昨日(2月4日),ひとはくに面白いものが持ち込まれました。それは「カゴタケ」。キノコの仲間です。
「何これ?」「えっ,きのこなの?」「ボールみたい」など,反応は上々。
本当にユニークな形です。
カゴタケは,地上に生えるキノコ。若い時(幼菌)は,袋に包まれていますが,成熟すると袋をつきやぶって白い籠が出てきます。左の写真は籠が大きく広がった状態。内側に見える黒い粘液は,グレバと呼ばれる部分で,ここに胞子があります。
産地は三田市。標本にするべく処理をしました。
面白い生き物・不思議な生き物を見つけたら,博物館に持ってきてくださいね。
<自然・環境評価研究部 布施静香>