帰ってきたファーブル。といっても、ジャン・アンリ・ファーブルが生き返った
わけでもなく、あの日高敏隆先生の著作「帰ってきたファーブル」の紹介でもありません。
時は、7月5日。場所は、有馬富士公園の有馬富士自然学習センター。
昨年実施した「ひとはくファーブル大作戦!」のなつかしいイベントが1日だけ帰ってきたのであります。
その模様を紹介します。
自然学習センターの動物のふんを紹介する企画展「森のそうじ屋さん」にちなみ、巨大ふん玉、スカラベのかぶりものを従え、橋本佳明研究員といってきました。
タイトルは河南堂珍元斎のお絵かき講談「うんち大好き すからべぇ」です。
寸劇つきの参加型講談で、こどもたちに、主役の「すからべえ」やふん玉を力づくで奪いとる「すからべえもん」、手伝うふりをしてふん玉を奪おうとする「すかはち」をやってもらいました。
すからべえとすからべえもんは、6年生の男の子たちで、たちまわりも恥ずかしがらずにやってくれ、上手いもんでした。
なんと、すかはちは3歳のかわいい男の子。ふん玉をだましてとるような子に決して見えないのが、とてもよかったです。
講談のあとは、うんち虫博士、橋本佳明研究員のファーブル+ふん虫講座。
パワーポイントでやらずにあえてアナログに紙芝居風にしました。紙芝居のおっちゃんは子どもたちに大人気でした。
さいごは、有馬富士に生息する生きたふん虫センチコガネやムネアカセンチコガネをさわったり、模型やふん虫を見てのお絵かきです。珍元斎もセンスに描いて子どもたちにプレゼントしました。
このときみんなが描いてくれた絵は、ひとはくの「ぎっちょん君参上!」展でキリギリスの絵と一緒に展示中です。ぜひ、見てくださいね。
ぎっちょん君チーム 川東丈純