第2回 ひとはくいきもの かわらばん
もう応募票は お手元に届いていますか?
まだの方は、ひとはくのホームページからもダウンロード(ここをクリックしてください)できるので、試してください。
かわらばんとは、江戸時代、天変地異や火事などの事件を一枚の紙に印刷して売り歩いたものです。新聞やテレビ、インターネットのなかった江戸時代では、町の人びとはこのかわらばんで、いろいろな事件を知りました。きみも、身の回りで目撃した自然や生き物の不思議について、一枚の紙にまとめて全世界の人たちに教えてあげましょう。ご応募いただいた作品はすべてひとはくに展示する予定です。
さぁ、この夏。どんどん応募してください。
美しいでしょうヘ(^o^)/
ひとはくの入口前で、多くのお客さんをお出迎えしてくれています。
今回は、その「展示」の裏話をちょっとだけお知らせします。
この写真をご覧ください。
時間は、ひとはく閉館後。場所は、ひとはくサロンの一角。写っている人物は、布施主任研究員、山本研究員とフロアスタッフ。何をやっているのかというと・・・・・・・・・
標本の修復作業を行ってこられた布施主任研究員や山本研究員から、展示についてフロアスタッフに説明している様子です。
カウンターに座っているフロアスタッフにお客さまから質問があった時、説明できるよう事前に学習しています。展示するだけではなく、その後のこともフォローできる体制で臨んでいます。
実はもう一つ、秘密(裏話)があります。
展示の準備中の写真があまりなくて伝わりにくいのですが、準備のために夜遅くまでかかって壁面にパネルを設置したり、大型の展示ケースに陳列したりと、あぁでもない、こぉでもない、と夜の間に(お客さんがいらっしゃらない間に)、作業が進みました。だいたい展示の準備は夜の間にすることが多いです。昼間はお客さんの邪魔になりますからね。
で、
それは、お客さまが展示を見られる時に、どんな風に見ていらっしゃるかを布施主任研究員が観察し、もっと見ていただきやすいように、もっと伝わりやすいようにとの配慮で配置転換を行いました。
ひとはくの展示は、ただ展示するだけじゃない。
そこに「伝えたい心」があることを知りました。
展示会場には、東日本で被災された方への応援メッセージを書いていただくコーナーも工夫しています。
ぜひ、ひとはくに足を運んでください。
そして、
遠くにいてもできる被災地支援に参加してください。
先日、カナダのTuscany Schoolから日本へ向けての応援メッセージが届きました。
カナダの小学生のお友達が、紙に色を塗って折鶴を作ってくれたもので、とても素敵な色合いの鶴がたくさん届きました。
折鶴には一言メッセージが添えられています。また、日本語学校のお友達からは日本に向けてお手紙も書いてくれました。
遠く海の向こうからも、私たちのことを気遣ってくれているんですね。
ありがとうございます。
皆さんが書いてくださったメッセージも、随時メッセージコーナーで紹介していきます。
→「津波被害にあった標本を救おう17」へ続く。
http://hitohaku.jp/blog/2011/06/post_1248/
三匹のうち一匹(52番)は、前回成虫になったことを報告しましたが...
あとの二匹について
うれしいお知らせと、悲しいお知らせがあります。
一匹(55番)は、見事なツヤのある元気な成虫になりました。
しかし、もう一匹(54番)は、土のなかで死んでいました。
みんな無事に育ってほしいと思っていただけに残念ですが
自然界の常です。 仕方のないことです。
左)55番
右)54番
52番 幼虫時 29.9グラム → 9.3グラム
55番 幼虫時 28.4グラム → 9.5グラム
幼虫の3分の1ぐらいの重さになっていることに
スタッフも驚きました。
個体によりツノの長さや、角度、色合いなどに微妙に違いがあり、識別できるそうです。
(八木先生談)
そう思ってみると確かに 52番と55番では、ツノの長さに違いがあります。
カブトムシも一見すべて同じに見えますが、人間と同じで個性があるんですね。
フロアスタッフ せら ゆうこ