さて、何の小屋でしょう? 以前は三田市内でもよく見かけたものですが、最近は少なくなり、貴重なものですが、「ウド小屋」と呼ばれるものです。
実はこの小屋の中で「ウド」を栽培されているのです。「独活(ウド)の大木」という言葉の由来となったウドのことです。「ウド」という植物は、成長すると、高さが、1.5mから2m近くになりますが、茎がやわらかく弱いので、木材の材料としては、使えないため、このように言うようです。ウドは、草の一つですが、外見が、木のように立派に見えるので、このようなことわざが生まれたのではないかと考えられます。
で、そのウドが大木になるまでのものが食用とされます。「三田ウド」も兵庫県内では特産品とされています。出荷は例年2月中旬から3月中旬頃ですので、まもなく店頭でもお目見えすると思います。
ひとはくも2月6日(土)から開館しますが、三田にお越しの際には数少なくなった「ウド小屋」を探してみてください。
情報管理課:八尾
ちなみに「独活の大木」の対になるのは「山椒は小粒でぴりりと辛い」かな?