2009年度に会の結成15周年を迎えた「人と自然の会」では、記念事業の一環として、11月28日(土)、「県立ささやまの森公園」の皆さんとの「広域交流会」を持ちました。
広域の交流会を開くことで、それぞれの団体の活動の様子や課題を実体験を通して認識し、それぞれがこれからの活動のあり方や、進め方について新たな気持ちで考えていくきっかけを作ることが出来たと思います。
実施場所は、「県立ささやまの森公園」。
われわれ「人と自然の会」のメンバーが、エコツーリズムバスを利用して33名大挙して同公園に訪問させていただきました。
実施内容は、「ささやまの森公園公募プログラム」等の体験学習と樋口公園長の講演、スタッフとの交流会。
体験学習では、恵まれた自然環境を生かした活動を続けておられる同公園のスタッフの皆さんの献身的なご協力で、非常に楽しく、貴重な学習をさせていただきました。
具体的な体験プログラムは、次の3プログラムです。
A班 炭焼き体験(参加者 13名)
炭焼き体験班は事前に材料の準備にも参加しました。(11月8日)
放置されている竹やぶから軽トラック1台分の竹を切ってきました。
これから炭焼き釜に入れるように竹割りをします。
11月28日 体験&交流会
釜を蓋するための土をこねます。 竹を炭焼き釜に入れていきます。
これが結構、力作業でした。
B班 こんにゃく作り体験、竹の食器作り(参加者13名)
こんにゃくについてまず、学習。 こんにゃくを作るのは重労働です。
こんにゃく芋をすりつぶした上、凝固剤を加えてよく練ります。
お好みで、パブリカの粉末などを加えて色彩も豊かにできます。
型に入れたり、手で丸めたりして、好みの形にした上、約40分程度茹でて(独特の強いアクを抜く)、出来上がりです。
新鮮で、腰があり歯ざわりもよく市販のものよりとても美味です。
C班 ささやまの森自然観察、竹の食器作り(参加者7名)
自然観察班は樋口公園長に「アカマツの散策路」を案内していただきました。モリアオガエルが多く生息する池、隠し田ハンノキ林など興味の尽きないコースでした。
今回のイベントは、記念事業の一環として実施したものですが、これを契機として、広域交流の場をもてれば、市民一般の皆さんの参加も得られるような工夫を重ねて、今後の「更に広がりを持った活動」の展開が図れるものとの想いを強くして、帰途に着きました。 石倉則雄(NPO法人 人と自然の会)
公園長の講演では、同公園の活動状況などについて示唆に富んだお話を伺い、われわれの活動を今一度振り返ってみるヒントを頂きました。
交流会では、双方のメンバーが、自由な意見交換を行いました。
それぞれの長所・利点や、課題などを理解し、相互のプログラムやイベントに関する相互連携の検討など、その活用や問題解決に向けてのヒントやきっかけを得ることが出来ました。