めっきり秋らしくなってきました。植物たちも冬越しの支度をはじめています。今日はユクノキというマメ科植物の冬芽をご紹介します。 

2枚の写真を用意しました。どこが違うかお分かりですか?右手に持っている葉柄の根元の変化にご注目。下の写真では、葉がついていた場所から白い円錐状のものが顔を出しています。これが冬芽です。葉柄の基部が鞘状に膨らんで冬芽を包み、保護しているのです(葉柄内芽といいます)。今年展開した葉が、来年成長する予定の「枝の赤ちゃん」である冬芽を守っているわけです。よく出来た仕組みだと思いませんか? (自然・環境評価研究部 高野温子)

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