つづいては、兵庫県立美術館で開催中の「だまし絵」展と連携した「だまし絵といろんなだまし」です。昨年度からの美術館と博物館の連携がさらに発展して、ついに連携展示です。 県立美術館からの「だまし絵」ポスターをはじめ、ひとはくからは、虫や建物、なまず絵、そして狸のだましなどいろんなだましを展示しています。
入口には昔なつかしい紙芝居自転車。中身は、「狸のだまし」ということで、淡路につたわる「芝右衛門狸」の紙芝居。
この日は幼稚園の先生が子どもたちに実演中でした。参加型の展示。それも人の介在した・・・。ありがとうさんです。これぞ、演示です!
奥にはいると、擬態する昆虫の標本。巨大で派手なナナフシやハチに化けたアブなど「生きるためにだます虫たち」と出会えます!
そして、立体めがねで見る昆虫3Dの迫力はすごい・・・。 こどもたちも「うわー!触れそう!この虫動く〜」と大はしゃぎです。
建物のトリックは「どちらが高く見えるかな」です。本当は同じ高さなのに違って見えてあら不思議・・・。
奥には、なんと江戸のだまし絵師 歌川国芳のかいた版本!国芳自身が書いた肖像画もあります。美術館でも見られない貴重な資料です。ほかに地震で有名ななまず絵も・・・。
それから、謎の絵師珍元斎の「芝右衛門狸」の紙芝居原画もあります。百聞は一見にしかず。
芝右衛門狸風はく製も待っています。ぜひ、ひとはくでだましの世界にひたってみてください。 川東丈純