今日、宝塚市立長尾小学校3年6組担任の後藤先生が来館。
手には、後藤先生のクラスの児童34人が、校区内、子どもたちの手の届く範囲で生きもの、植物などを観察記録し図鑑にした「長尾の図鑑」8冊が。
図鑑には、写真のほか、名前、採集場所、採集年月日、観察記録などが記録されていました。
中には名前が分からないものも。それを博物館の昆虫や植物の専門家に見てもらおうと来館されました。
私も、ちょっと、話を聞いてみましょう・・・、
八木主任研究員「色・形・大きさの他、どんなとこにいたか、も記録するといい。」
「よ〜く観察するには、スケッチするのがいいですよ。」
「写真だとスケールが分からないままだけど、スケッチすると、自分で大きさをはかるんですよ。」
「今度はスケッチしてみてください。」
なるほ〜ど。☆⌒c( ̄▽ ̄)
これは、ハチを観察する私も参考になります。
小舘研究員「この葉っぱ、よく採れましたね。手が、かぶれませんでしたか?」
【え?何?(・vv・) ???】(と私。心の中で叫ぶ。)
なんと、ウルシのなかまの紅葉した葉っぱを採取し、撮影されていました。
小舘研究員「ウルシのなかまは、かぶれる場合があります。」
【え〜?こわ〜っ。】(と私。心の中で叫ぶ。)
話が終わって・・・、
私が、【全部の種類、分かりましたか?】と聞くと、
小舘研究員「(植物で)何の種類か、分からないのもありました。」
八木主任研究員「『分からない』と分かることも大切。」
(熱心に話を聞く後藤先生)
1学期から図鑑を作り始めて2学期までで8冊。
3学期が終わるころには10冊を超えているでしょうね。
子どもたちも、遊び感覚のように楽しくやっているそうです。
そんな子どもたちを指導する、後藤先生は「教えるもんが、『おもろい』と思わんと。それが基本です。」と笑顔で話していました。
同定した八木主任研究員は「先生の熱意と指導の意欲が感じられる」と言っていました。
そんな、熱意にあふれた先生をひとはくは応援します!
小林美樹(生涯学習課)