明石市立朝霧小学校3年生のみなさんは、2008年秋、校庭のバッタを調べて、バッタマップをつくりました。
模造紙に拡大した校庭の地図を用意します。
児童のみなさんが、バッタを見つけた場所に、付せんを貼っていきます。自分でつかまえた場所は、みんな、よくおぼえています。
付せんには、バッタの種名、絵、どんなところにいたかが書かれています。
絵を描くことで、虫をじっくり観察することができます。みんな、特徴をよく捉えています。
1月の終わり、まとめの授業のときに、私が学校を訪問し、コメントをしました。
バッタとキリギリスのちがいや、バッタの種類、生活についてなど。
バッタは、子どもたちにも先生にも、扱いやすい昆虫です。室内飼育も簡単です。
都市部の学校にも、数種類が必ず見られます。学習素材として活用されてはどうでしょう。
また、バッタの種類によって、草のないところによくいるもの、草が深いところによくいるもの、林のふちにいるものなど、環境の好みが異なります。バッタとりを楽しみながら、虫と環境のちがいに気づくこともできます。
いろんな学校でバッタの種類を比べてみるとおもしろいですね。
(八木 剛@自然・環境評価研究部)