なんと、昆虫写真家 栗林慧さんが、ぎっちょん君参上展のイベントで、8月1日、2日と2日間も、長崎から、はるばるひとはくにやってきました。初日は、「鳴く虫撮影のおもいで」と題しての講演。
お客さんは満杯で、2F展示室前のスペースからあふれ、廊下部分までに人だらけです。
大谷研究員が6年間も長崎の栗林さんのところに居候・・・いやパートナーだった縁での瞬間写真展の開催と来館と相成りました。
昆虫の映像や写真を見ながらの、いろんなエピソードがきけました。虫の目線で虫たちが食べたり戦ったりする映像は大迫力。それに、バッタが哲学者のように海を見下ろしている光景は、虫にも背景にもピントが合い、とても不思議な世界でした。
虫好きな栗林さんですが、草むらで必死に虫の瞬間をねらって待っている時に、ブーンと現れる蚊はきらいだそうです。虫の近くまでレンズを近づけて撮るので、近づきやすい虫とか虫の特徴によって撮
り方を変えるなどの工夫も伝授してくださいました。
そして、翌日です。
栗林さんと写真であそぼう!です。1時間と短い時間でしたが、栗林さんと一緒に虫とりをして、虫の写真を撮ろうというぜいたくな試みです。
ひとはく連携グループのきんひばりの面々も虫捕り応援隊として参加してくれました。ありがとう!
なんとか晴れた深田公園で子どもたちに囲まれ、昆虫写真を撮る栗林さんは少年のようでした。
最初は、少年がコクワガタをゲット!すばらしい!木にとまらえせて、さっそく撮影です。
写真好きな大人たちには、インターホンのレンズを自作でつけるなどの工夫でおもしろい昆虫写真が撮れるとのマル秘テクニックを伝授しました。
子どもたちとは、虫捕りならぬ虫撮り大会です。大人もまざって小さなバッタやカマキリ、コクワガタなどをしゃがんで撮る光景はおもしろ美しい光景でありました。
最後は、2Fのぎっちょん君参上展の自然の瞬間写真展示をご案内いただきました。大人も子供も大満足の楽しい2日間、栗林さん、ありがとうございました!ぎっちょん君参上展の栗林さんの自然の瞬間展示は8月31日までです。
お見逃しなく!
川東丈純