2月14日(月)〜23日(水)の午前中まで、淡路島の南あわじ市阿万(あま)にあります、国立淡路青少年交流の家(独立行政法人国立青少年教育振興機構)で、館外展示やセミナーを行っております。
▲参加者募集のチラシです。島内のほとんどの学校にご案内しました。
この青少年交流の家のある吹上浜(ふきあげはま)は、海浜植物や昆虫など、特徴的な生物の他に、和泉層群(いずみそうぐん)と呼ばれる”しましま”の地層が見られます。この地層は恐竜が生きていた時代である”中生代”の地層で化石も見つかることより、これらの貴重な自然を、島内の学校の方々や地域の方々、この施設を研修でご利用のみなさまにご紹介しようと、化石や絶滅危惧種の館外展示、化石発掘のセミナー、レプリカづくり体験を実施しました。
▲南あわじ地学の会の皆様にもご協力いただきました。来館者に説明する代表の野田さんです。南あわじで産出した貴重なアンモナイトの化石も特別に展示。
2月15日(火)には、地元南あわじ市立阿万小学校6年生35名を対象に、展示物を使った化石や丹波の恐竜、生物多様性に関する授業を行いました。また、化石のレプリカづくりも体験していただきました。
▲本物の化石を使っての説明。わかりやすかったかな? 兵庫県ではここにしかいない「ヤマトマダラバッタ」の巨大模型にびっくり! 沢田研究員特製の3D写真に感激!! 鈴木研究員提供の生体展示「アワジマイマイ」こんなの普通にいるよとのことでした。でも島外にはいません!?
2月19日(土)に開催しましたセミナーでは、化石発掘体験に10組23名(応募は50組程度あり)、レプリカづくり体験には169名の方々に挑戦していただきました。
▲解説中の古谷主任研究員。県立淡路三原高等学校の科学部3名も参加していただきました。化石発掘現場に移動、交流の家の職員さんに大変お世話になりました。
▲一方ロビーでは、化石のレプリカづくりが大盛況!! スタッフの寺尾さん、大本さんお疲れさまでした。パネルの解説も大賑わいでした。
この館外展示は2月23日の午前中で終了しますが、展示期間を通じて多くの方にご覧いただけたと思います。交流の家に研修で宿泊されている方々にも研修の合間にご覧いただくとができました。また機会がありましたら実施できれば良いなと考えております。
淡路青少年交流の家の情報は
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http://awaji.niye.go.jp/
(生涯学習課 西岡敬三)