本日のお昼過ぎに、
ご家族と一緒に神戸から来られた、小学生の女の子が、
砂場で拾った骨のようなもの(下の写真)を持って、
御来館されました。
(布施主任研究員撮影)
女の子はこれをとても大切にしているそうです。
だけど、これが何なのか解らないので、
博物館に尋ねに来られました。
博物館には、多くの研究員がいます。
女の子が砂場のどこで見つけたかなど聞きながら、
自然史科学、爬虫両生類学が専門の太田主任研究員が、
ルーペでしっかり観察をします。
魚の骨かもしれないので、
植物生態学、熱帯生態学が専門の北村研究員が、
魚の骨の本を出してきてくれました。
少し削って燃やして本物かどうか確認しました。
燃えなかったので、本物の骨のようです。
古脊椎動物学が専門の三枝主任研究員が、
ナマズのひれのところにある骨であると調べてきてくれました。
化石でもよく見られるそうです。
古生物学、地質学が専門の古谷主任研究員が、
インターネットからナマズの骨の画像を印刷してくれました。
館内をご家族で見学中に、
博物館の研究員のチームワークで、
女の子の大切な骨のようなものが、
『なまずのむなびれの支持骨』であると解決しました。
小学生の女の子とご家族は、このあと
多くのイベントに参加して、閉館までおられました。
とても喜ばれて帰られました。
また、みなさまも解らないことがありましたら、
是非、博物館に尋ねて来てください。
お待ちしております。
生涯学習課 本多淳二