2(火) 自然災害と日本の国立公園 *講義    小林文夫 主任研究員
11/ 9(火) 芦屋のまちづくり     *講義    藤本真里 研究員
11/16(火) 六甲山のホタル      *講義    八木剛主任研究員
 1/11(火) 植物の冬越し       ※講義と観察 藤井俊夫 主任研究員
 1/18(火) 芦屋川と野鳥のくらし    ※講義と観察 遠藤菜緒子 研究員

詳細はHPで → http://hitohaku.jp/education/10bunya/index.html#_H


(生涯学習課 西岡敬三)

 

名古屋のCOP10も盛り上がってきましたね。
23日(土)、24日(日)は「ひとはく研究員と歩くCOP10ちょっと見学ツアー」の案内役が、なんと岩槻邦男館長なのです。私も週末は名古屋に出かける予定です(^^)

さて、ひとはくでは今、「ひょうごの生物多様性 瀬戸内海VS日本海」開催中です。
この週末のオープンセミナー情報を紹介しましょう。

23日(土)
11:00〜 デジタル紙芝居「タヨウ星人 スナ・メリメリの冒険」(フロアスタッフ)
11:30〜 展示室ツアー「ひょうごの生物多様性 お楽しみツアー」(フロアスタッフ)
13:30〜 顕微鏡で見る化石(古谷裕主任研究員)
14:00〜 深田公園うきうき探検隊「きのこ探検隊!」(秋山弘之主任研究員+フロアスタッフ)

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▲深田公園でどんなキノコが見られるのか?食べられるのか?食べられないのか!秋山研究員&フロアスタッフといっしょに秋の深田公園を探検してみませんか?写真のキノコはほんの一部、これ以外にもたくさんのキノコがあるはず。あなたも一緒に見つけてください(^^)
 
14:30〜 デジタル紙芝居「タヨウ星人 スナ・メリメリの冒険」(フロアスタッフ)
15:00〜 フロアスタッフと遊ぼう「けんちく家の日」(フロアスタッフ)

24日(日)
11:00〜 デジタル紙芝居「タヨウ星人 スナ・メリメリの冒険」(フロアスタッフ)
11:30〜 展示室ツアー「ひょうごの生物多様性 お楽しみツアー」(フロアスタッフ)
13:30〜 恐竜ラボ&展示解説(半田久美子主任研究員)
14:30〜 デジタル紙芝居「タヨウ星人 スナ・メリメリの冒険」(フロアスタッフ)
15:00〜 フロアスタッフと遊ぼう「けんちく家の日」(フロアスタッフ)

ひとはくでは今、「化石大集合2010−過去に起こった生物大量絶滅事件−」も開催中です。
見どころいっぱいのひとはくに、ぜひ、お越しください。
スタッフ一同、心よりお待ち申し上げます。
(生涯学習課長 平松紳一)

 

生物多様性第10回締約国会議(COP10)が名古屋で開かれて、ひとはくも生物多様性フェアにブース出展し、毎日のようにブログでも紹介されていますが、名古屋まではちょっと遠くて・・・という方にオススメ情報です。

生物多様性JAPANほかが製作した「地球生きもの いのちのつながり」をひとはくで上映中です。もともとBS−TBSで放映されたときには54分だったのですが、それをわずか17分に編集しています。

タイトル▲タイトル画面です

岩槻邦男館長が出演され、司会はイルカさんです。17分に要約して、わかりやすくなっています。
この週末から年内12月26日までの土曜・日曜・祝日の11:30〜14:30の間、繰り返し放映します。(11月7日のフェスティバルの日は除きます)
展示特別企画「ひょうごの生物多様性 瀬戸内海VS日本海」を見られる前でも、見られた後でも、ぜひ、3階アースシアターにお立ち寄りください。

 

アースシアター内

▲アースシアターは50席。ちょっとした団体様でも十分ご覧いただけます(^^)

もちろん、団体向けに研究員から見学する前に30分ほどお話しする「ひとはく博士のいきものトーク」も実施しています。
詳しくは、生涯学習課(079-559-2002)までお問い合わせください。

ひとはくでは今、「化石大集合2010−過去に起こった生物大量絶滅事件−」、「ひとはくかわらばん」応募作品全818点など展示中です。
見どころいっぱいのひとはくに、ぜひ、お越しください。
スタッフ一同、心よりお待ち申し上げます。
(生涯学習課長 平松紳一)

標本みてナンボ

2010年10月21日
 9月14日に「標本帰着」として書いたオサムシの件,近々印刷物になりますとも書いて
いましたが,その雑誌が届きました;

井村有希,2010.日本産とされるミヤマカタビロオサムシの標本について,
月刊むし(477):26-29.

です.詳細はこれ ↑ をお読みください.

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 日本からも採集記録があるのにその後,採れていない謎のオサムシ.記録の元になった
標本も所在も不明でした.西宮市自然保護協会の方々が別の調査で来館された際,所蔵の
江田コレクションを見てもらったところ,その中の一つがまさにその個体だと指摘いただ
きました.で,井村氏に精査と公表ををお願いしていたのです.
 この『幻の日本産種』.たぶん,オサムシ研究者の間では「何かの間違いではないか」
「たぶん何かにまぎれて来たのでは」と考えられていたと思われます.でも,たとえば日
本産のオサムシのリストから除外する,という処置さえ困難です.しかし,今回公表され
たような,現物の標本はコレコレこうである,という事実が分かれば,自分はこう考える,
と判断できるのです.

 否定するにも肯定するにも標本みてナンボなのです.

昆虫共生 沢田

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