いやいや恐竜ではないんです。ひとはくの建物の中でこっそり這い回っていました。来館されたお客さんは立ち入ることができませんが、私が執務している部屋の近くの廊下の片隅に潜んでました。
専門家でないので正確なことはわかりませんが、これは、ニホンカナヘビ(は虫類)だと思います。ヘビってついてるけど、ヘビじゃないんだね。有鱗目トカゲ亜目に属します。さらにカナヘビ科、クサカナヘビ属で、図鑑などで調べると日本固有種だそうです。
体表面が鱗(うろこ)みたいになってる様子から有鱗目という名前になったんでしょうね。でもどうして、ヘビではないのにヘビって名前がついているのかな?
身の回りにいて、よく見かける動物や植物でも、わからないことや不思議なことがあるんですね。そんな不思議や疑問を調べて自由研究にするのもいいかも知れません。
もう2学期が始まっている学校もあると思いますが、まだ夏休みの学校もありますね。夏休みの自由研究や宿題は終わりましたか?
ひとはくは夏休み中もずーっと開館していますから、宿題がまだの人や自由研究でわからないことなどあれば、どんどん博物館に来てください。
情報管理課:八尾 滋樹