SANY0079.jpg芦屋川の上流に位置する芦有ゲート入口付近にて、水生昆虫の観察会を実施しました。
いつも観察会を一緒にさせていただいておりますNPO法人さんぴぃす の皆さんの絶大なるご協力のもとで開催いたしました。地元の芦屋の子ども達に声をかけてくださったおかげ、なんと80名近いかたが参加されました。川はにぎわっております。

さて、観察会の成果はどうでしょうか。
この季節は、水生昆虫の観察には非常に好適です。たくさんの昆虫や魚、カニなどが採れました。
大物のドンコも(下の写真)。ヘビトンボや大型のカワゲラがたくさん、カワヨシノボリやサワガニは普通種に。カジカガエルも2匹採れました。

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たくさん種類を観察するだけなら、3月や4月がいいのですが、一般の方が参加するには、ちょっと寒い。ということで、なんとか幼虫が羽化して数が減ってしまう前にということで、5月8日に開催しました。ちょっと天気も気になりましたが、晴れてよかったです。

SANY0102.jpg こんな風に採った生物を川のなかに脚立(洗車用)をおいて小さな容器に分け分けしてゆきます。
こうすると、自分がとったものが、他の誰もがとっていない種なのかどうかが分かります。必死で見比べながら、仕分けしてゆきます。子ども達は、自分がはじめてだと思って、勢い勇んでやってくるのですが、2番目だったりするとポイっと。そうなんです、こどもたちには、2番じゃダメみたいなんです、水生昆虫仕分けは。
こうすると、小さな昆虫を探す意欲が湧き、観察の眼が鍛えられます。普段は無視されるユスリカやブユ、コカゲロウやオナシカワゲラなんかもきっちり採集されます。ちなみに、右手の女の子は、カワゲラ科3種の斑紋を見分ける達人になってます。

そんなこんなで、たくさんの種類がみつかりました。まだ正確には数えてませんが、ざっと30種類以上は採集できました。ちょっと足下は寒かったのですが、みなさん大収穫、それと都会からすぐのところに、こんなキレイな渓流があって、たくさんの、しかもユニークな昆虫たちが生息していることを実感して頂き、満足して頂けた様子でした。

SANY0153.jpg会が終わってからも、プラナリアを探す人や仕分けした容器内の水生昆虫を観察する子どもや、親子で観察会セカンドステージに突入する人も。

川の観察会は、つぎは加古川上流部の青垣町で7月18日に開催します。
http://www.hitohaku.jp/education/10syousai/D10.html
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(流域生態研究G みつはしひろむね)


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