本日、兵庫県立有馬高等学校人と自然科の1年生35名が来館され、高校連携セミナー「標本資料を理解する」の第2回「標本の重要性と管理」を受講されました。
高校連携セミナーは、学校の授業の一部を、学校を飛び出し、ここ人と自然の博物館で行うもので、講師は森林多様性研究グループの高野温子主任研究員です。
今日は日中大雨で、自転車でお越しの生徒のみなさんは服がぬれて大変でした。高野先生の講義を聞いた後は、2班に分かれ実習と見学を行いました。
植物標本の作製に挑戦しました
前回(5/15)に採取した植物を、新聞紙に挟み乾燥させたものを、コテと専用の接着テープを使って台紙に固定しました。
採取した植物の名前や採取場所等を記入した標本用のラベルも貼り付け、世界にひとつだけのMy植物標本の完成です。これでなんと、植物学者がつくる標本と同じとは驚きです。
ひとはく自慢の収蔵庫を見学しました
人と自然の博物館が誇る植物や昆虫などの収蔵庫を見学しました。頑丈な二重扉の中には、背丈より高い標本を収めた棚が整然と並んでいます。棚の中には標本がびっしり...
室内は一定の温度、湿度に保たれています。館職員と一緒でないと入れない場所で、何十年も前の標本が、大切に保管されています。
標本は植物や昆虫だけではありません。こんな標本も・・・ 夜に来ると怖そうです!
学校ではできない体験でした
人と自然の博物館では、高校連携セミナーを開催し、高等学校の学習のお手伝いをしております。
生物学者が作成する標本づくりや、標本収蔵庫の見学等、学校では体験できない内容の授業を受けることができます。
本日受講された県立有馬高等学校の生徒のみなさんお疲れ様でした。ひとはくでの学習はいかがだったでしょうか?今日学習されたことを、今後の学校での勉強に生かしてください。
引率の先生方、講師の先生方もお疲れ様でした。
(生涯学習課 西岡 敬三)