12日に「小さな虫の標本作り」の講座を行いました.
標本にするのは主に5ミリくらいの虫で,天気がよければ博物館の周りで採ります.
例年はコフキゾウムシがよく採れ,顕微鏡で見るとキラキラと奇麗なので,講師と
しては頼りにしている種類なのですが,今回は草刈り直後で激減(>o<)
その代わりに主役になってくれたのが写真のオオクチブトゾウムシでした.深田公
園でもときどき採れた虫ですが.今年はなぜかよく見かけます.コナラの葉などに止
まっていることが多いようです.みんなで探して人数分ゲット!
他の場所でもそんなに珍しい虫でもないけれども多い種でもなく,割と大きなクチ
ブトゾウなので,どちらかというと採れたら嬉しい虫です.
野外では黄色っぽい粉で覆われているのですが,標本にすると茶色い背面と緑の側
面のツートーンです.緑色はコフキゾウと同じように鱗片の色です.
昆虫共生・沢田佳久