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5月17日、具体的な作業が始まりました。おもに海水に浸かった標本の塩抜きや泥を洗い落とす作業をおこないます。

初めに標本を袋から出し、水につけてごみなどを落とします。ラベルをなくさないよう十分注意します。

その後、新しい水にしばらく浸したあと、台紙ごと水から出して乾かします。

shionuki1.jpg  shionuki2.jpg  shionuki3.jpg

 

そのまま新聞にはさむと新聞紙に標本がくっついてしまうので、館員から寄せられた古シーツや古ワイシャツなどを、新聞の大きさに切り取って標本を挟みます。

そして、重石をして軽く水気を切った後、標本を乾燥機に入れて乾かします。

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こうした地道な作業をへて、また立派な標本としてよみがえる日を待ちます。


→「津波被害にあった標本を救おう4」へ続く。

頭上注意

2011年5月18日

 4階から出入りされることのあるお客さま、頭上にご注意ください。

 

ヒナはいるのかなぁ(ΘΘ) 

 ヒナがいるのかいないのか?まだ確認していませんが、ツバメの巣があります。

 4階入口付近の天井の一角です。

月に一度の・・・・

2011年5月18日

 

朝からどちらへお出かけ?今日は月に一度の「クリーン作戦」Dayでした

 

 ひとはく は深田公園の中に建っています。その深田公園のすぐそばにはFLORA88っていうショッピングセンターがあります。

 毎月一回中頃の水曜日の朝8:309:00、フラワータウン周辺の企業や商店などで一帯のクリーン作戦を行っています。   

         火ばしと袋と軍手と 月に一回ですが、結構ゴミが落ちていますね。道路の端にもたっくさんのゴミが落ちています。すぐ横を朝の通勤の自動車も通り過ぎていきますから、安全には注意してゴミを回収します。

  

     結構怖いですよ    たばこの吸い殻も多いなぁ

  回収したゴミは、分別して廃棄します。 

       燃えるモノ燃えないモノ、ガラス、ビン、金属・・・・・・・

 深田公園を中心にとても美しい街並みのひろがるフラワータウン。私はこの街が好きです。ゴミが一つでもなくなるとイイですね。

 ゴミを捨てるのは、若い人だけじゃないし、たばこの吸い殻を投げ捨てるのは男性だけではない。

 

 地球を汚すのも人間。美しくするのも人間。

 

           あなたは、どっちの人間ですか?

 

 

陸前高田市立博物館の標本を救うため、人と自然の博物館では600点の押し葉標本を受け持つことになりました。

5月13日、まずは300点の標本が送られてきました。10点ずつ袋に入っており、1箱に100枚の標本が入ったものが3箱やってきました。
tochaku1.jpg  tochaku2.jpg

それぞれの袋の中には少量のアルコールが入れられています。なるべく腐らないようにするためです。標本は箱から出してすぐ冷蔵庫で保管されました。このまま常温で置いておくとやっぱり腐ってしまうからです。
tochaku3.jpg 

この状態で5月17日からの洗浄作業日を待ちます。

→「津波被害にあった標本を救おう3」へ続く。

津波被害にあった陸前高田市立博物館の植物標本の一部をひとはくで救済することになりました。

陸前高田市博物館の生物標本には明治時代に採集された貴重な標本が含まれています。これらは、20世紀初頭からの三陸海岸の生物相を記録する重要な証拠として学術的価値が高いものです。

しかし、今回の東北地方太平洋沖地震で発生した津波により、多数の標本が海水や泥を被ってしまいました。海水を被った標本の一部は腐敗がはじまり、カビも発生しています。

higai1.jpg  higai2.jpg 

(岩手県立博物館撮影)

そこで、岩手県教育委員会と県内博物館・文化財関係者が陸前高田市職員やボランティアの方々らが陸前高田市博物館の標本救済に立ちあがりました。

けれども、被災点数が多く、岩手県内のみで短期間に処理できる量をはるかに超えていたため、全国の博物館へ標本救済の協力が依頼されたのです。

被害状況などは下記URLをご覧ください(岩手県立博物館)。

http://www.geocities.jp/curaiwt/rescue/press1.htm

→「津波被害にあった標本を救おう2」へ続く。

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