今回日本から参加したスクール生は、兵庫県をはじめ京都府や大阪府、遠くは愛知県の小学校6年生から高校2年生まで、男女28名でした。学校や学年、性別の違う4つの班を作り、8日間の共同生活をしました。
ボルネオのラハダトゥでは、現地の学校のラハダトゥ・サイエンススクールを訪問し、日本の文化を紹介したり、ボルネオの文化(現地の結婚式の様子など)を紹介されたりしました。 また、今回の東日本大震災の義援金を頂きました。ありがとうございました。義援金は日本に持ち帰り赤十字に送りました。ラハダトゥ・サイエンススクールの生徒8名も一緒に、総勢36名のスクール生で、ジャングルに向かいました。
ジャングルでは、フィールドセンターとレインフォレストロッジに宿泊しました。はじめに宿泊したフィールドセンターは、研究者用のロッジで、2段ベッドでした。
自然観察トレッキングでは、高い木に登ったり、水生昆虫の調査・発表をしたり、ナイトウォークなどをしました。タイガーリーチと呼ばれるヒルに血を吸われた人や、タマヤスデを手に乗せて観察した人がいました。
レインフォレストロッジでは、ナイトウォークでめったに会えないニシメガネザルに出会えました。キャノピーウォークでは、長いつり橋を渡り恐怖を感じました。
自然観察トレッキングでは、登山をして絶景を眺め、ジャグジープールで汗を流しました。最後にはオランウータンのあぶさんにも出会えました。
帰国前日には、サバ大学を訪問し、収蔵庫を見学させていただいたり、大学の水族館を見学したりしました。また、無人島に渡り海洋環境学習をしました。海がとてもきれいで魚がたくさんいました。
とても充実した8日間でした。また、大きな事故や怪我、病気もなく無事に全員元気に帰ってきました。はじめて家族と離れて生活した人、リーダーとしてみんなを引っ張ってくれた人、それぞれみんな成長しました。スクール生の皆さんに、今回の経験をこれからの生活に活かしてもらえたらと思います。
生涯学習課 本多淳二